2021年04月27日
GWの診療に関して【暦通りです】
こんにちは、獣医師の伊藤です。
ゴールデンウィークに入りつつあります。
4月28日(水) 通常休診日
4月29日(木・祝日) 休診日
4月30日(金) 通常診療
5月1日(土) 通常診療
5月2日(日) 休診日
5月3日(月祝) 休診日
ただし現時点で予約の方がいらっしゃるので、10時ころ~12時頃は病院にいます
5月4日(火祝) 休診日
5月5日(水) 通常休診日
5月6日(木)より通常診療となりますが、業者さんなども発注が殺到してしまうことがあるため
余裕をもっていただけると良いかと思います。
連休中でも私は島にいますので、緊急時はまずは携帯電話の方へお電話をいただけるようお願いします。
お休みで外出した時に野生動物が弱っていたなどの場合も同様まずご相談ください。
留守電になっていても折り返しお電話します。
ただし、スタッフさんはお休みですので、手が足りず緊急対応(検査などが行えないことなど)になることはご了承ください。
急に暑くなるなどの気候変化も起きやすい時期です
お出かけなどはあまりないかもしれませんが、対応病院も少なくなりますので、十分に体調に気を付けていてください。
よろしくお願いします。
ゴールデンウィークに入りつつあります。
4月28日(水) 通常休診日
4月29日(木・祝日) 休診日
4月30日(金) 通常診療
5月1日(土) 通常診療
5月2日(日) 休診日
5月3日(月祝) 休診日
ただし現時点で予約の方がいらっしゃるので、10時ころ~12時頃は病院にいます
5月4日(火祝) 休診日
5月5日(水) 通常休診日
5月6日(木)より通常診療となりますが、業者さんなども発注が殺到してしまうことがあるため
余裕をもっていただけると良いかと思います。
連休中でも私は島にいますので、緊急時はまずは携帯電話の方へお電話をいただけるようお願いします。
お休みで外出した時に野生動物が弱っていたなどの場合も同様まずご相談ください。
留守電になっていても折り返しお電話します。
ただし、スタッフさんはお休みですので、手が足りず緊急対応(検査などが行えないことなど)になることはご了承ください。
急に暑くなるなどの気候変化も起きやすい時期です
お出かけなどはあまりないかもしれませんが、対応病院も少なくなりますので、十分に体調に気を付けていてください。
よろしくお願いします。
2021年04月23日
野鳥のヒナをできる限り拾わないように気を付けましょう
こんにちは、獣医師の伊藤です
3月頃から野鳥のヒナが落ちている、弱っているようだがどうしたらよいかなどのご相談が増えてくる時期です。
基本、野鳥のヒナを保護・拾う必要はないと思ってください!!
野鳥は思っているより早く幼い状態で巣立ちをします。
ほぼ飛べないような状態で巣から出て(=巣立ち 必ずしも「飛び立つ」わけではなく、巣から出る行為)親に誘導され、日々ぐんぐんと成長していきます。
数時間でも飛翔能力は上がっていくくらいです。
その間に自然界での危険からの回避やえさの取り方、仲間とのコミュニケーションなど生き抜くための様々なことを親鳥から学んでいきます。
私たち人から見るととても幼く、そして警戒心も薄いためぼんやりとしており「逃げないし弱っているのではないか」「落ちたのではないか」と思われがちです
・ほとんどの場合のおいて親鳥はそばにいます。
人がそばで「良かれと思って見守っている」ことで近づけずにいます。
ヒナ、巣立ちヒナと思われる鳥がいても手を出さずにそのままにしておいてください。
道路の真ん中などあまりに危険がある場合は、道路わきに寄せるなどで十分です
・ヒトのにおいは関係ありません
一度触ってしまったら、ヒトのにおいで親鳥は放棄してしまうのではないか?という説がありますが
ほぼそのようなことはありません。
・詳しい人に餌のアドバイスをもらったのでちょっと世話をしてみようと思う
その「詳しい人」は野鳥の保護をされている方ですか?本当に詳しい人ですか?
本当に保護をされている方は餌のアドバイスはしません。
エサをあげたい、世話したい、その気持ちは否定しませんが、本当に野鳥のことを思うのであれば、まずは一刻も早く元に戻すことを優先しましょう
・ただし、やむを得ない状況や明らかな外傷、すでに長距離移動してしまい、元の場所が分からないなどはどうしてもあると思います
そのような場合はかならず病院に相談・搬送をしてください
一般家庭で育てる行為・野生動物を保護飼養する行為は違法にあたります。
・弱っていても、手を出さずにそのままにしておくというのは間違いではありません
野鳥のヒナはすべてが元気に無事育つわけではなく、弱って死んでいくものも想定された数を産卵します。
また、例えばカラスにおそわれたとしても、そのカラスも子育てをし、糧を得ていることになります。
自然での命のサイクルには無駄がありません。
厳しいようですが、「助けてあげる行為」は私たち人の都合でしかないと思ってください。
搬送されてきた以上は全力を尽くしますが、ヒトでは野外での危険や生活のすべを教えてあげることはまず不可能だと感じています。

↑ルリカケスの巣立ちヒナです
この位の少し羽が生えて「ちょっと特徴ははっきりしないけど、ルリカケスっぽい」というくらいは基本手を出さない対象です

↑ほんの一週間程度の差ですが、まだ巣内ヒナはこのくらい特徴もないです(これもルリカケスです)
巣から落ちるなどの事故が起こるケースがあります。
巣が分かる場合は元に戻してあげて下さい。
すでに衰弱していてあえて落とされてしまうということもあります

↑成鳥のコノハズクですが、もともとが小さい種類(100g程度)のため、ヒナと間違えられがちです
爪で攻撃してくる場合があるので、人側がケガをしてしまうことがあります。
小さいからヒナだろうというのも異なることがあります。
いずれにしても、野鳥が弱っているようだ、ヒナがいるようだ、そのままで大丈夫かな?
そのような場合はまずは電話でご相談下さい。
3月頃から野鳥のヒナが落ちている、弱っているようだがどうしたらよいかなどのご相談が増えてくる時期です。
基本、野鳥のヒナを保護・拾う必要はないと思ってください!!
野鳥は思っているより早く幼い状態で巣立ちをします。
ほぼ飛べないような状態で巣から出て(=巣立ち 必ずしも「飛び立つ」わけではなく、巣から出る行為)親に誘導され、日々ぐんぐんと成長していきます。
数時間でも飛翔能力は上がっていくくらいです。
その間に自然界での危険からの回避やえさの取り方、仲間とのコミュニケーションなど生き抜くための様々なことを親鳥から学んでいきます。
私たち人から見るととても幼く、そして警戒心も薄いためぼんやりとしており「逃げないし弱っているのではないか」「落ちたのではないか」と思われがちです
・ほとんどの場合のおいて親鳥はそばにいます。
人がそばで「良かれと思って見守っている」ことで近づけずにいます。
ヒナ、巣立ちヒナと思われる鳥がいても手を出さずにそのままにしておいてください。
道路の真ん中などあまりに危険がある場合は、道路わきに寄せるなどで十分です
・ヒトのにおいは関係ありません
一度触ってしまったら、ヒトのにおいで親鳥は放棄してしまうのではないか?という説がありますが
ほぼそのようなことはありません。
・詳しい人に餌のアドバイスをもらったのでちょっと世話をしてみようと思う
その「詳しい人」は野鳥の保護をされている方ですか?本当に詳しい人ですか?
本当に保護をされている方は餌のアドバイスはしません。
エサをあげたい、世話したい、その気持ちは否定しませんが、本当に野鳥のことを思うのであれば、まずは一刻も早く元に戻すことを優先しましょう
・ただし、やむを得ない状況や明らかな外傷、すでに長距離移動してしまい、元の場所が分からないなどはどうしてもあると思います
そのような場合はかならず病院に相談・搬送をしてください
一般家庭で育てる行為・野生動物を保護飼養する行為は違法にあたります。
・弱っていても、手を出さずにそのままにしておくというのは間違いではありません
野鳥のヒナはすべてが元気に無事育つわけではなく、弱って死んでいくものも想定された数を産卵します。
また、例えばカラスにおそわれたとしても、そのカラスも子育てをし、糧を得ていることになります。
自然での命のサイクルには無駄がありません。
厳しいようですが、「助けてあげる行為」は私たち人の都合でしかないと思ってください。
搬送されてきた以上は全力を尽くしますが、ヒトでは野外での危険や生活のすべを教えてあげることはまず不可能だと感じています。

↑ルリカケスの巣立ちヒナです
この位の少し羽が生えて「ちょっと特徴ははっきりしないけど、ルリカケスっぽい」というくらいは基本手を出さない対象です

↑ほんの一週間程度の差ですが、まだ巣内ヒナはこのくらい特徴もないです(これもルリカケスです)
巣から落ちるなどの事故が起こるケースがあります。
巣が分かる場合は元に戻してあげて下さい。
すでに衰弱していてあえて落とされてしまうということもあります

↑成鳥のコノハズクですが、もともとが小さい種類(100g程度)のため、ヒナと間違えられがちです
爪で攻撃してくる場合があるので、人側がケガをしてしまうことがあります。
小さいからヒナだろうというのも異なることがあります。
いずれにしても、野鳥が弱っているようだ、ヒナがいるようだ、そのままで大丈夫かな?
そのような場合はまずは電話でご相談下さい。
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at
17:31
│野生動物を見かけたら
2021年04月17日
17日(土)18日(日)は加計呂麻診療です 22日(木)は出張のため診察はお休みです
こんにちは、獣医師の伊藤です。
17日(土)18日(日)は加計呂麻島診療のため、診療はお休みになります。
17日はフード、予防薬は通常通り対応可能です。
よろしくお願いします!
また、22日(木)も出張のため診療はお休み・フードや予防薬のみ対応となります。
たびたびですみませんが、よろしくお願いします。
ゴールデンウィークに関しては暦通りの予定(水・日祝休診)ですが、基本私は島にいますので
緊急時は対応はできます。
緊急時はまずお電話をいただけるようお願いします。
17日(土)18日(日)は加計呂麻島診療のため、診療はお休みになります。
17日はフード、予防薬は通常通り対応可能です。
よろしくお願いします!
また、22日(木)も出張のため診療はお休み・フードや予防薬のみ対応となります。
たびたびですみませんが、よろしくお願いします。
ゴールデンウィークに関しては暦通りの予定(水・日祝休診)ですが、基本私は島にいますので
緊急時は対応はできます。
緊急時はまずお電話をいただけるようお願いします。
2021年04月09日
ユリや除草剤に気を付けて!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
すっかり春になりまして、道路わきでもユリの花が咲き始めています。
あまり知られていませんが、ユリ科の植物はワンちゃん、ネコちゃんにとってかなり危険です!
特にネコちゃんは症状も強く、致死性も非常に高く、花粉や生けた水でさえ危険です。
いずれも腎臓にかなりのダメージを与えて数日で死に至ってしまうこともあります。
ワンちゃんのお散歩中にユリをかじってしまった
外に出るネコちゃんが咲いているユリのそばを通ってからグルーミングした
いただいたユリを家で飾っていた
自覚のないままに、急性に中毒を起こしてしまうことは少なくありません。
また、これからの時期は除草剤散布が行われることが増えると思います。
知らずに除草剤をまかれている草をかじってしまったなどが想定される例年ある中毒です。
いずれも症状がかなり急で、散歩に出かけ、帰ってきてから急に様子がおかしい(吐いた、下痢をした、けいれんを起こした)などが起こる場合があります。
早めに相談してください。
ユリ科は解毒剤はありません
除草剤中毒も「何を摂取してしまったか」がはっきりわからないケースが多いため
いずれも対処療法をし、身体が解毒をしてくれるのを支える形にしかならないことが多いです。
命にかかわります。
ワンちゃんの散歩では草を食べる子が多いですが、十分気を付けること(動物が本能で避けるとか、かぎ分けることはないと思ってください)
あえて食べさせる必要はありません。
ネコちゃんは外に出さないこと
お花を家に飾る場合はどうぶつの出入りのしない場所を選び、種類を確認すること
ユリはきれいではありますが、絶対に避けてください!!
毎年この季節は当たり前のようにあちこちでユリが咲いています。
しらずに外に出入りするネコちゃんが帰ってこなくなった、急に具合を悪くしてしまったなどは起こっているのだろうと思います。
とてもきれいではありますが、その一方ではとても怖い面を持っています。
あまりに身近な存在ではありますが、どうか危険な目に合うどうぶつがいませんように
一人でも知ってもらえると避けられる危険です。
十分に飼い主さんが気を付けてあげてください
すっかり春になりまして、道路わきでもユリの花が咲き始めています。
あまり知られていませんが、ユリ科の植物はワンちゃん、ネコちゃんにとってかなり危険です!
特にネコちゃんは症状も強く、致死性も非常に高く、花粉や生けた水でさえ危険です。
いずれも腎臓にかなりのダメージを与えて数日で死に至ってしまうこともあります。
ワンちゃんのお散歩中にユリをかじってしまった
外に出るネコちゃんが咲いているユリのそばを通ってからグルーミングした
いただいたユリを家で飾っていた
自覚のないままに、急性に中毒を起こしてしまうことは少なくありません。
また、これからの時期は除草剤散布が行われることが増えると思います。
知らずに除草剤をまかれている草をかじってしまったなどが想定される例年ある中毒です。
いずれも症状がかなり急で、散歩に出かけ、帰ってきてから急に様子がおかしい(吐いた、下痢をした、けいれんを起こした)などが起こる場合があります。
早めに相談してください。
ユリ科は解毒剤はありません
除草剤中毒も「何を摂取してしまったか」がはっきりわからないケースが多いため
いずれも対処療法をし、身体が解毒をしてくれるのを支える形にしかならないことが多いです。
命にかかわります。
ワンちゃんの散歩では草を食べる子が多いですが、十分気を付けること(動物が本能で避けるとか、かぎ分けることはないと思ってください)
あえて食べさせる必要はありません。
ネコちゃんは外に出さないこと
お花を家に飾る場合はどうぶつの出入りのしない場所を選び、種類を確認すること
ユリはきれいではありますが、絶対に避けてください!!
毎年この季節は当たり前のようにあちこちでユリが咲いています。
しらずに外に出入りするネコちゃんが帰ってこなくなった、急に具合を悪くしてしまったなどは起こっているのだろうと思います。
とてもきれいではありますが、その一方ではとても怖い面を持っています。
あまりに身近な存在ではありますが、どうか危険な目に合うどうぶつがいませんように
一人でも知ってもらえると避けられる危険です。
十分に飼い主さんが気を付けてあげてください
2021年04月01日
病院2周年!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
いよいよ開院して丸2年となりました。
建物が建って1年です。
何もないところから頼りなく始まりましたが、いつの間にかそれなりに病院として機能するようになってきて
なんとも感慨深い気持ちになります。
支えていただいた皆さんには感謝しかありません。
喜界島に行けたら、病院のない離島を助けられたらと思っていましたが
果たしてどれだけ助けになっているかは分かりませんが、苦労もありつつ
動物の医療や予防、健康を支えるには「ちゃんとやってね」と言うだけでは始まらない。「定期で通う、支える」ことの大切さを実感します。
もちろん離島への出張診療は引き続き行っていきます。
これからも地域を支えられたらという思いは変わりません。
少しずつでも設備の充実ははかっていきたいとも思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

初めての喜界島での診療の時に友人が撮ってくれたものです
いや診療車あるから入ってもらえばいいのに、なぜか公民館のロビーでそのまま診療をしてしまっているの図
いよいよ開院して丸2年となりました。
建物が建って1年です。
何もないところから頼りなく始まりましたが、いつの間にかそれなりに病院として機能するようになってきて
なんとも感慨深い気持ちになります。
支えていただいた皆さんには感謝しかありません。
喜界島に行けたら、病院のない離島を助けられたらと思っていましたが
果たしてどれだけ助けになっているかは分かりませんが、苦労もありつつ
動物の医療や予防、健康を支えるには「ちゃんとやってね」と言うだけでは始まらない。「定期で通う、支える」ことの大切さを実感します。
もちろん離島への出張診療は引き続き行っていきます。
これからも地域を支えられたらという思いは変わりません。
少しずつでも設備の充実ははかっていきたいとも思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

初めての喜界島での診療の時に友人が撮ってくれたものです
いや診療車あるから入ってもらえばいいのに、なぜか公民館のロビーでそのまま診療をしてしまっているの図