2021年02月22日
忘れていませんか?フィラリア予防
こんにちは、獣医師の伊藤です
冬の時期は、ワンちゃんのフィラリア予防、ノミダニ予防を自己判断で中止してしまう飼い主さんが結構多くいます。
ワンちゃんのフィラリアは蚊が媒介し、ワンちゃんの心臓に寄生することで様々な症状、最終的には死んでしまう寄生虫疾患です。
奄美ではまだまだとても多く、予防率も決して高くはありません。
すでに発症状態(咳、腹水、やせてくるなど)にあるワンちゃんは特に治療は大変になってきます。
今は元気でも、突然死や何年かして発症状態になって判明するケースも多いです。
なんといっても、心臓という大事な器官に寄生虫が入るわけですから、簡単に取ることはできません。
急に寄生虫が心臓内でからまってしまい、突然死となってしまうこともあります。
何よりも予防が大切なのです。
予防はとても簡単になりました。
毎月一回の投薬や背中にスポットをするだけで予防ができます。
奄美では一年中(結果として生涯)周年予防が必要です。
ただ、実感としてこの時期は薬を取りに来なくなる方は多いです。
予防が空いて半年以上たてば、すでに感染している可能性(=副作用が出る可能性)があるため、検査をしてからでないと予防薬は出せません。
「この時期は」だけではなく、、ワンちゃんを飼い始めて最初だけ予防薬を取りに来ているものの、いつの間にか取りに来ていないな~というのはとても多いです。
こればかりは、私たちの予防の大切さを伝えきれていないからだとも痛感しています。
予防の継続は飼い主さんの任意です。
必要性を伝えても、継続する意欲・努力は飼い主さんにゆだねられます。
別の病院さんできっと続けている…と思いたいところです。
あんなに家族として大切にしてるはずなのだから…命の危険にさらすことはしないはず。
過去には2歳になる前にすでに感染していた子がいます。
たったひと夏超えるだけでも感染するわけでです。
苦しみながら亡くなった子もたくさんいます。
予防率が低い中では、隣の感染ワンちゃんの血を吸った蚊に刺される可能性はいくらでもあるのです。
毎月ひとつだけで死ななくても良い感染症で、死んでしまう可能性をぐっとあげてしまうことになります。
・東京では春から秋までだったのだけど?
フィラリアの感染は蚊の存在だけではなく、温度条件もあります。
ここ奄美では、基本一年中感染リスクの高い温度条件であります
予防期間は地域により異なります。
・蚊取り線香使っているから大丈夫だと思う
虫よけをたくさんしても、私たちも蚊に刺されますね
ましてや肌に直接つける虫よけもありません、蚊取り線香だけですべての蚊から刺されない保証は全くありません
(蚊取り線香がワンちゃんに安全か?というのも若干心配です、煙ですし)
ノミ予防に関しても「そんなにいない(いるにはいる)から大丈夫」「手で取っているから大丈夫」などの話もよく聞きます…
量ではなく「ついている」こと自体、十分に害はあるのです。
・近所にイヌがあまりいないから大丈夫だと思う、普段室内だから大丈夫だと思う
蚊の移動距離は分かりません
お散歩にも出ると思います
ただ、「そんなに近くにいない」「普段家の中だから」 これも保証のない世界です
・今まで予防して来なかったけど?半年以上空いているけど?もうダメかな?
まずは検査してからの予防スタートになります。
陽性だからと言ってあきらめる必要はありません、しっかり様子を見ながら予防を開始することで、陰転(心臓内からいなくなる)になる子もいます。
また、陽性のワンちゃんはフィラリアをほかのワンちゃんにもうつしていることにもなります。
検査は少量採血ですぐに結果が出ます。
予防は難しくありません(月に一回の投薬)
治療は非常に難しいです。
どうか、ワンちゃんのフィラリア予防の継続、あるいはスタートを!!
冬の時期は、ワンちゃんのフィラリア予防、ノミダニ予防を自己判断で中止してしまう飼い主さんが結構多くいます。
ワンちゃんのフィラリアは蚊が媒介し、ワンちゃんの心臓に寄生することで様々な症状、最終的には死んでしまう寄生虫疾患です。
奄美ではまだまだとても多く、予防率も決して高くはありません。
すでに発症状態(咳、腹水、やせてくるなど)にあるワンちゃんは特に治療は大変になってきます。
今は元気でも、突然死や何年かして発症状態になって判明するケースも多いです。
なんといっても、心臓という大事な器官に寄生虫が入るわけですから、簡単に取ることはできません。
急に寄生虫が心臓内でからまってしまい、突然死となってしまうこともあります。
何よりも予防が大切なのです。
予防はとても簡単になりました。
毎月一回の投薬や背中にスポットをするだけで予防ができます。
奄美では一年中(結果として生涯)周年予防が必要です。
ただ、実感としてこの時期は薬を取りに来なくなる方は多いです。
予防が空いて半年以上たてば、すでに感染している可能性(=副作用が出る可能性)があるため、検査をしてからでないと予防薬は出せません。
「この時期は」だけではなく、、ワンちゃんを飼い始めて最初だけ予防薬を取りに来ているものの、いつの間にか取りに来ていないな~というのはとても多いです。
こればかりは、私たちの予防の大切さを伝えきれていないからだとも痛感しています。
予防の継続は飼い主さんの任意です。
必要性を伝えても、継続する意欲・努力は飼い主さんにゆだねられます。
別の病院さんできっと続けている…と思いたいところです。
あんなに家族として大切にしてるはずなのだから…命の危険にさらすことはしないはず。
過去には2歳になる前にすでに感染していた子がいます。
たったひと夏超えるだけでも感染するわけでです。
苦しみながら亡くなった子もたくさんいます。
予防率が低い中では、隣の感染ワンちゃんの血を吸った蚊に刺される可能性はいくらでもあるのです。
毎月ひとつだけで死ななくても良い感染症で、死んでしまう可能性をぐっとあげてしまうことになります。
・東京では春から秋までだったのだけど?
フィラリアの感染は蚊の存在だけではなく、温度条件もあります。
ここ奄美では、基本一年中感染リスクの高い温度条件であります
予防期間は地域により異なります。
・蚊取り線香使っているから大丈夫だと思う
虫よけをたくさんしても、私たちも蚊に刺されますね
ましてや肌に直接つける虫よけもありません、蚊取り線香だけですべての蚊から刺されない保証は全くありません
(蚊取り線香がワンちゃんに安全か?というのも若干心配です、煙ですし)
ノミ予防に関しても「そんなにいない(いるにはいる)から大丈夫」「手で取っているから大丈夫」などの話もよく聞きます…
量ではなく「ついている」こと自体、十分に害はあるのです。
・近所にイヌがあまりいないから大丈夫だと思う、普段室内だから大丈夫だと思う
蚊の移動距離は分かりません
お散歩にも出ると思います
ただ、「そんなに近くにいない」「普段家の中だから」 これも保証のない世界です
・今まで予防して来なかったけど?半年以上空いているけど?もうダメかな?
まずは検査してからの予防スタートになります。
陽性だからと言ってあきらめる必要はありません、しっかり様子を見ながら予防を開始することで、陰転(心臓内からいなくなる)になる子もいます。
また、陽性のワンちゃんはフィラリアをほかのワンちゃんにもうつしていることにもなります。
検査は少量採血ですぐに結果が出ます。
予防は難しくありません(月に一回の投薬)
治療は非常に難しいです。
どうか、ワンちゃんのフィラリア予防の継続、あるいはスタートを!!
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 23:18
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