2023年05月26日
ワンちゃんのフィラリア予防 してあげてくださいね!
こんにちは、獣医師の伊藤です
最近「フィラリアの薬を」で来院される方で、お話やカルテを確認すると、数か月以上空いてしまっているというケースが少なくありません。
また、「フィラリアの予防はしていますか?どうされますか?」と確認すると、「それはまあ、いいかな…」と、予防をしない飼い主さんもいます。
初診で数か月分持っていかれたきりで、取りに来ないままの子もいます(ほかの病院さんで予防されているかもしれません)
おそらく発症まで期間があるため、フィラリアのリスクを軽く考えられているのだろうな、といつも悲しい気持ちになります。
説明が至らないからに尽きますが……
フィラリアは蚊が媒介し、心臓に寄生虫が入ってしまいます。
なので、治療は簡単ではなく、また症状が出始めるのも数年たってから、重い心臓病のような症状をすることが多いです。
寄生虫が心臓の中でからまってしまい急変・突然死をもたらすこともあります。
奄美では予防率も低くまだまだ多い病気です
フィラリアは犬の血液に入り込んだ後、複数回の脱皮を経て、最終的に心臓に到達し成虫となり、子虫を生み続けます。
感染しているワンちゃんの血液を顕微鏡で見ると、子虫がたくさん泳いでいるのが見えます。
蚊は感染しているワンちゃんの中にいる子虫を吸血とともに運び、他のワンちゃんを吸血する際に感染を広めていきます。
つまり、感染しているワンちゃんは自分への病害だけではなく、ほかの子へ病気を広めてしまっていることにもなってしまいます。
予防は、フィラリアが感染し心臓に達するまでの途中のある成長ステージにのみ作用するため予防期間が空いてしまうと感染が成立してしまいます。
ただし感染から半年以上経過していないと検査ができないので、予防を継続してもらうしかありません。
フィラリア陽性のワンちゃんにいきなり予防薬を使うと、副作用を起こすことがあります。
結局予防をしているのかたまに予防しようとして副作用のリスクだけ犯しているのか分からなくなってしまいます。
予防の薬は食べるタイプ、つけるタイプなど様々なタイプがあります。
その子にあった予防薬を選んでいきます。
まとめて持っていくことも可能です。
奄美では周年予防になります(なぜか春先に取りに来て冬自己判断で予防しない人もたくさんいます)
これほどまでに予防率が低く、感染率が高い中で、あるいはすでに感染が判明していても予防をしない飼い主さんが多く
何も知らないワンちゃんを見ていると、とても悲しくなります。
おうちの子を守ることができるのは飼い主さんしかいません。
予防できるはずの、死に至る病気をどうかそのままにしないでください。
私たち病院は予防は強制はできません。理解してもらい、健康であるために意識してもらうことしかできません。
すぐに予防があいてしまうお家、していないお家、本当に悲しくもどかしく思います。
必ず予防は定期的に、確実にしてあげてください
予防期間が空いている子は気を付けてあげてください
予防をしていない子は検査の上、予防を開始してあげてください
お家の大切な家族のためにも、もう一度考えてあげてください
最近「フィラリアの薬を」で来院される方で、お話やカルテを確認すると、数か月以上空いてしまっているというケースが少なくありません。
また、「フィラリアの予防はしていますか?どうされますか?」と確認すると、「それはまあ、いいかな…」と、予防をしない飼い主さんもいます。
初診で数か月分持っていかれたきりで、取りに来ないままの子もいます(ほかの病院さんで予防されているかもしれません)
おそらく発症まで期間があるため、フィラリアのリスクを軽く考えられているのだろうな、といつも悲しい気持ちになります。
説明が至らないからに尽きますが……
フィラリアは蚊が媒介し、心臓に寄生虫が入ってしまいます。
なので、治療は簡単ではなく、また症状が出始めるのも数年たってから、重い心臓病のような症状をすることが多いです。
寄生虫が心臓の中でからまってしまい急変・突然死をもたらすこともあります。
奄美では予防率も低くまだまだ多い病気です
フィラリアは犬の血液に入り込んだ後、複数回の脱皮を経て、最終的に心臓に到達し成虫となり、子虫を生み続けます。
感染しているワンちゃんの血液を顕微鏡で見ると、子虫がたくさん泳いでいるのが見えます。
蚊は感染しているワンちゃんの中にいる子虫を吸血とともに運び、他のワンちゃんを吸血する際に感染を広めていきます。
つまり、感染しているワンちゃんは自分への病害だけではなく、ほかの子へ病気を広めてしまっていることにもなってしまいます。
予防は、フィラリアが感染し心臓に達するまでの途中のある成長ステージにのみ作用するため予防期間が空いてしまうと感染が成立してしまいます。
ただし感染から半年以上経過していないと検査ができないので、予防を継続してもらうしかありません。
フィラリア陽性のワンちゃんにいきなり予防薬を使うと、副作用を起こすことがあります。
結局予防をしているのかたまに予防しようとして副作用のリスクだけ犯しているのか分からなくなってしまいます。
予防の薬は食べるタイプ、つけるタイプなど様々なタイプがあります。
その子にあった予防薬を選んでいきます。
まとめて持っていくことも可能です。
奄美では周年予防になります(なぜか春先に取りに来て冬自己判断で予防しない人もたくさんいます)
これほどまでに予防率が低く、感染率が高い中で、あるいはすでに感染が判明していても予防をしない飼い主さんが多く
何も知らないワンちゃんを見ていると、とても悲しくなります。
おうちの子を守ることができるのは飼い主さんしかいません。
予防できるはずの、死に至る病気をどうかそのままにしないでください。
私たち病院は予防は強制はできません。理解してもらい、健康であるために意識してもらうことしかできません。
すぐに予防があいてしまうお家、していないお家、本当に悲しくもどかしく思います。
必ず予防は定期的に、確実にしてあげてください
予防期間が空いている子は気を付けてあげてください
予防をしていない子は検査の上、予防を開始してあげてください
お家の大切な家族のためにも、もう一度考えてあげてください
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 17:24
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