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奄美いんまや動物病院   龍郷町中勝にあります。                         9:00~12:00、15:00~18:30   休診は水曜、土曜午後、日曜祝日         時間外はお応えできない場合があります。         0997-62-3310      090-2085-2649     https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/
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2021年02月24日

テレビ放映

こんにちは、獣医師の伊藤です

本日2月24日の20:00~ MBC どーんと鹿児島「生きものたちの声に耳をすまして」 に取り上げていただいています!

主に10月~1月の診療で取材が入っていたので、どなたか映るかもしれませんよ!?



また、放送未定ですがKYT 「グッと!地球便」 こちらでも取り上げていただいています(本州ではすでに放映されたようですが…)
おそらく3月頃放送だと思います。




基本取材はお受けしますが、撮られるのはまあまあとして、自分が出ているものを見るのはどうにも恥ずかしく(取材はきちんとされていますが)穴に入りたくなるくらいです
今夜は泥酔して見るか、山に入ってきます。
とはいえ、診療中に協力していただいた飼い主さんもたくさんいらっしゃいますので
ご協力ありがとうございました!
少しでも島の啓発や、私たちが取り組んでいることに関して知ってもらうきっかけになればと思います。

  
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2021年02月22日

忘れていませんか?フィラリア予防

こんにちは、獣医師の伊藤です

冬の時期は、ワンちゃんのフィラリア予防、ノミダニ予防を自己判断で中止してしまう飼い主さんが結構多くいます。


ワンちゃんのフィラリアは蚊が媒介し、ワンちゃんの心臓に寄生することで様々な症状、最終的には死んでしまう寄生虫疾患です。
奄美ではまだまだとても多く、予防率も決して高くはありません。

すでに発症状態(咳、腹水、やせてくるなど)にあるワンちゃんは特に治療は大変になってきます。
今は元気でも、突然死や何年かして発症状態になって判明するケースも多いです。

なんといっても、心臓という大事な器官に寄生虫が入るわけですから、簡単に取ることはできません。
急に寄生虫が心臓内でからまってしまい、突然死となってしまうこともあります。
何よりも予防が大切なのです。


予防はとても簡単になりました。
毎月一回の投薬や背中にスポットをするだけで予防ができます。
奄美では一年中(結果として生涯)周年予防が必要です。



ただ、実感としてこの時期は薬を取りに来なくなる方は多いです。
予防が空いて半年以上たてば、すでに感染している可能性(=副作用が出る可能性)があるため、検査をしてからでないと予防薬は出せません。
「この時期は」だけではなく、、ワンちゃんを飼い始めて最初だけ予防薬を取りに来ているものの、いつの間にか取りに来ていないな~というのはとても多いです。


こればかりは、私たちの予防の大切さを伝えきれていないからだとも痛感しています。
予防の継続は飼い主さんの任意です。
必要性を伝えても、継続する意欲・努力は飼い主さんにゆだねられます。
別の病院さんできっと続けている…と思いたいところです。
あんなに家族として大切にしてるはずなのだから…命の危険にさらすことはしないはず。



過去には2歳になる前にすでに感染していた子がいます。
たったひと夏超えるだけでも感染するわけでです。
苦しみながら亡くなった子もたくさんいます。
予防率が低い中では、隣の感染ワンちゃんの血を吸った蚊に刺される可能性はいくらでもあるのです。
毎月ひとつだけで死ななくても良い感染症で、死んでしまう可能性をぐっとあげてしまうことになります。



・東京では春から秋までだったのだけど?

フィラリアの感染は蚊の存在だけではなく、温度条件もあります。
ここ奄美では、基本一年中感染リスクの高い温度条件であります
予防期間は地域により異なります。



・蚊取り線香使っているから大丈夫だと思う

虫よけをたくさんしても、私たちも蚊に刺されますね
ましてや肌に直接つける虫よけもありません、蚊取り線香だけですべての蚊から刺されない保証は全くありません
(蚊取り線香がワンちゃんに安全か?というのも若干心配です、煙ですし)

ノミ予防に関しても「そんなにいない(いるにはいる)から大丈夫」「手で取っているから大丈夫」などの話もよく聞きます…
量ではなく「ついている」こと自体、十分に害はあるのです。



・近所にイヌがあまりいないから大丈夫だと思う、普段室内だから大丈夫だと思う


蚊の移動距離は分かりません
お散歩にも出ると思います
ただ、「そんなに近くにいない」「普段家の中だから」 これも保証のない世界です



・今まで予防して来なかったけど?半年以上空いているけど?もうダメかな?


まずは検査してからの予防スタートになります。
陽性だからと言ってあきらめる必要はありません、しっかり様子を見ながら予防を開始することで、陰転(心臓内からいなくなる)になる子もいます。
また、陽性のワンちゃんはフィラリアをほかのワンちゃんにもうつしていることにもなります。
検査は少量採血ですぐに結果が出ます。






予防は難しくありません(月に一回の投薬)
治療は非常に難しいです。
どうか、ワンちゃんのフィラリア予防の継続、あるいはスタートを!!




  
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2021年02月15日

保護猫の流れ(余談)

こんにちは、獣医師の伊藤です。

喜界島には結局行けずに3月へ延期となっていますが、週末など荒れていましたね…それはむしろ延期で正解だったかもしれません。
3月には必ず行きますので、よろしくお願いします。


今日は余談のようなものですが、私たちが行っている保護猫・譲渡に関して
個人で保護してしまった!などの相談もどうしても定期でありますので、少し参考にしてもらえると良いかなと思っています。

病院から募集をかける子も、保護してすぐではなくいろいろな道を経てから募集をかけています


病院に来る保護猫ちゃんのほとんどが行政のTNRの際に捕獲されてきた子です
手術やリターンをするには小さすぎる、すべてではありませんが、できる限りこういった状況ではリターンではなく保護の道を作れるようにしています。
個人的な「保護しちゃったけどどうしよう、何とかしてほしい」のご相談ご依頼は基本的にお受けしていません。
病院は保護施設ではないため、これを受け入れてしまうと業務が滞ってしまうため、あくまで私たちが保護を決め、手を出しているような感じです。




・少なくとも病院や隔離できている場所で1週間


捕獲(保護)や移動は猫たちには大きなストレスとなります。
当然ワクチンもしていないので、ストレスをきっかけに感染症発症の危険もあります。
保護してすぐに家に連れて帰るようなことはまずしません。

個人の方が保護する場合、特に先住の猫ちゃんがいる場合は、すぐに同じ部屋に入れてしまうのはノミダニや寄生虫をばらまいてしまうことにもつながりますので、
まずは隔離した状態(ケージだけではなく、部屋を分ける。理想はふろ場など、あとでしっかり洗い流せる場所)で一通り過ごさせる方が絶対に良いです。



・その間にノミダニ駆除、検便、駆虫、ウイルス検査、その他疾患の治療

特に下痢をしている状態であると、再感染なども起こりうるので検便も数回行う場合もあります。
風邪をひいている子も多いので、しっかり治療します
爪を切ったり、ウイルス検査なども行います。
よほど汚れている場合はシャンプーすることもあります。


個人の方が保護する場合、特に先住のネコちゃんがいる場合はこのノミダニ駆除や駆虫薬を家の隔離状態に置く前に病院で実施することをおすすめします。
ノミの卵や寄生虫卵はほぼ目に見えないので、人の衣服などについて家のネコちゃんに移してしまう危険があるためです。
先住のネコちゃんにも同時に予防をしておくこと、ワクチンが済んでいることはもちろんです!


・トイレはうまくできるか、いたずらで異食(布やおもちゃを食べてしまう)など変な癖はないかよく見ます

譲渡に当たり、注意するその子の癖、準備するものが変わる場合もあります
ドライフードはあまり食べない、がっつきが強い、トイレを失敗しがち…などなど、様子をしっかり見ます



・状態が落ち着いたらワクチン、手術

譲渡前には最低限一回はワクチンを済ませています。
また、早期去勢避妊を実施しています。
譲渡先での万が一の脱走、トラブルを避けるためにも、現在は必ず手術済の状態で譲渡しています。



この辺りで飼い主さん募集をかけることが多いです。
その前にお問い合わせがあった場合は面会などもこの期間からすることもあります。


保護期間が長くなりそうな場合、上記の検疫やワクチンなどが一通り済んだ状態になったら、
スタッフさんや我が家でほかの先住猫と生活をさせたりします。
運動量が病院ではどうしても足りないこと、猫同士の社会化、人との生活、家での癖の確認(人の食べ物に強く反応しないか、困ったいたずらをしないかなど)などを確認しながら生活します

都度面会希望などがあった場合病院に連れていき、面会をすることになります。



保護猫活動は、すぐに飼い主さんが見つかるとも限りません。
トライアル後出戻ってくることもありますし、怖がりが強く譲渡になかなか行きつかない子もいます
あるいは先天性の病気を持っていて譲渡に向かないなどもあり得ます。


「保護をする」というのは、「もし飼い主さんが見つからなければ終生面倒を見る覚悟」「年単位にわたって見つからないこともある覚悟」をもって保護を決めます
やっぱりやめた~と手放すことはありません。


比較的子猫は数か月以内で飼い主さんが決まるケースがほとんどではありますが、
この「検疫~各種検査~ワクチン・手術~その間も健康管理と性格の把握~」という経緯を必ず経ています
検疫中の子猫がいて、「面会はできるけどすぐには渡せません」となることもありますが、こういう経緯を経ているためです。



個人でされている方などはどこまでを行うか、どの状態で譲渡するかは明確な決まりはありません。
ただ、保護され飼い主さんを探す動物の安全や幸せを考えると、病院ではこのくらいのことをしていることはぜひ知っていてほしいです。
あくまでもできる範囲の活動を、と思っているので、ワクチンやウイルス検査以上の費用を請求することはありませんが
実際これを費用換算するとかなりの額にはなっていると思います。


ネコちゃんをお考えの方は以下を必ず目を通したうえでご相談ください!

https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/e777400.html



現在検疫中、順次面会予定の子猫たち
性格もそれぞれ、うまく出会い、縁がつながるように頑張ります。


保護犬はしていないのかと聞かれることがありますが、現時点ではスペースの問題も含め行ってはいません。
保護犬活動をされている方や、保健所へのフードや毛布などの寄贈は定期で行っています。
















  
Posted by 奄美いんまや動物病院   龍郷町中勝にあります。           9:00~12:00、15:00~18:30   休診は水曜、土曜午後、日曜祝日         時間外はお応えできない場合があります。         0997-62-3310      090-2085-2649     https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 23:14飼い主さん募集ネコ豆知識的なお話

2021年02月07日

【2月喜界島は中止です】 11日(木)は祝日です!

こんにちは、獣医師の伊藤です。


※10日追記 悪天候のためフェリー欠航につき、2月の喜界島診療は中止となりました。
変更が続き、ご迷惑をおかけします

12日金曜
13日土曜(午前のみ)
15日月曜
16日火曜
いずれも奄美大島にて、通常診療しています!

3月5日(金)~8日(月)が次の喜界島診療の予定です



2月13日(土曜)から16日(火曜)午前までは喜界島診療のため、フードや予防薬のみ対応になります。
前もって電話をしてもらえると助かります!



10日(水)は休診日
11日(木)は祝日にあたるためこちらも休診になりますので、気を付けて余裕をもって受診されてください!
よろしくおねがいします

  
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2021年02月04日

ダニ大量寄生!

こんにちは、獣医師の伊藤です。

最近ダニに大量に寄生を受けているワンちゃん、ネコちゃんが続いています
少し暖かい日があったためか、イノシシの活動があるからかは分かりません



・耳や顔回り、あるいは全身に小さなダニが無数に寄生している(よく見えない場合も多いです。ある程度血を吸うと丸く膨らむので目でも確認しやすくなります)

・触ると痛がる、怒る、ブツブツした感触がある、足取りがおぼつかない、元気がない



どうやら定期のノミダニ予防をしていても寄生を受けている事例もあり
そして寄生(刺傷)を受けると、ダニ自体が死んでも刺さったまま死亡するようで、ダニが脱落するまで時間がかかるようです

その間も動物は痛みや違和感を訴え、ひとつき近くかかるケースもありました
ダニ自体が脱落しても皮膚炎を起こして皮膚がガサガサになっていることもありました



ちょっと写真は刺激的かもですが、ブツブツとしているのはすべてダニです


これでも目に見えてわかるケースは多くなく、もっと小さかったりはっきりわからないケースもあります。
とても痛がり怒ることもあり、しっかり検索しにくいというのもあります



これまでも大量ダニ寄生はたまにありましたが、ちょっと立て続いているため、十分気を付けてください
ダニ刺傷は刺されることそのものだけではなく、ダニからさらに病気をうつされることもあります。
(この場合検査自体も別で必要になり、確定まで時間がかかることがあります)
その場合命に係わることもあります。




・散歩中は草むらなどに顔を突っ込んだり、茂みに入らない
・散歩の後は全身を一旦しっかり払う(ダニは刺して寄生するまでに柔らかい部分をさがし皮膚上を移動することがあります、その間に払い落とすことで一定の効果はあると思われます)
・ノミダニの予防は定期でしっかり行う
・ネコちゃんは室内飼いにする



また、ダニ寄生を受けていた場合は無理に取らずに病院にいらしてください
血を吸ったダニは自然に脱落もしますが、決してつぶさないように石鹸水などにつけてしまう、テープではさむなどして処理してください。
※ダニは人にも寄生しうると思いますが、私たちは毎日着替え、お風呂に入るので実際刺傷になってしまう機会は非常にまれだと思います



大量寄生を受けていたワンちゃん、ネコちゃんはいずれも痛々しいほど、そしてあまりの寄生数にびっくりするほどでした。
予防をしていても寄生をされるというのは困った事態ではありますが、予防薬を使っていることは無駄なわけではありません!
十分気を付けてあげてください。
おかしいな、という場合は早めに動物病院へお問い合わせください!








  
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