2025年03月30日
奄美大島に転入されてきた方へ
こんにちは、獣医師の伊藤です
転出話と同じく修正再投稿になります
新しく奄美へ転入してきた方・してくる方も多くいらっしゃると思います。
奄美大島ってペットの病気や予防はどんなん?気を付けることは何だろうか?と思っている方も多くいると思います。
少しでも参考になりますように!
前回の転入転出とともに参考にされてください
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/e867178.html
・ネコちゃんにも登録制度があります(奄美大島・徳之島)
ワンちゃんは狂犬病ワクチン・登録をしている子は登録住所変更が必要です。
各役場に問い合わせください。
接種歴がある子は元居た市町村で登録をされています。住所変更の手続きをします。
接種歴がない子はまず新規登録が必要となります。
奄美大島では各市町村で4~5月ころ(11月にもある市町村もあります)に狂犬病の集合注射がありますが、大抵各集落を10分~15分間隔で巡回します。
日程や時間は広報紙などで分かります(奄美市は4月予定です、龍郷町は5月予定です)
結構スピーディーに巡回します
集合注射に日程が合わない方、他のワンちゃんが苦手な方は病院で接種をしても費用は変わりません。
当院では龍郷町・奄美市在住の飼い主さんに関しては院内で登録と済票交付(鑑札)までできます。
宇検村や大和村、瀬戸内町に関しては注射済証をお渡しするので、それをもって役場で済票(鑑札)を交付してもらってください
ネコちゃんは役場に登録に行きます(ネコちゃんは連れて行く必要はありません)鑑札が交付されます。
当院では奄美市・龍郷町(印鑑を持ってきてください)関しては代行できますので、院内で鑑札交付までできます
ネコちゃんに関してはマイクロチップの装着も義務化されていますので、チップが入っていない子は登録の際に助成申請をしていただければ
装着自体は病院ですぐにすることができます。注射の要領ですので、思ったより早いんだね!と言われることも多いです。
チップ装着自体は診察時間の間ですぐに済ませられます。
避妊去勢がまだのネコちゃんは手術の助成もあります(手術は予約が必要です)
そして必ず室内飼育の徹底をお願いします。
詳しくは各役場か、病院に問い合わせください。
奄美大島ではノラネコちゃんのTNR(不妊化)もかなり進んでいます。
外で見るノラネコちゃんが耳カットされているのを多く見かけることかと思います
もし耳カットしていないノラネコかな?という子を見かける場合は情報をおしえてください(すぐに増えてしまうので、早めに手術を実施する必要があります!)
・奄美は湿度が高い!!そして暑い!!
これからの季節、予想されているよりかなりの湿度となります!!
クローゼットはしめたらカビ天国となってしまいます。フローリングはペトペトするものです。
ヒトもしんどいですが、動物もしんどい!
除湿器はがっつりしたものをお勧めします!(エアコンの付属程度では追いつかない)
ワンちゃんは意識的にこまめなシャンプーをしてあげてください。
1~2週に1回は必要となってきます。
いわゆる湿疹(細菌性皮膚炎、マラセチア皮膚炎)がかなり多くなります。
暑さは実際気温的には東京などと変わりないようにも思いますが、日差しはかなり強いです。
室内も思いのほか高温になってしまうこともあるので、空調は早めに管理してください。
鳥さんやエキゾチックペットを飼っている飼い主さんは、温度管理とともに湿度管理を強く意識してください
特に季節の変わり目や環境の変わり始めは動物たちにも強い負荷となります。
・ノミダニが多いとともにハブもいます。茂みには入らないで!
ノミ、ダニはかなり多いです。市販の予防薬では効果がないのできちんと病院処方のものを使いましょう。
ハブは市街地でもどこにでも出うるので、ワンちゃんが茂みに顔を突っ込んでしまったり、ネコちゃんを外に出すと非常に危険です。
ハブは命にも関わります!
ワンちゃんが散歩中に急に悲鳴をあげた、出血をしている、急に腫れてきた…
外に出るネコちゃんが顔や手をパンパンに腫れて帰ってきた… などはハブの可能性があります。すぐに相談ください。
・虫も多いし野生動物も多いです。草もぼうぼうになります!
室内にアリ侵入は我が家でも日常茶飯事、ヤモリも同居してるようなもの
その他いろいろな昆虫の侵入出現は良くあるあるです。
雑草などもおどろくべきスピードでもじゃもじゃになってしまいます。
除草剤をまかれているケースもあるので、お散歩中で草を食べてしまう子は気を付けてください(基本草を食べさせる必要はありません)
すぐそばに天然記念物であるルリカケスをはじめ野鳥も多くすんでいます。
民家に営巣もよくあります。
弱っている野鳥などを見かけた際はまず病院や役場に相談してください。
当院は傷病野生動物の受け入れ病院ですので、弱っている動物などは受け入れますが、保護する必要のない巣立ちヒナや鳥インフルエンザのハイリスクの種類などもあります。
いきなり持ち込みはせずに、まずはご相談を!
・フードなどの取り扱い品数は決して多いとは言えません
大きなホームセンター(ビッグツー、ニシムタなど)や大きなドラッグストアではそこそこの品ぞろえがありますが、島内で取り扱っていないメーカーも少なくありません。
これまで使っていたフードを使い続けたい!などの場合はうまく通販などを利用されるのも一つです。
物資の流通のほとんどが船便になるため、悪天候などで船が止まると物流も止まります。
ただし、船便は時として止まるため、ストックには余裕を持たせましょう。
病院取扱の処方食を使っていた子は、余裕をもってお問い合わせください。
同じものの在庫を置いていないケースもありますので、その場合は取り寄せも可能ですが少しお時間がかかります。
湿度や温度が高く劣化しやすい、アリなどが家に入ってくることも少なくないので、フード管理は十分に気をつけましょう
・フィラリアの予防は周年です
ワンちゃんのフィラリア予防に関しては、基本周年予防になります。
忘れずに継続をしてください!
同じメーカーの薬がいい!という飼い主さんは、同じものを取り扱っているかどうか前もってご相談ください。
半年以上予防があいてしまうと検査が必要ですので、いきなり薬だけ出すことができないこともあります。
予防していない子もまだまだ多いので、おのずと感染のリスクが高い状況にあります。
油断せず予防はしてあげてください(予防していない子もこれを機会に検査・予防開始しましょう!)
・動物病院は決して多くはありません
私の認識している状況では、外科(手術など)が対応可能な病院は3件、通常診察業務などが可能な病院は2件です
広い奄美大島内では決して多いとも言えませんし、夜間救急対応ができるわけではありません
前もってしっかり調べた上、かかりつけさんを作ってもらえると良いかなと思います。
当院は時間外は携帯電話での対応はしていますが(留守電に切り替わっていてもメッセージを残してもらえれば折り返します。メッセージがない場合は折り返しをしない場合もあります)
夜間は人手が足りないことなども含め必ず対応できるとは言えません。
なんとかしろ!と叱咤されることもありますが、通常の時間に適切な診療を提供するためにも、時間外に関してはご理解ご協力をお願いします。

私自身も移住の身ではありますが、12年目
島生活は不便のように思えて、案外快適に暮らしています。
その他、島についてのことはお気軽にご相談ください!
楽しくより良い島ライフが始められますように!
転出話と同じく修正再投稿になります
新しく奄美へ転入してきた方・してくる方も多くいらっしゃると思います。
奄美大島ってペットの病気や予防はどんなん?気を付けることは何だろうか?と思っている方も多くいると思います。
少しでも参考になりますように!
前回の転入転出とともに参考にされてください
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/e867178.html
・ネコちゃんにも登録制度があります(奄美大島・徳之島)
ワンちゃんは狂犬病ワクチン・登録をしている子は登録住所変更が必要です。
各役場に問い合わせください。
接種歴がある子は元居た市町村で登録をされています。住所変更の手続きをします。
接種歴がない子はまず新規登録が必要となります。
奄美大島では各市町村で4~5月ころ(11月にもある市町村もあります)に狂犬病の集合注射がありますが、大抵各集落を10分~15分間隔で巡回します。
日程や時間は広報紙などで分かります(奄美市は4月予定です、龍郷町は5月予定です)
結構スピーディーに巡回します
集合注射に日程が合わない方、他のワンちゃんが苦手な方は病院で接種をしても費用は変わりません。
当院では龍郷町・奄美市在住の飼い主さんに関しては院内で登録と済票交付(鑑札)までできます。
宇検村や大和村、瀬戸内町に関しては注射済証をお渡しするので、それをもって役場で済票(鑑札)を交付してもらってください
ネコちゃんは役場に登録に行きます(ネコちゃんは連れて行く必要はありません)鑑札が交付されます。
当院では奄美市・龍郷町(印鑑を持ってきてください)関しては代行できますので、院内で鑑札交付までできます
ネコちゃんに関してはマイクロチップの装着も義務化されていますので、チップが入っていない子は登録の際に助成申請をしていただければ
装着自体は病院ですぐにすることができます。注射の要領ですので、思ったより早いんだね!と言われることも多いです。
チップ装着自体は診察時間の間ですぐに済ませられます。
避妊去勢がまだのネコちゃんは手術の助成もあります(手術は予約が必要です)
そして必ず室内飼育の徹底をお願いします。
詳しくは各役場か、病院に問い合わせください。
奄美大島ではノラネコちゃんのTNR(不妊化)もかなり進んでいます。
外で見るノラネコちゃんが耳カットされているのを多く見かけることかと思います
もし耳カットしていないノラネコかな?という子を見かける場合は情報をおしえてください(すぐに増えてしまうので、早めに手術を実施する必要があります!)
・奄美は湿度が高い!!そして暑い!!
これからの季節、予想されているよりかなりの湿度となります!!
クローゼットはしめたらカビ天国となってしまいます。フローリングはペトペトするものです。
ヒトもしんどいですが、動物もしんどい!
除湿器はがっつりしたものをお勧めします!(エアコンの付属程度では追いつかない)
ワンちゃんは意識的にこまめなシャンプーをしてあげてください。
1~2週に1回は必要となってきます。
いわゆる湿疹(細菌性皮膚炎、マラセチア皮膚炎)がかなり多くなります。
暑さは実際気温的には東京などと変わりないようにも思いますが、日差しはかなり強いです。
室内も思いのほか高温になってしまうこともあるので、空調は早めに管理してください。
鳥さんやエキゾチックペットを飼っている飼い主さんは、温度管理とともに湿度管理を強く意識してください
特に季節の変わり目や環境の変わり始めは動物たちにも強い負荷となります。
・ノミダニが多いとともにハブもいます。茂みには入らないで!
ノミ、ダニはかなり多いです。市販の予防薬では効果がないのできちんと病院処方のものを使いましょう。
ハブは市街地でもどこにでも出うるので、ワンちゃんが茂みに顔を突っ込んでしまったり、ネコちゃんを外に出すと非常に危険です。
ハブは命にも関わります!
ワンちゃんが散歩中に急に悲鳴をあげた、出血をしている、急に腫れてきた…
外に出るネコちゃんが顔や手をパンパンに腫れて帰ってきた… などはハブの可能性があります。すぐに相談ください。
・虫も多いし野生動物も多いです。草もぼうぼうになります!
室内にアリ侵入は我が家でも日常茶飯事、ヤモリも同居してるようなもの
その他いろいろな昆虫の侵入出現は良くあるあるです。
雑草などもおどろくべきスピードでもじゃもじゃになってしまいます。
除草剤をまかれているケースもあるので、お散歩中で草を食べてしまう子は気を付けてください(基本草を食べさせる必要はありません)
すぐそばに天然記念物であるルリカケスをはじめ野鳥も多くすんでいます。
民家に営巣もよくあります。
弱っている野鳥などを見かけた際はまず病院や役場に相談してください。
当院は傷病野生動物の受け入れ病院ですので、弱っている動物などは受け入れますが、保護する必要のない巣立ちヒナや鳥インフルエンザのハイリスクの種類などもあります。
いきなり持ち込みはせずに、まずはご相談を!
・フードなどの取り扱い品数は決して多いとは言えません
大きなホームセンター(ビッグツー、ニシムタなど)や大きなドラッグストアではそこそこの品ぞろえがありますが、島内で取り扱っていないメーカーも少なくありません。
これまで使っていたフードを使い続けたい!などの場合はうまく通販などを利用されるのも一つです。
物資の流通のほとんどが船便になるため、悪天候などで船が止まると物流も止まります。
ただし、船便は時として止まるため、ストックには余裕を持たせましょう。
病院取扱の処方食を使っていた子は、余裕をもってお問い合わせください。
同じものの在庫を置いていないケースもありますので、その場合は取り寄せも可能ですが少しお時間がかかります。
湿度や温度が高く劣化しやすい、アリなどが家に入ってくることも少なくないので、フード管理は十分に気をつけましょう
・フィラリアの予防は周年です
ワンちゃんのフィラリア予防に関しては、基本周年予防になります。
忘れずに継続をしてください!
同じメーカーの薬がいい!という飼い主さんは、同じものを取り扱っているかどうか前もってご相談ください。
半年以上予防があいてしまうと検査が必要ですので、いきなり薬だけ出すことができないこともあります。
予防していない子もまだまだ多いので、おのずと感染のリスクが高い状況にあります。
油断せず予防はしてあげてください(予防していない子もこれを機会に検査・予防開始しましょう!)
・動物病院は決して多くはありません
私の認識している状況では、外科(手術など)が対応可能な病院は3件、通常診察業務などが可能な病院は2件です
広い奄美大島内では決して多いとも言えませんし、夜間救急対応ができるわけではありません
前もってしっかり調べた上、かかりつけさんを作ってもらえると良いかなと思います。
当院は時間外は携帯電話での対応はしていますが(留守電に切り替わっていてもメッセージを残してもらえれば折り返します。メッセージがない場合は折り返しをしない場合もあります)
夜間は人手が足りないことなども含め必ず対応できるとは言えません。
なんとかしろ!と叱咤されることもありますが、通常の時間に適切な診療を提供するためにも、時間外に関してはご理解ご協力をお願いします。

私自身も移住の身ではありますが、12年目
島生活は不便のように思えて、案外快適に暮らしています。
その他、島についてのことはお気軽にご相談ください!
楽しくより良い島ライフが始められますように!
2025年03月25日
3月25日午後~27日木曜 診察はお休みです
こんにちは、獣医師の伊藤です
大阪出張に伴い、
3月25日(火)午後 診療はお休み フード、予防薬は対応
3月26日(水) 休診日
3月27日(木)終日 診療はお休み フード、予防薬は対応
3月28日より通常診療となります!
年度末であわただしい中ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
大阪出張に伴い、
3月25日(火)午後 診療はお休み フード、予防薬は対応
3月26日(水) 休診日
3月27日(木)終日 診療はお休み フード、予防薬は対応
3月28日より通常診療となります!
年度末であわただしい中ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
2025年03月14日
そろそろ転居転出シーズンです
こんにちは、獣医師の伊藤です
毎年恒例 そろそろ引っ越しの増えるシーズンになりました。
みんなが大きなトラブルなく、無事に引っ越しが済ませられますように!
毎年コピーペーストと加筆になりますが
いくつか転居に伴う注意事項を箇条書きにしておこうと思います。
一番気をつけねばならないことは、脱走!!これに尽きます。
作業中や業者の出入り、掃除など、出入りが多い状況はもっとも危険です。
必ず油断しないで!!
・家族の引っ越しに伴う動物の留守番があるおうち
島にはペットホテルが数件ありますが、今時期はとても預かりが増えると思われます。
特に神経質な子、怖がりな子は十分準備をしていてください。
いつもと違う状況で体調を崩すケースは多いので、かかりつけ病院や性格などをメモしたものも用意すると、預かる側も安心するかと思います。
(飼い主さん情報によると「フードは持ってこなくていい」と言われるホテルもあるそうですが、基本いつも家で食べているフードを持参されることをおすすめします)
ネコちゃんに関しては、長期に渡らない場合は知り合いなどにお願いして、ペットシッターとして通ってもらう方がストレスが少なく済みます。
私も喜界島に出張の時はスタッフさんに鍵を渡し、1日1回、ネコトイレの掃除、餌、水交換をお願いしています。
猫たちは知らない人が来るとたいてい隠れてしまいますが、慣れているいつものお家なので、勝手知ったるものです。
ワンちゃんに関しても見知っている知人にお世話に来てもらうのも一つかなと思います(その子の性格によります)
ただし、今時期は思いのほか日中暑くなってしまう場合もあるので、温度管理は気を付けていてください!
・動物と一緒に引っ越しされる方【移動手段】
島から出る・入る場合は飛行機か船による同伴になります。
ペットルームのある船とない船(デッキにキャリーのまま置くことになると思われます)があるので、運航表などしっかり調べましょう。
ペットルームは私も利用したことがありますが、結構快適です。ケージもありました。
時期的に他の子もいることがあり落ち着かない可能性もありますが、飼い主さんが出入りできるのでこまめにみていてあげてください。
車両を伴う場合、車両に一晩入れたままにする、という手段もありますが、運航中は車両甲板に降りることができないため、様子を見に行くことはできません。
案外音が大きいので、おびえてしまうことがあります。車内フリーだと思わぬ事故ケガ、トラブルがおこりえるので、ケージなどに入れた状態にしてください。
飛行機は飼い主さんが同じ便に乗る場合は同伴手荷物として預けることができます(一緒に椅子に座るわけではありません)
あるいは貨物として動物だけ飛行機に乗せることも可能です(降りる空港で受け取り人が待っている必要があります)
LCCでは対応していないはずですので、まずしっかり調べましょう!
キャリーやクレートも丈夫なものを準備してください
船、飛行機はメリットデメリットいずれもありますので、どっちがいい!とは言い切れません。
移動する場所、距離、その後の移動なども含めて考えましょう。
移動するときはできれば朝ごはんは抜いたほうが良いです。
また、キャリーなどに水などをひっかけておく必要はほぼありません(逆に揺れる中で水を飲むことはあまりなく、揺れで漏れてビシャビシャになってしまう危険があります)
移動が長距離に及ぶ場合は、缶詰やパウチなどで水分を補給する方が良いです(特に猫ちゃんは緊張して水は飲まないことが多いですし、途中でキャリーを開けることは危険です)
車酔いがひどい子、不安が強く吠えてしまう子などは酔い止めや安定剤もありますが、個体差が激しいため当日いきなり使うよりも、お試しに通常時に使ってみる方が良いです。
前もってご相談ください。
【引っ越し荷物搬入搬出作業中】
業者さんの出入りなどが多いときは、脱走の危険の多いタイミングでもあります。
作業完了まではキャリー、ケージなどに入っていてもらい、半端に出すことはしないでください。
特に移動した後脱走すると、土地勘もないためとても危険です。
動物も新しい環境に戸惑い、隠れようとしたり「いつもの家に帰ろう」と思って脱走されてしまうケースは多いです。
転居先に前もって慣れたにおいのものを置いておくのも安心材料です。
【転入・転出に伴う手続き】
ワンちゃんは狂犬病畜犬登録(狂犬病ワクチンを打っている子は登録されています)をしていると思いますので、転入先で鑑札を提示して住所変更を行ってください。
鑑札を紛失した場合は行政に確認をされると思われます。
ネコちゃんは奄美大島では飼い猫条例に伴い登録というものがあります(本州ではほとんどありません)
・転出の方(島を出る・島内で引っ越しされる)→役場にて登録状況変更届を出します(病院に一報いただいても代行できます)
・転入(島に来た)の方で猫を飼っている方→ネコ登録の必要があります。
新規登録として、役場にてネコ登録を行ってください、マイクロチップが入っていない新規登録のネコちゃんはチップ装着は義務化していますので、同時にチップ装着の助成申請も行ってもらえると、後日病院で装着ができます。
※ネコちゃんを連れて行く必要はありません※
奄美市への転入の方は当院で登録や助成申請の書類提出代行を行っていますので、ご相談ください。
マイクロチップが入っているワンちゃん、ネコちゃんは登録住所変更も必要となります。
お手持ちの控えを確認してもらえるか、病院へご相談ください。
【移動先の予防など】
ワンちゃんは特にフィラリアやノミダニの流行・予防シーズンは地域によりかなり異なります。
奄美大島に関してはフィラリア・ノミダニはいずれも周年予防となりますが、他地域は異なりますのでかかりつけさんにご相談ください。
感染症流行状況により、ワクチンの種類も異なる場合もあるため、こちらもご相談されると良いと思います。
持病がある子などは、これまでのかかりつけさんにカルテなどをいただいておくと良いです。
環境の変化は動物にとっても大きな負担となりますが、少しずつ慣れていきます。
特に高齢の子は慣れるまで時間がかかることや体調を崩すこともあり得ますので、引っ越し先の動物病院も調べておくと良いかもしれません。
あと…病院は、案外と来てくれる子たちのことは覚えています。
転出の際はご一報いただけると、とてもうれしい(かつ、寂しいけど)です。
それまでの病歴・通院歴などに関しても必要な際はいつでも言ってくださいね。
ざっくりと書いておきましたが、他に思い浮かんだら追記します!
十分準備して、気を付けて新生活を送りましょう!
毎年恒例 そろそろ引っ越しの増えるシーズンになりました。
みんなが大きなトラブルなく、無事に引っ越しが済ませられますように!
毎年コピーペーストと加筆になりますが
いくつか転居に伴う注意事項を箇条書きにしておこうと思います。
一番気をつけねばならないことは、脱走!!これに尽きます。
作業中や業者の出入り、掃除など、出入りが多い状況はもっとも危険です。
必ず油断しないで!!
・家族の引っ越しに伴う動物の留守番があるおうち
島にはペットホテルが数件ありますが、今時期はとても預かりが増えると思われます。
特に神経質な子、怖がりな子は十分準備をしていてください。
いつもと違う状況で体調を崩すケースは多いので、かかりつけ病院や性格などをメモしたものも用意すると、預かる側も安心するかと思います。
(飼い主さん情報によると「フードは持ってこなくていい」と言われるホテルもあるそうですが、基本いつも家で食べているフードを持参されることをおすすめします)
ネコちゃんに関しては、長期に渡らない場合は知り合いなどにお願いして、ペットシッターとして通ってもらう方がストレスが少なく済みます。
私も喜界島に出張の時はスタッフさんに鍵を渡し、1日1回、ネコトイレの掃除、餌、水交換をお願いしています。
猫たちは知らない人が来るとたいてい隠れてしまいますが、慣れているいつものお家なので、勝手知ったるものです。
ワンちゃんに関しても見知っている知人にお世話に来てもらうのも一つかなと思います(その子の性格によります)
ただし、今時期は思いのほか日中暑くなってしまう場合もあるので、温度管理は気を付けていてください!
・動物と一緒に引っ越しされる方【移動手段】
島から出る・入る場合は飛行機か船による同伴になります。
ペットルームのある船とない船(デッキにキャリーのまま置くことになると思われます)があるので、運航表などしっかり調べましょう。
ペットルームは私も利用したことがありますが、結構快適です。ケージもありました。
時期的に他の子もいることがあり落ち着かない可能性もありますが、飼い主さんが出入りできるのでこまめにみていてあげてください。
車両を伴う場合、車両に一晩入れたままにする、という手段もありますが、運航中は車両甲板に降りることができないため、様子を見に行くことはできません。
案外音が大きいので、おびえてしまうことがあります。車内フリーだと思わぬ事故ケガ、トラブルがおこりえるので、ケージなどに入れた状態にしてください。
飛行機は飼い主さんが同じ便に乗る場合は同伴手荷物として預けることができます(一緒に椅子に座るわけではありません)
あるいは貨物として動物だけ飛行機に乗せることも可能です(降りる空港で受け取り人が待っている必要があります)
LCCでは対応していないはずですので、まずしっかり調べましょう!
キャリーやクレートも丈夫なものを準備してください
船、飛行機はメリットデメリットいずれもありますので、どっちがいい!とは言い切れません。
移動する場所、距離、その後の移動なども含めて考えましょう。
移動するときはできれば朝ごはんは抜いたほうが良いです。
また、キャリーなどに水などをひっかけておく必要はほぼありません(逆に揺れる中で水を飲むことはあまりなく、揺れで漏れてビシャビシャになってしまう危険があります)
移動が長距離に及ぶ場合は、缶詰やパウチなどで水分を補給する方が良いです(特に猫ちゃんは緊張して水は飲まないことが多いですし、途中でキャリーを開けることは危険です)
車酔いがひどい子、不安が強く吠えてしまう子などは酔い止めや安定剤もありますが、個体差が激しいため当日いきなり使うよりも、お試しに通常時に使ってみる方が良いです。
前もってご相談ください。
【引っ越し荷物搬入搬出作業中】
業者さんの出入りなどが多いときは、脱走の危険の多いタイミングでもあります。
作業完了まではキャリー、ケージなどに入っていてもらい、半端に出すことはしないでください。
特に移動した後脱走すると、土地勘もないためとても危険です。
動物も新しい環境に戸惑い、隠れようとしたり「いつもの家に帰ろう」と思って脱走されてしまうケースは多いです。
転居先に前もって慣れたにおいのものを置いておくのも安心材料です。
【転入・転出に伴う手続き】
ワンちゃんは狂犬病畜犬登録(狂犬病ワクチンを打っている子は登録されています)をしていると思いますので、転入先で鑑札を提示して住所変更を行ってください。
鑑札を紛失した場合は行政に確認をされると思われます。
ネコちゃんは奄美大島では飼い猫条例に伴い登録というものがあります(本州ではほとんどありません)
・転出の方(島を出る・島内で引っ越しされる)→役場にて登録状況変更届を出します(病院に一報いただいても代行できます)
・転入(島に来た)の方で猫を飼っている方→ネコ登録の必要があります。
新規登録として、役場にてネコ登録を行ってください、マイクロチップが入っていない新規登録のネコちゃんはチップ装着は義務化していますので、同時にチップ装着の助成申請も行ってもらえると、後日病院で装着ができます。
※ネコちゃんを連れて行く必要はありません※
奄美市への転入の方は当院で登録や助成申請の書類提出代行を行っていますので、ご相談ください。
マイクロチップが入っているワンちゃん、ネコちゃんは登録住所変更も必要となります。
お手持ちの控えを確認してもらえるか、病院へご相談ください。
【移動先の予防など】
ワンちゃんは特にフィラリアやノミダニの流行・予防シーズンは地域によりかなり異なります。
奄美大島に関してはフィラリア・ノミダニはいずれも周年予防となりますが、他地域は異なりますのでかかりつけさんにご相談ください。
感染症流行状況により、ワクチンの種類も異なる場合もあるため、こちらもご相談されると良いと思います。
持病がある子などは、これまでのかかりつけさんにカルテなどをいただいておくと良いです。
環境の変化は動物にとっても大きな負担となりますが、少しずつ慣れていきます。
特に高齢の子は慣れるまで時間がかかることや体調を崩すこともあり得ますので、引っ越し先の動物病院も調べておくと良いかもしれません。
あと…病院は、案外と来てくれる子たちのことは覚えています。
転出の際はご一報いただけると、とてもうれしい(かつ、寂しいけど)です。
それまでの病歴・通院歴などに関しても必要な際はいつでも言ってくださいね。
ざっくりと書いておきましたが、他に思い浮かんだら追記します!
十分準備して、気を付けて新生活を送りましょう!
2025年02月23日
ネットでの薬の購入問題
こんにちは、獣医師の伊藤です(現在喜界島につき、予約投稿です)
当院の患者さんでもたまに
「ネットで予防薬を買っているのでいらない」「ネットで薬を継続して買っているので大丈夫」と言われることがあります。
正直、ネットでは何でも買えてしまいます。
ただ、それ、本当に大丈夫?
止めるすべはないけど、保証はできません。
「えっ、分からないんですか?」と聞かれることもありますが、処方薬というのは、人も同じで診察と診断があってこそ処方するもの。
ネットでは誰が診断しているでしょう?
薬用量(体重や、年齢、内臓での代謝、場合によっては犬種・猫種でも変わることがあります)も、副作用も、保証してくれません。
すべて自己責任です。
病院から処方する場合は、当然ながら獣医師が責任もって診断・処方を決めます。
もし副作用を疑わせる症状があった場合や、不具合があった場合、薬の飲み合わせなども含めてきちんとフォローしますよ!というところが処方料になります。
継続した予防薬や薬などは、取りに来てくれる際に「様子どうですか?飲みにくくないですか?」「体重測りましょう(のついでに聴診したり、毛艶含め全体的な様子などを確認したり)」定期的な血液検査で内臓に負担は来ていないかどうかなど、処方に当たり問題ないかを確認しています
簡単なやり取りのように見えますが、すごく大事だと思います。
「処方料」というのは、そこにありますから。
「ネットで買った薬を飲んで、具合が悪い」というような相談もありますが「それは、知らないなあ?処方した獣医さんに聞いてね?」と思ってしまうわけです。
同じ成分でもいろいろなメーカーから出ていたり、見た目が似ていても成分量が異なっていたり、保存の仕方も不明。
どうしよう?と言われても困ってしまいます。
最近も
「パッケージが同じだった」ということで、フィラリア予防薬をネット購入されている方は、サイズが異なっていました(予防効果なし)
「ノミダニの往年の薬だし」と使っていた方は、すでにその成分に耐性のあるノミが出ていることを知りませんでした(ノミ駆除効果なし)
「心臓の薬をネットで買っている」という方は、心臓病が進行していくことを把握しているかどうかは、分かりません。
その時にどうしよう?と言われても、困ってしまいます。
処方をしていない薬に関してアドバイスを求められても、(言い方はあれですが)ちょっと、ずるいなあ!と思ってしまいます。
「処方」というのは、それだけ重いものであり、責務が伴います。
その分、自分が処方した薬に関して、患者さんに関しては全力でフォローします。
簡単に買えてしまうネットでの薬は、本当にいいの?と、注意喚起だけさせてください。

だいふくまる君 本当の家を募集中!
すごく甘えっ子でいい子です!
当院の患者さんでもたまに
「ネットで予防薬を買っているのでいらない」「ネットで薬を継続して買っているので大丈夫」と言われることがあります。
正直、ネットでは何でも買えてしまいます。
ただ、それ、本当に大丈夫?
止めるすべはないけど、保証はできません。
「えっ、分からないんですか?」と聞かれることもありますが、処方薬というのは、人も同じで診察と診断があってこそ処方するもの。
ネットでは誰が診断しているでしょう?
薬用量(体重や、年齢、内臓での代謝、場合によっては犬種・猫種でも変わることがあります)も、副作用も、保証してくれません。
すべて自己責任です。
病院から処方する場合は、当然ながら獣医師が責任もって診断・処方を決めます。
もし副作用を疑わせる症状があった場合や、不具合があった場合、薬の飲み合わせなども含めてきちんとフォローしますよ!というところが処方料になります。
継続した予防薬や薬などは、取りに来てくれる際に「様子どうですか?飲みにくくないですか?」「体重測りましょう(のついでに聴診したり、毛艶含め全体的な様子などを確認したり)」定期的な血液検査で内臓に負担は来ていないかどうかなど、処方に当たり問題ないかを確認しています
簡単なやり取りのように見えますが、すごく大事だと思います。
「処方料」というのは、そこにありますから。
「ネットで買った薬を飲んで、具合が悪い」というような相談もありますが「それは、知らないなあ?処方した獣医さんに聞いてね?」と思ってしまうわけです。
同じ成分でもいろいろなメーカーから出ていたり、見た目が似ていても成分量が異なっていたり、保存の仕方も不明。
どうしよう?と言われても困ってしまいます。
最近も
「パッケージが同じだった」ということで、フィラリア予防薬をネット購入されている方は、サイズが異なっていました(予防効果なし)
「ノミダニの往年の薬だし」と使っていた方は、すでにその成分に耐性のあるノミが出ていることを知りませんでした(ノミ駆除効果なし)
「心臓の薬をネットで買っている」という方は、心臓病が進行していくことを把握しているかどうかは、分かりません。
その時にどうしよう?と言われても、困ってしまいます。
処方をしていない薬に関してアドバイスを求められても、(言い方はあれですが)ちょっと、ずるいなあ!と思ってしまいます。
「処方」というのは、それだけ重いものであり、責務が伴います。
その分、自分が処方した薬に関して、患者さんに関しては全力でフォローします。
簡単に買えてしまうネットでの薬は、本当にいいの?と、注意喚起だけさせてください。

だいふくまる君 本当の家を募集中!
すごく甘えっ子でいい子です!
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at
09:00
2025年02月05日
喜界島診療【日程変更があります】【さらに変更!2月22日~24日になります!】
喜界島診療に関して(現時点最終)
2月20日(木) 午前通常診療 午後より移動
(奄美では午後はフード・予防薬のみ)
2月21日(金)~2月24日(月) 喜界島診療
奄美大島では フード・予防薬のみ対応(※ただし、月曜は祝日で休診日です)
2月25日(火) 午前はフード・予防薬のみ 午後より通常診療
になります
まだ悪天候、寒波が来ており、直前変更の可能性はあります。
何とか行きたいと思っています!!
2025年01月20日
1月25日、26日は加計呂麻島診療です
こんにちは、獣医師の伊藤です
今週土日、1月25日(土)26日(日)は加計呂麻島診療となります。
ノラネコの手術が多くなる予定ですので、加計呂麻島で診察希望の方は25日土曜の午前の間にご予約いただけますようお願いします
また、26日(日)は古仁屋港周辺である程度診察いたしますので、ワクチン等ご希望の方は別途ご連絡ください。
25日は龍郷院での診察はお休みとなりますが、フードや予防薬は対応しますので、よろしくお願いします。
大島全体ではノラネコは非常に減って、いても耳カットネコちゃんがほとんどになりましたが
加計呂麻島は登録ネコか、餌やっているノラネコか、飼い猫か、まだまだ混沌としています
加計呂麻島ももちろん瀬戸内町のネコ条例の範囲内ですので、飼い猫は登録とチップ、耳カットしていないノラネコがいる場合は相談の上手術を
どうぞご協力よろしくお願いします。
今週土日、1月25日(土)26日(日)は加計呂麻島診療となります。
ノラネコの手術が多くなる予定ですので、加計呂麻島で診察希望の方は25日土曜の午前の間にご予約いただけますようお願いします
また、26日(日)は古仁屋港周辺である程度診察いたしますので、ワクチン等ご希望の方は別途ご連絡ください。
25日は龍郷院での診察はお休みとなりますが、フードや予防薬は対応しますので、よろしくお願いします。
大島全体ではノラネコは非常に減って、いても耳カットネコちゃんがほとんどになりましたが
加計呂麻島は登録ネコか、餌やっているノラネコか、飼い猫か、まだまだ混沌としています
加計呂麻島ももちろん瀬戸内町のネコ条例の範囲内ですので、飼い猫は登録とチップ、耳カットしていないノラネコがいる場合は相談の上手術を
どうぞご協力よろしくお願いします。
2025年01月12日
ネコちゃんの助成今年度分は1月いっぱいまでになります!
こんにちは、獣医師の伊藤です
ネコちゃんの手術・マイクロチップの助成申請をすでに済んでいる+実施をまだしていないよという飼い主さん
今年度(R6年度)の助成適応は手続き等の関係で1月いっぱいになります!
1月以降に実施することになると、来年度(R7年度)扱いとして再度申請してもらう必要があります
何度手間になってしまいますので、間違えずに今月中にいらしてください
手術は予約制になりますが、マイクロチップに関しては診察時間に来ていただければすぐに済みます
マイクロチップの登録は、奄美大島内ではネコ条例に従い各市町村と、別途環境省への登録が必要になります(400円)
当院では登録代行をしていますので、飼い主さんが手続き等を改めてする必要はありませんが
メールアドレスをお持ちの方はメモして来てもらえると助かります(アドレスがない方はその旨お伝えください)
マイクロチップって大変じゃない?手術なの?という方がまだまだたくさんいらっしゃいます。
注射の要領で一瞬で済みますので、ほとんどリアクションしないネコちゃんも多いです!
助成申請がまだで、チップが入っていないという子もこの機会に申請し、入れていただけるようお願いします。
「うちの子外に出ないし」という方 万が一の時、災害時、絶対にないと言えますか?
通院時にキャリーが不具合で…なんてこともあるかもしれませんよ
何百と入れていますが、デメリットは来院のお手間くらいと感じています。
奄美大島ではマイクロチップの装着やチップ本体の費用がすべて助成で賄われています(環境省への登録のみ別途)
チップのみ装着希望での来院では、環境省登録代のみになります(他院では診察料がかかる可能性がありますので、ご確認くださいね)
チップはネコちゃんの肩付近の皮膚の下に注射で入れますので、見た目には分かりません
万が一脱走してしまった、外飼いで、いなくなってしまった場合、どこかで保護された場合
マイクロチップリーダーで肩付近をかざすと番号が分かります
その番号を市町村や病院で検索することで、身元が分かります。
・GPSがついているわけではありませんので、脱走時にどこにいるか分かるわけではありません
・住所変更、譲渡し飼い主さんが変更した場合は変更手続きが必要です
・もし脱走してしまった場合は市町村や病院、保健所等にも問い合わせください(見つかった場合も)
ネコちゃんの手術・マイクロチップの助成申請をすでに済んでいる+実施をまだしていないよという飼い主さん
今年度(R6年度)の助成適応は手続き等の関係で1月いっぱいになります!
1月以降に実施することになると、来年度(R7年度)扱いとして再度申請してもらう必要があります
何度手間になってしまいますので、間違えずに今月中にいらしてください
手術は予約制になりますが、マイクロチップに関しては診察時間に来ていただければすぐに済みます
マイクロチップの登録は、奄美大島内ではネコ条例に従い各市町村と、別途環境省への登録が必要になります(400円)
当院では登録代行をしていますので、飼い主さんが手続き等を改めてする必要はありませんが
メールアドレスをお持ちの方はメモして来てもらえると助かります(アドレスがない方はその旨お伝えください)
マイクロチップって大変じゃない?手術なの?という方がまだまだたくさんいらっしゃいます。
注射の要領で一瞬で済みますので、ほとんどリアクションしないネコちゃんも多いです!
助成申請がまだで、チップが入っていないという子もこの機会に申請し、入れていただけるようお願いします。
「うちの子外に出ないし」という方 万が一の時、災害時、絶対にないと言えますか?
通院時にキャリーが不具合で…なんてこともあるかもしれませんよ
何百と入れていますが、デメリットは来院のお手間くらいと感じています。
奄美大島ではマイクロチップの装着やチップ本体の費用がすべて助成で賄われています(環境省への登録のみ別途)
チップのみ装着希望での来院では、環境省登録代のみになります(他院では診察料がかかる可能性がありますので、ご確認くださいね)
チップはネコちゃんの肩付近の皮膚の下に注射で入れますので、見た目には分かりません
万が一脱走してしまった、外飼いで、いなくなってしまった場合、どこかで保護された場合
マイクロチップリーダーで肩付近をかざすと番号が分かります
その番号を市町村や病院で検索することで、身元が分かります。
・GPSがついているわけではありませんので、脱走時にどこにいるか分かるわけではありません
・住所変更、譲渡し飼い主さんが変更した場合は変更手続きが必要です
・もし脱走してしまった場合は市町村や病院、保健所等にも問い合わせください(見つかった場合も)
2025年01月01日
時間外受診、どんなとき?
あけましておめでとうございます。
獣医師の伊藤です
年末年始も時間限定で病院をあけていますが、
こんな時は、緊急なんだろうか?受診した方がいいだろうか?など、迷うことも多いと思います。
ちょっと参考に!
・〇〇を食べてしまった
特に明らかな中毒物(チョコレート、玉ねぎ、たばこやヒト用の薬、殺鼠剤、などなど)を食べた!という場合
唐揚げや豚足を大量に盗み食いしてしまったなど
即座に連絡を!
基本ほとんどの中毒物は解毒剤はないと思ってください。症状が出てしまっていたら、吸収されており「手遅れ」の可能性もあります。
2~3時間以内であれば、まだ胃にあり、消化を受けていない可能性があります。
吐かせることで事なきを得られる可能性はあります!
「朝に食べたみたいで、夕方になって今ぐったりしていて…」みたいなのはたまにありますが、なぜ早く相談してくれないのかとガックリ来てしまいます。
・オスネコで、オシッコの姿勢をするが出ていない。食欲がない、嘔吐がある
膀胱炎の中でもオシッコが詰まってしまい、出るに出ないという状況の可能性があります。
数日で死に至りますので、一刻を争う可能性があります。
休み明けまで待ってみようと思わず、相談を!
膀胱炎でオシッコが詰まっていなければ一安心ですから、確認をさせてください
・明らかに呼吸が悪い、ゼエゼエしている
勿論持病がある、シニアであるなどの要素があればなおのこと
呼吸が苦しいのは相当つらいこと
呼吸悪は急速に悪化することがあります。
・てんかん様発作がおさまらない
年末年始など、落ち着かない状況などの時は重責発作を起こしてしまうこともあります。
・治療中だが様子がおかしい(他院の子)
今まで飲んでいる薬を持参したり、診断名など、出来る限りの情報をください
・嘔吐が頻回
いずれにしろ、まずはご相談ください。
「それは急がなくてもいいかも」「すぐにきて!」など、ある程度は判断が出来ることはあります。
勿論、事前にかかりつけの先生に「休みの間どうなったら危ないか」「この先どのようなことが起こる可能性があるか」など、特に継続した治療をおこなっている子はしっかり確認をしておくと良いです。
継続治療中であると、私も介入しにくいため治療もきちんとできないことがあります。
いつもと違う状況、帰省などもあり家がにぎやかになったりで、落ち着かないという子もいます
落ち着かないだけなのか、調子が悪いのかはしっかり見極めてあげてください
年始のお休みもあっという間に過ぎていくと思いますが、みんなが平和にすごせますように!
獣医師の伊藤です
年末年始も時間限定で病院をあけていますが、
こんな時は、緊急なんだろうか?受診した方がいいだろうか?など、迷うことも多いと思います。
ちょっと参考に!
・〇〇を食べてしまった
特に明らかな中毒物(チョコレート、玉ねぎ、たばこやヒト用の薬、殺鼠剤、などなど)を食べた!という場合
唐揚げや豚足を大量に盗み食いしてしまったなど
即座に連絡を!
基本ほとんどの中毒物は解毒剤はないと思ってください。症状が出てしまっていたら、吸収されており「手遅れ」の可能性もあります。
2~3時間以内であれば、まだ胃にあり、消化を受けていない可能性があります。
吐かせることで事なきを得られる可能性はあります!
「朝に食べたみたいで、夕方になって今ぐったりしていて…」みたいなのはたまにありますが、なぜ早く相談してくれないのかとガックリ来てしまいます。
・オスネコで、オシッコの姿勢をするが出ていない。食欲がない、嘔吐がある
膀胱炎の中でもオシッコが詰まってしまい、出るに出ないという状況の可能性があります。
数日で死に至りますので、一刻を争う可能性があります。
休み明けまで待ってみようと思わず、相談を!
膀胱炎でオシッコが詰まっていなければ一安心ですから、確認をさせてください
・明らかに呼吸が悪い、ゼエゼエしている
勿論持病がある、シニアであるなどの要素があればなおのこと
呼吸が苦しいのは相当つらいこと
呼吸悪は急速に悪化することがあります。
・てんかん様発作がおさまらない
年末年始など、落ち着かない状況などの時は重責発作を起こしてしまうこともあります。
・治療中だが様子がおかしい(他院の子)
今まで飲んでいる薬を持参したり、診断名など、出来る限りの情報をください
・嘔吐が頻回
いずれにしろ、まずはご相談ください。
「それは急がなくてもいいかも」「すぐにきて!」など、ある程度は判断が出来ることはあります。
勿論、事前にかかりつけの先生に「休みの間どうなったら危ないか」「この先どのようなことが起こる可能性があるか」など、特に継続した治療をおこなっている子はしっかり確認をしておくと良いです。
継続治療中であると、私も介入しにくいため治療もきちんとできないことがあります。
いつもと違う状況、帰省などもあり家がにぎやかになったりで、落ち着かないという子もいます
落ち着かないだけなのか、調子が悪いのかはしっかり見極めてあげてください
年始のお休みもあっという間に過ぎていくと思いますが、みんなが平和にすごせますように!
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at
17:31
2024年12月23日
年末年始の診察に関して
こんにちは、獣医師の伊藤です
年末年始の診療に関して
年末は12月30日(月)午前まで診療
年始は1月4日(土)から診療です
31日、1月1日~3日の間は16時~18時までの間は獣医師が病院にいます
ただし一人対応のため、ワクチンなど「普通の受診」はお控えください
出来ればお電話いただけるとスムースです
よろしくお願いします。
(病院にいる動物たちの世話で病院に行くためなので、何もないに越したことはありません)
クリスマスや年末はいつもと違う状況、いつもと違う食べ物などが出やすく、盗み食いなどをしないように気を付けて下さい
(特にクリスマスのチキンや、ウワンフネの豚足など、脂っこい・骨が多いものを食べてしまったなどで膵炎や下痢・嘔吐などが起こることが例年あります。決して与えないでください!)
平穏な年末年始を過ごせますように!
年末年始の診療に関して
年末は12月30日(月)午前まで診療
年始は1月4日(土)から診療です
31日、1月1日~3日の間は16時~18時までの間は獣医師が病院にいます
ただし一人対応のため、ワクチンなど「普通の受診」はお控えください
出来ればお電話いただけるとスムースです
よろしくお願いします。
(病院にいる動物たちの世話で病院に行くためなので、何もないに越したことはありません)
クリスマスや年末はいつもと違う状況、いつもと違う食べ物などが出やすく、盗み食いなどをしないように気を付けて下さい
(特にクリスマスのチキンや、ウワンフネの豚足など、脂っこい・骨が多いものを食べてしまったなどで膵炎や下痢・嘔吐などが起こることが例年あります。決して与えないでください!)
平穏な年末年始を過ごせますように!
2024年12月11日
不在が続きます! 【12月12日(木)通常診療】【12月13日~16日までお休み】
こんにちは、獣医師の伊藤です
無事喜界島からも戻っています。
そしてすぐまた出張が入ってしまっています
12月12日(木)通常診療
12月13日(金) 終日 診療はお休み フード・予防薬のみ
12月14日(土) 終日 診療はお休み フード・予防薬のみ
12月15日(日) 休診日
12月16日(月) 終日 診療はお休み フード・予防薬のみ
12月17日(火)は朝から通常診療になります!
不在続きで本当にご迷惑をおかけします。
長期出張はこれで終わりますので、ご理解ご協力よろしくお願いします!
無事喜界島からも戻っています。
そしてすぐまた出張が入ってしまっています
12月12日(木)通常診療
12月13日(金) 終日 診療はお休み フード・予防薬のみ
12月14日(土) 終日 診療はお休み フード・予防薬のみ
12月15日(日) 休診日
12月16日(月) 終日 診療はお休み フード・予防薬のみ
12月17日(火)は朝から通常診療になります!
不在続きで本当にご迷惑をおかけします。
長期出張はこれで終わりますので、ご理解ご協力よろしくお願いします!