2021年08月31日
ペット同行避難に関して
こんにちは、獣医師の伊藤です
そろそろ台風シーズン、今年は大きな台風が来ないことを願うばかりです。
最近は台風前に「ペットと避難できる場所はあるか」「どうしたらよいか」などのご相談も少し増えたなあと感じます。
ペットも家族です。
イヌは外につないだままで…とか、猫は外に出ているから自分でどこか安全なところに隠れてるでしょ、などはもうそんな時代ではありません!
ちなみに「同行避難」は同じ部屋に一緒に避難はできないが、別の部屋などに置く形での避難
「同伴避難」は一緒に過ごせる状態での避難をさします。
今後発展していくであろう避難の形は「同行避難」であろうということで、基本同行避難と記載します。
・「現時点で」、同行避難のできる公の施設は島にはありません
各集落などである程度許してもらった、廊下にケージを置かせてもらえた、などはあると聞きますが、公に同行避難可能となっている場所はありません。
なので、急にペットを連れて行っても、双方困ってしまいトラブルの元です。
特にペットを飼っている人は、飼っていない方の心理も大切にせねばなりません。
今後はケースにより人と別の部屋や渡り廊下などでケージを置かせてもらう、などは許容されていくかと思われます。
これからいろいろ整備・整理が始まっていく段階にあるとは思いますので、「今は同行避難できる場所はない」ということを、念頭においてください
つまりは避難の場合は公共施設ではなく、友人知人を探したり、各自で安全確認を行っていく必要があります
・普段から備えを!
公共の施設がないにしろ、今後はペット同行避難可能に移行していく段階かと感じています。
そのためにも、普段からの備えが必要です
慌ててどこか探して電話がどこにもつながらないとか、すでに雨が強くなってしまってからネコが帰ってこないなど、そんなことのないようにしましょう。
いきなり何の準備もなくペットを連れていくことでトラブルとなり、今後同行避難はさらに難しくなってしまう!なんてことのないように
気を付けていかねばなりません。
・ケージやキャリーは持っていますか?
ネコちゃんにしろ、ワンちゃんにしろ、避難にはきちんと入るキャリーやケージが必要です。
できれば数日は過ごせるようなケージであると便利です。
特にネコちゃんはキャリーで移動、避難場所ではケージ内にトイレを設置して過ごさせる方法が良いです。
(ワンちゃんと違いリードを付けてトイレを促しても脱走の危険や、怖がってままならないことがほとんどです)
最近はソフトキャリーという軽い折り畳みの広げると割と大きなケージタイプや、折り畳みのステンレスケージもあります。
これらを持っていると、脱走されず生活させることも可能です。
避難時などはケージやキャリーはバスタオルなどで覆っておくことで、動物たちもストレス軽減となります
ペットシーツも必須です
・ノミダニや各種予防はしていますか?
公共の避難所にしろ、友人知人を頼るにしろ、ノミだらけのままで同行しては、たくさんの方に迷惑をかけてしまう結果となります。
ノミダニは市販薬ではほぼ効果はありません。
狂犬病(ワンちゃん)をはじめ、予防接種をしておくことは、自分のペットだけではなく、他の子たちのためでもあります。
マナーとしてもしっかりしておきましょう!
・トイレなど基本的なしつけはできていますか?
特にオスのワンちゃんはあちこちにマーキングをしてしまうことが多いです。
マナーベルトの装着や、リードを短めにしっかり持っていること
周囲をしっかりみていること!
病院の待合でもリードを長く余裕を持たせ、あちこちにマーキングをしてしまうケースは少なくありません。
これは、ワンちゃんが悪いのではなく、彼らは知らないにおいがたくさんの場所で不安を感じ、マーキングをするので
叱るのではなく、しっかり飼い主さんがみていることです。
引っ張られるままでコントロールができず、抑えができない!などは同行避難がさらに困難になってしまいます。
・数日分以上のフードや、常備薬を
ご存じの通り台風が接近する場合は船便も数日以上ストップしてしまうことは少なくありません。
常備薬やフードは余裕をもっていること!
また、緊張により食欲が落ちる子、特に猫ちゃんは水をさしだしても飲んでくれないケースが多いので
ウェットフードでの水分補助も大切です。
・首輪や迷子札、マイクロチップを装着していること
万が一の脱走や緊急時に首輪がないことには、捕獲もままならなくなってしまうこともあります。
ワンちゃんには首輪を、ネコちゃんにはマイクロチップをしっかり装備していましょう
ネコちゃんもハーネスなどを付けられるように訓練しておくと良いです!
・動物用の避難袋を!
人と同じで、緊急避難が必要な場合に上記のフードや新鮮な水、お皿、ペットシーツなど
いざというときに持ち出せるように準備しておきましょう。
・レスキューカードを活用しましょう
どんな災害、そして自分自身に何が起こるかは分からない世の中です。
会話ができない状態に突然おちいることも絶対にないとは限りません
保険証などとともに「レスキューカード」を携帯していることをお勧めします。
レスキューカードは簡単にいうと「私が意識不明の場合、家にペットがいます。助けていただけるようお願いします」などの文言とともに
ペットの名前や特徴、持病など、緊急連絡先を記入しておくカードです。
病院でも近日準備して配布していければと思っています。
ネットでも様々なフリーダウンロードのものもあるようです。
「避難」の形は様々です。
自宅で待機すること
親類や友人の家に避難すること
車中などに一旦避難すること
それぞれの形で、安全に過ごすことが何より大切です。
同行避難に関しては情報が変わっていくこともありますので、定期でアップデートしていきたいと思います。
ご相談などもどんどんしてください!
色々な人の意識、飼いかた、避難にあたりどうあってほしいか
できる限り具体的で実現可能な提案があると、同行避難可能な公共施設も考えやすくなっていくと思います。
ペットを飼っている人はどうあってほしいのか、飼っていない人はどうあれば許容できるのか
双方が考えて提案していかないと、「同行避難をできるようにしよう!」だけでは具体性にかけ、どうしたらいいか伝わりません。

タクちゃん、インファちゃん、飼い主さん募集しています!
去勢オス、2回ワクチン済
タクちゃんは甘え上手のやんちゃっこ
インファちゃんは慎重派だけど慣れてくると甘えっ子です
※追記! タク、インファ、正式譲渡済です!幸せに!

こちらも体調だいぶ整ってきました。
ワクチン2回済、まもなく避妊去勢手術をします。
左から
エイト(ハチワレ)オス 約2か月
だんご(半チョビヒゲ)メス 約2か月
ちょび(ちょびひげ)オス 約2か月
葉月(マスク顔)メス 約2か月
きょうだいみんなやんちゃで陽気な性格をしています。
人に甘えるのも、遊んでもらうのも大好き―!
体調もしっかりしてきていよいよ遊び盛りです。
※葉月、チョビ だんご、正式譲渡済です!
ネコちゃんを考えている方はまずこちらに目を通してください
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html
病院公式LINE

そろそろ台風シーズン、今年は大きな台風が来ないことを願うばかりです。
最近は台風前に「ペットと避難できる場所はあるか」「どうしたらよいか」などのご相談も少し増えたなあと感じます。
ペットも家族です。
イヌは外につないだままで…とか、猫は外に出ているから自分でどこか安全なところに隠れてるでしょ、などはもうそんな時代ではありません!
ちなみに「同行避難」は同じ部屋に一緒に避難はできないが、別の部屋などに置く形での避難
「同伴避難」は一緒に過ごせる状態での避難をさします。
今後発展していくであろう避難の形は「同行避難」であろうということで、基本同行避難と記載します。
・「現時点で」、同行避難のできる公の施設は島にはありません
各集落などである程度許してもらった、廊下にケージを置かせてもらえた、などはあると聞きますが、公に同行避難可能となっている場所はありません。
なので、急にペットを連れて行っても、双方困ってしまいトラブルの元です。
特にペットを飼っている人は、飼っていない方の心理も大切にせねばなりません。
今後はケースにより人と別の部屋や渡り廊下などでケージを置かせてもらう、などは許容されていくかと思われます。
これからいろいろ整備・整理が始まっていく段階にあるとは思いますので、「今は同行避難できる場所はない」ということを、念頭においてください
つまりは避難の場合は公共施設ではなく、友人知人を探したり、各自で安全確認を行っていく必要があります
・普段から備えを!
公共の施設がないにしろ、今後はペット同行避難可能に移行していく段階かと感じています。
そのためにも、普段からの備えが必要です
慌ててどこか探して電話がどこにもつながらないとか、すでに雨が強くなってしまってからネコが帰ってこないなど、そんなことのないようにしましょう。
いきなり何の準備もなくペットを連れていくことでトラブルとなり、今後同行避難はさらに難しくなってしまう!なんてことのないように
気を付けていかねばなりません。
・ケージやキャリーは持っていますか?
ネコちゃんにしろ、ワンちゃんにしろ、避難にはきちんと入るキャリーやケージが必要です。
できれば数日は過ごせるようなケージであると便利です。
特にネコちゃんはキャリーで移動、避難場所ではケージ内にトイレを設置して過ごさせる方法が良いです。
(ワンちゃんと違いリードを付けてトイレを促しても脱走の危険や、怖がってままならないことがほとんどです)
最近はソフトキャリーという軽い折り畳みの広げると割と大きなケージタイプや、折り畳みのステンレスケージもあります。
これらを持っていると、脱走されず生活させることも可能です。
避難時などはケージやキャリーはバスタオルなどで覆っておくことで、動物たちもストレス軽減となります
ペットシーツも必須です
・ノミダニや各種予防はしていますか?
公共の避難所にしろ、友人知人を頼るにしろ、ノミだらけのままで同行しては、たくさんの方に迷惑をかけてしまう結果となります。
ノミダニは市販薬ではほぼ効果はありません。
狂犬病(ワンちゃん)をはじめ、予防接種をしておくことは、自分のペットだけではなく、他の子たちのためでもあります。
マナーとしてもしっかりしておきましょう!
・トイレなど基本的なしつけはできていますか?
特にオスのワンちゃんはあちこちにマーキングをしてしまうことが多いです。
マナーベルトの装着や、リードを短めにしっかり持っていること
周囲をしっかりみていること!
病院の待合でもリードを長く余裕を持たせ、あちこちにマーキングをしてしまうケースは少なくありません。
これは、ワンちゃんが悪いのではなく、彼らは知らないにおいがたくさんの場所で不安を感じ、マーキングをするので
叱るのではなく、しっかり飼い主さんがみていることです。
引っ張られるままでコントロールができず、抑えができない!などは同行避難がさらに困難になってしまいます。
・数日分以上のフードや、常備薬を
ご存じの通り台風が接近する場合は船便も数日以上ストップしてしまうことは少なくありません。
常備薬やフードは余裕をもっていること!
また、緊張により食欲が落ちる子、特に猫ちゃんは水をさしだしても飲んでくれないケースが多いので
ウェットフードでの水分補助も大切です。
・首輪や迷子札、マイクロチップを装着していること
万が一の脱走や緊急時に首輪がないことには、捕獲もままならなくなってしまうこともあります。
ワンちゃんには首輪を、ネコちゃんにはマイクロチップをしっかり装備していましょう
ネコちゃんもハーネスなどを付けられるように訓練しておくと良いです!
・動物用の避難袋を!
人と同じで、緊急避難が必要な場合に上記のフードや新鮮な水、お皿、ペットシーツなど
いざというときに持ち出せるように準備しておきましょう。
・レスキューカードを活用しましょう
どんな災害、そして自分自身に何が起こるかは分からない世の中です。
会話ができない状態に突然おちいることも絶対にないとは限りません
保険証などとともに「レスキューカード」を携帯していることをお勧めします。
レスキューカードは簡単にいうと「私が意識不明の場合、家にペットがいます。助けていただけるようお願いします」などの文言とともに
ペットの名前や特徴、持病など、緊急連絡先を記入しておくカードです。
病院でも近日準備して配布していければと思っています。
ネットでも様々なフリーダウンロードのものもあるようです。
「避難」の形は様々です。
自宅で待機すること
親類や友人の家に避難すること
車中などに一旦避難すること
それぞれの形で、安全に過ごすことが何より大切です。
同行避難に関しては情報が変わっていくこともありますので、定期でアップデートしていきたいと思います。
ご相談などもどんどんしてください!
色々な人の意識、飼いかた、避難にあたりどうあってほしいか
できる限り具体的で実現可能な提案があると、同行避難可能な公共施設も考えやすくなっていくと思います。
ペットを飼っている人はどうあってほしいのか、飼っていない人はどうあれば許容できるのか
双方が考えて提案していかないと、「同行避難をできるようにしよう!」だけでは具体性にかけ、どうしたらいいか伝わりません。

タクちゃん、インファちゃん、飼い主さん募集しています!
去勢オス、2回ワクチン済
タクちゃんは甘え上手のやんちゃっこ
インファちゃんは慎重派だけど慣れてくると甘えっ子です
※追記! タク、インファ、正式譲渡済です!幸せに!

こちらも体調だいぶ整ってきました。
ワクチン2回済、まもなく避妊去勢手術をします。
左から
エイト(ハチワレ)オス 約2か月
だんご(半チョビヒゲ)メス 約2か月
ちょび(ちょびひげ)オス 約2か月
葉月(マスク顔)メス 約2か月
きょうだいみんなやんちゃで陽気な性格をしています。
人に甘えるのも、遊んでもらうのも大好き―!
体調もしっかりしてきていよいよ遊び盛りです。
※葉月、チョビ だんご、正式譲渡済です!
ネコちゃんを考えている方はまずこちらに目を通してください
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2021年08月18日
迷子のどうぶつを見つけた場合・迷子になってしまった場合
こんにちは、獣医師の伊藤です
これまでもたまにご相談や実際病院で一時預かりなどを行ったことがありますが
迷子のどうぶつ(犬ネコ)がいた、あるいは迷子にさせてしまった場合に関してです
その1
まずはすぐに保健所、各市町村、動物病院などに連絡をしてください
①場所
②いつからいなくなったか・いつみつけたか
③その子の特徴(毛色、体の大きさ、オスメス、耳が垂れている、毛が長いなどなど)
④首輪をしているか、その色など
⑤狂犬病の鑑札を付けている・ネコ登録に伴いマイクロチップが入っているかどうか
⑥性格など
その2
集落内放送をかけてもらったり、地元FMで放送をかけてもらえるようにかけあってください
FMによる拡散はかなり有効に感じます
その3
早めにはり紙を作りましょう
その1に伴う内容、できれば分かりやすい写真(全身と顔)をそえてください
張り紙はできる限りあちこちにはってもらえるようにお願いすること&解決した場合、必ず回収と報告をしましょう
シンプルで分かりやすいように作ることです
「通りすがりにふとはってあるのを目にして、あれ、あの子そういえば張り紙にあった子?」と思われるくらい
細かすぎる情報、事情はこの際書かない方が印象に残ります。
島内ではSNSなどより、FMによる拡散の方が強いイメージです。
SNSでもフェイスブックなどは有効かもしれません
⑥の性格などは、フレンドリーで誰でも呼ぶと寄ってきてくれる子なのか、あるいは怖がりで逃げてしまうタイプなのかによっても
目撃者の対応などが変わってきます。
怖がりの子などは「無理して追いかけたりしないでください」など、付記が必要になる場合もあります。
特にネコちゃんの場合
完全室内飼いであれば、万が一の脱走の場合遠くに行く可能性は非常に低いです。
すぐそばの隙間、室外機の裏などに隠れて出てこれなくなってしまっていることが多いので
上記対応とともに、迅速に罠を仕掛けましょう
怖がって呼びかけにも反応できない・姿が見えても逆に逃げてしまうなどのケースが多く
「探したけど全然姿をみない」と落胆してしまう飼い主さんがいますが、怖くて出てくることもできない!ということが多いです
いそうな場所をねらって罠を仕掛けた方が比較的保護できるケースが多いです。
2週間くらいはほぼ身動きを取らずにすぐそばにいた、というのは結構あります。
トイレの砂など自分のにおいのあるものを周辺にまき、扉をあけておくことで自力で戻ってくることもあります
普段から外出する子であれば、これは何らかの出来事が発生していることも想定されます。
基本は室内飼いの徹底を!
「いつも帰ってくるから」「そんなに遠くに行かないから」は、いつか帰ってこない日になるかもしれません。
市街地周辺は野良猫対策としてのTNRで罠で捕まっている場合があります。
こちらもマイクロチップの装着や問い合わせで確認することができます。
ネコちゃん用の罠は病院にいくつか持っているので、貸出しは可能です。
ご相談ください!
特にワンちゃんの場合
首輪をしているのになかなか名乗りが出てこないケースも保健所情報などでもよく聞きます。
必ず脱走した場合は「そのうち帰ってくるさ」ではなく、問い合わせを!
病院ではトイプードルや、明らかにトリミングや定期ケアを受けていると予想できる子でも複数回保護例があります。
幸いすぐに飼い主さんと連絡が付き合うことがほどんどですが
結局全く連絡がないケースもあります。
短期間であれば、病院で預かっていることも可能ですが、長期にわたりそうな場合は保健所に移動することもあります。
保健所は「処分する場所」ではなく、迷子になったどうぶつを探す場所であります。
「公示期限が過ぎたら処分されてしまうから」と誤解をされがちですが、譲渡対象として新しい飼い主さんを探すことが多いようです。
ただ、すべての子がそうなるわけではないとも思います。
今年病院で経験したシャイの強いワンちゃんは
根気強く脱走地点周辺を中心に飼い主さんの声で呼びかけを(とどまってくれる可能性が高くなる)
目撃情報をできる限り集めること
ある程度場所が分かった場合、ご飯を置いておきとどまられせるのも有効という話も聞きました(ただしこれは場所によります)
慌てず、急に追いかけたりせず「遊ぼう!」のテンションでの呼びかけ(必死すぎると怖がってしまう)
病院にある若干大き目の罠でうまくかかってくれましたが、状況により保健所より罠を貸してもらおうと思っていました。
もう一つたまに起こるのは、かなりの高齢のワンちゃんの脱走(迷走?)
ほとんど目もみえない子や、足取りのおぼつかない状態くらいのお年寄りのワンちゃんが行方知れずになってしまうことも起こります。
側溝に落ちてしまった、川に落ちてしまった、どこか隙間に入り込んで身動きが取れなくなってしまった、など
おそらく遠くには行けれず、ごく近くで何か起こっていることが多いと思われます。
周辺を丁寧にさがす(耳が遠い場合声掛けが聞こえない)
この場合も放送や張り紙、人海戦術も一つかもしれません。
発見保護した方においてもあることが
「この子は野良猫だろうから、このまま保護して飼おう」
「捨てられたに違いないので、新しい飼い主さんを探そう」
などの解釈をして進めてしまうことがあります。
必ず上記の流れに沿ったうえで、それでも飼い主さんが現れない場合においてその流れになるべきです。
そうしないと、本当の飼い主さんが実は探していることもあります。窃盗になってしまうので、自己判断はよろしくないです。
ネコちゃんには首輪とマイクロチップを!
ワンちゃんには首輪を!
そして、万が一脱走してしまった場合は早めに対応しましょう!!
見つかった場合も、ノミダニを付けていたり、ケガをしていることがあります
まずは病院に来ましょう

公式LINE試行錯誤中です
https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/
これまでもたまにご相談や実際病院で一時預かりなどを行ったことがありますが
迷子のどうぶつ(犬ネコ)がいた、あるいは迷子にさせてしまった場合に関してです
その1
まずはすぐに保健所、各市町村、動物病院などに連絡をしてください
①場所
②いつからいなくなったか・いつみつけたか
③その子の特徴(毛色、体の大きさ、オスメス、耳が垂れている、毛が長いなどなど)
④首輪をしているか、その色など
⑤狂犬病の鑑札を付けている・ネコ登録に伴いマイクロチップが入っているかどうか
⑥性格など
その2
集落内放送をかけてもらったり、地元FMで放送をかけてもらえるようにかけあってください
FMによる拡散はかなり有効に感じます
その3
早めにはり紙を作りましょう
その1に伴う内容、できれば分かりやすい写真(全身と顔)をそえてください
張り紙はできる限りあちこちにはってもらえるようにお願いすること&解決した場合、必ず回収と報告をしましょう
シンプルで分かりやすいように作ることです
「通りすがりにふとはってあるのを目にして、あれ、あの子そういえば張り紙にあった子?」と思われるくらい
細かすぎる情報、事情はこの際書かない方が印象に残ります。
島内ではSNSなどより、FMによる拡散の方が強いイメージです。
SNSでもフェイスブックなどは有効かもしれません
⑥の性格などは、フレンドリーで誰でも呼ぶと寄ってきてくれる子なのか、あるいは怖がりで逃げてしまうタイプなのかによっても
目撃者の対応などが変わってきます。
怖がりの子などは「無理して追いかけたりしないでください」など、付記が必要になる場合もあります。
特にネコちゃんの場合
完全室内飼いであれば、万が一の脱走の場合遠くに行く可能性は非常に低いです。
すぐそばの隙間、室外機の裏などに隠れて出てこれなくなってしまっていることが多いので
上記対応とともに、迅速に罠を仕掛けましょう
怖がって呼びかけにも反応できない・姿が見えても逆に逃げてしまうなどのケースが多く
「探したけど全然姿をみない」と落胆してしまう飼い主さんがいますが、怖くて出てくることもできない!ということが多いです
いそうな場所をねらって罠を仕掛けた方が比較的保護できるケースが多いです。
2週間くらいはほぼ身動きを取らずにすぐそばにいた、というのは結構あります。
トイレの砂など自分のにおいのあるものを周辺にまき、扉をあけておくことで自力で戻ってくることもあります
普段から外出する子であれば、これは何らかの出来事が発生していることも想定されます。
基本は室内飼いの徹底を!
「いつも帰ってくるから」「そんなに遠くに行かないから」は、いつか帰ってこない日になるかもしれません。
市街地周辺は野良猫対策としてのTNRで罠で捕まっている場合があります。
こちらもマイクロチップの装着や問い合わせで確認することができます。
ネコちゃん用の罠は病院にいくつか持っているので、貸出しは可能です。
ご相談ください!
特にワンちゃんの場合
首輪をしているのになかなか名乗りが出てこないケースも保健所情報などでもよく聞きます。
必ず脱走した場合は「そのうち帰ってくるさ」ではなく、問い合わせを!
病院ではトイプードルや、明らかにトリミングや定期ケアを受けていると予想できる子でも複数回保護例があります。
幸いすぐに飼い主さんと連絡が付き合うことがほどんどですが
結局全く連絡がないケースもあります。
短期間であれば、病院で預かっていることも可能ですが、長期にわたりそうな場合は保健所に移動することもあります。
保健所は「処分する場所」ではなく、迷子になったどうぶつを探す場所であります。
「公示期限が過ぎたら処分されてしまうから」と誤解をされがちですが、譲渡対象として新しい飼い主さんを探すことが多いようです。
ただ、すべての子がそうなるわけではないとも思います。
今年病院で経験したシャイの強いワンちゃんは
根気強く脱走地点周辺を中心に飼い主さんの声で呼びかけを(とどまってくれる可能性が高くなる)
目撃情報をできる限り集めること
ある程度場所が分かった場合、ご飯を置いておきとどまられせるのも有効という話も聞きました(ただしこれは場所によります)
慌てず、急に追いかけたりせず「遊ぼう!」のテンションでの呼びかけ(必死すぎると怖がってしまう)
病院にある若干大き目の罠でうまくかかってくれましたが、状況により保健所より罠を貸してもらおうと思っていました。
もう一つたまに起こるのは、かなりの高齢のワンちゃんの脱走(迷走?)
ほとんど目もみえない子や、足取りのおぼつかない状態くらいのお年寄りのワンちゃんが行方知れずになってしまうことも起こります。
側溝に落ちてしまった、川に落ちてしまった、どこか隙間に入り込んで身動きが取れなくなってしまった、など
おそらく遠くには行けれず、ごく近くで何か起こっていることが多いと思われます。
周辺を丁寧にさがす(耳が遠い場合声掛けが聞こえない)
この場合も放送や張り紙、人海戦術も一つかもしれません。
発見保護した方においてもあることが
「この子は野良猫だろうから、このまま保護して飼おう」
「捨てられたに違いないので、新しい飼い主さんを探そう」
などの解釈をして進めてしまうことがあります。
必ず上記の流れに沿ったうえで、それでも飼い主さんが現れない場合においてその流れになるべきです。
そうしないと、本当の飼い主さんが実は探していることもあります。窃盗になってしまうので、自己判断はよろしくないです。
ネコちゃんには首輪とマイクロチップを!
ワンちゃんには首輪を!
そして、万が一脱走してしまった場合は早めに対応しましょう!!
見つかった場合も、ノミダニを付けていたり、ケガをしていることがあります
まずは病院に来ましょう

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2021年08月13日
飼い主さん募集ネコたち
こんにちは、獣医師の伊藤です
最近はおやすみ情報か保護猫情報ばかりですみません。
相変わらずですが保護猫が満載状態が続いています。
面会希望もあるので、うまくご縁につながるように頑張っています!
そのため随時情報も変わっていく場合があります、まずはお問い合わせいただけるようお願いします。
13日現在の募集中ネコちゃんたちです

茶トラ:ニパちゃん(ワクチン1回済、去勢オス 約2か月)
明るい天真爛漫っこです!
※ニパは正式譲渡となりました!おめでとう、幸せにね!※
白黒:タクちゃん(ワクチン2回済、去勢オス 約2か月)
同じく明るく天真爛漫、人が大好き!です

茶白:インファちゃん(ワクチン2回済、去勢オス 約2か月)
タク、ニパに比べると引っ込み思案ですが、怒るタイプではなく甘え表現の下手な子です。
撫でているとゴロゴロだったりします。
※ タク、インファ正式譲渡済です!※
現在病院にはおらず、各家で走り回って過ごしています。
面会希望の方はまず先にご相談ください
病院には現在検疫中&風邪治療中の白黒4きょうだいがいます。
そっくりなようで、それぞれ個性があり、みんなよいこです!

チョビヒゲ(両鼻):ちょびちゃん オス 一か月半くらい
ゴロゴロ人好き!
※ちょび、正式譲渡となっています!幸せに!※
片方チョビヒゲ:だんごちゃん メス 一か月半くらい
ちょびちゃんより一歩奥手そう。怒りません

右だんごちゃん、左はちょびちゃんです
中央:はづきちゃん メス 一か月半くらい
良くしゃべりゴロゴロです
※はづき、だんご 正式譲渡です!おめでとう、幸せに!※

エイトちゃん オス 一か月半
この子も人好きでよいこ!
4匹とも体調を見つつワクチン予定です。
面会は可能です。
どの子もとても良い子です!
良いご縁につながるよう、しっかりケアをしています。
ネコちゃんを考えている方は是非ご相談ください。
面会希望の方はまずこちらに必ず目を通してください!
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html
病院HP
https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/
病院LINE

最近はおやすみ情報か保護猫情報ばかりですみません。
相変わらずですが保護猫が満載状態が続いています。
面会希望もあるので、うまくご縁につながるように頑張っています!
そのため随時情報も変わっていく場合があります、まずはお問い合わせいただけるようお願いします。
13日現在の募集中ネコちゃんたちです

茶トラ:ニパちゃん(ワクチン1回済、去勢オス 約2か月)
明るい天真爛漫っこです!
※ニパは正式譲渡となりました!おめでとう、幸せにね!※
白黒:タクちゃん(ワクチン2回済、去勢オス 約2か月)
同じく明るく天真爛漫、人が大好き!です

茶白:インファちゃん(ワクチン2回済、去勢オス 約2か月)
タク、ニパに比べると引っ込み思案ですが、怒るタイプではなく甘え表現の下手な子です。
撫でているとゴロゴロだったりします。
※ タク、インファ正式譲渡済です!※
現在病院にはおらず、各家で走り回って過ごしています。
面会希望の方はまず先にご相談ください
病院には現在検疫中&風邪治療中の白黒4きょうだいがいます。
そっくりなようで、それぞれ個性があり、みんなよいこです!

チョビヒゲ(両鼻):ちょびちゃん オス 一か月半くらい
ゴロゴロ人好き!
※ちょび、正式譲渡となっています!幸せに!※
片方チョビヒゲ:だんごちゃん メス 一か月半くらい
ちょびちゃんより一歩奥手そう。怒りません

右だんごちゃん、左はちょびちゃんです
中央:はづきちゃん メス 一か月半くらい
良くしゃべりゴロゴロです
※はづき、だんご 正式譲渡です!おめでとう、幸せに!※

エイトちゃん オス 一か月半
この子も人好きでよいこ!
4匹とも体調を見つつワクチン予定です。
面会は可能です。
どの子もとても良い子です!
良いご縁につながるよう、しっかりケアをしています。
ネコちゃんを考えている方は是非ご相談ください。
面会希望の方はまずこちらに必ず目を通してください!
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病院LINE

2021年08月08日
公式LINEを試行錯誤中です
こんにちは、獣医師の伊藤です。
現在病院の公式LINEを作成・試行錯誤中です。
ブログ更新の案内や、出張診療や臨時休診の案内などになる予定です。
どうしても電話などで「診察時間は何時か」「今日は診察しているか」「午後は何時からか」などのご相談が多く(出張診療などで不定休になってしまうせいでもあるので、申し訳ないですが)
私自身の個人携帯・個人ショートメール・その他さまざまな手法で「朝は何時から?」が続くと、本当に必要な急患の対応に支障が出てきてしまいます。
少しでもこのような状態を解消できればと思っています。
・個別の相談や返信はできません:自動応答のみになっています(文言がちょくちょく変わるかもですが、どういった文章が良いか思案中です)
・出張診療以外は通常は予約診療ではありませんし、LINEでの予約などはできません。
・もっとこうするといいよ!などのアドバイスはお待ちしています!

まだ公式マーク申請中なので、検索しても引っかかってこないかもしれません。
こちらからであれば可能かと思います(詳しくないので、うまく出来ないかもしれません…できる限り早めに使い慣れるよう頑張ります)
基本、LINEに関わらず、診療相談をメールやその他のツールを使って行うのはできる限りやめてください。
非常に多く、大変困っています。
みてもいない動物を診断することは不可能です。
相談にこたえることは診療と同等ですから、受診料をいただいて診療をさせてもらっている一方で
メール等で相談をしてくることは、やはり好ましい状況ではありません。
せめて診察時間内に電話をいただければ、それは急いだほうが良いのか、それともなのかなど多少のことはお話しできるかもしれませんが
メールなどで「これって大丈夫かな」「知り合いの犬が血が出てるそうだけどそのままで大丈夫かな」など、責任を負えない相談は多いです。
ご理解いただければと思います。
現在病院の公式LINEを作成・試行錯誤中です。
ブログ更新の案内や、出張診療や臨時休診の案内などになる予定です。
どうしても電話などで「診察時間は何時か」「今日は診察しているか」「午後は何時からか」などのご相談が多く(出張診療などで不定休になってしまうせいでもあるので、申し訳ないですが)
私自身の個人携帯・個人ショートメール・その他さまざまな手法で「朝は何時から?」が続くと、本当に必要な急患の対応に支障が出てきてしまいます。
少しでもこのような状態を解消できればと思っています。
・個別の相談や返信はできません:自動応答のみになっています(文言がちょくちょく変わるかもですが、どういった文章が良いか思案中です)
・出張診療以外は通常は予約診療ではありませんし、LINEでの予約などはできません。
・もっとこうするといいよ!などのアドバイスはお待ちしています!

まだ公式マーク申請中なので、検索しても引っかかってこないかもしれません。
こちらからであれば可能かと思います(詳しくないので、うまく出来ないかもしれません…できる限り早めに使い慣れるよう頑張ります)
基本、LINEに関わらず、診療相談をメールやその他のツールを使って行うのはできる限りやめてください。
非常に多く、大変困っています。
みてもいない動物を診断することは不可能です。
相談にこたえることは診療と同等ですから、受診料をいただいて診療をさせてもらっている一方で
メール等で相談をしてくることは、やはり好ましい状況ではありません。
せめて診察時間内に電話をいただければ、それは急いだほうが良いのか、それともなのかなど多少のことはお話しできるかもしれませんが
メールなどで「これって大丈夫かな」「知り合いの犬が血が出てるそうだけどそのままで大丈夫かな」など、責任を負えない相談は多いです。
ご理解いただければと思います。
2021年08月04日
喜界島からも戻っています!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
喜界島診療からも無事戻ってきています。
今回もたくさんの診療・手術がありました。暑い中、少しでもお役に立てたらと思っています。
次回は10月を予定しています。
休診中はご理解ご協力ありがとうございました!
4日は水曜休診日ですが、しっかり喜界島の疲労分を休息を取って5日木曜より通常診療になります。
現在募集開始予定の保護猫たち


茶トラ(オス) ニパちゃん : マイペースっぽい?やんちゃ要素満載です
うす茶(メス) パルちゃん : こちらもマイペース?
※ ニパちゃん、パルちゃん 正式譲渡となりました!幸せに!※
白黒(オス) タクちゃん : 人大好き!良くしゃべります
白茶(オス) インファちゃん : 現在ちょっとだけ引っ込み思案ですが、撫でているとゴロゴロちゃんです。甘えっ子になる予感
※4きょうだい 全員正式譲渡済です みんな幸せに穏やかに過ごしてほしいです※
約2か月のきょうだいたちです。
ウイルス検査陰性、検便済、ノミダニ駆除済
ワクチン今週中に予定、状態を見つつ避妊去勢手術予定です
みんな割と人も怖くなく、ゴロゴロすぐしてくれますし、よく遊び走り回っています
まずは面会をして考えてもらえると!
こちらも必ず目を通してください。
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html
https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/
喜界島診療からも無事戻ってきています。
今回もたくさんの診療・手術がありました。暑い中、少しでもお役に立てたらと思っています。
次回は10月を予定しています。
休診中はご理解ご協力ありがとうございました!
4日は水曜休診日ですが、しっかり喜界島の疲労分を休息を取って5日木曜より通常診療になります。
現在募集開始予定の保護猫たち


茶トラ(オス) ニパちゃん : マイペースっぽい?やんちゃ要素満載です
うす茶(メス) パルちゃん : こちらもマイペース?
※ ニパちゃん、パルちゃん 正式譲渡となりました!幸せに!※
白黒(オス) タクちゃん : 人大好き!良くしゃべります
白茶(オス) インファちゃん : 現在ちょっとだけ引っ込み思案ですが、撫でているとゴロゴロちゃんです。甘えっ子になる予感
※4きょうだい 全員正式譲渡済です みんな幸せに穏やかに過ごしてほしいです※
約2か月のきょうだいたちです。
ウイルス検査陰性、検便済、ノミダニ駆除済
ワクチン今週中に予定、状態を見つつ避妊去勢手術予定です
みんな割と人も怖くなく、ゴロゴロすぐしてくれますし、よく遊び走り回っています
まずは面会をして考えてもらえると!
こちらも必ず目を通してください。
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html
https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/