2024年07月26日
花火・お祭りには連れて行かないで!
こんにちは、獣医師の伊藤です
週末から各地でお祭り、花火大会が続きます
にぎやかで楽しみですが、会場に動物を連れて行くのはやめてあげてくださいね!
花火をきれいだと思うのはひとだけで、大きな爆発音は動物にはかなりの恐怖となります。
パニックになってしまう子も少なくないです
「うちの子は平気だから」という方もいますが、私たちの何倍も耳が良い動物があの音を聞いて驚かないわけはないです。
あえて連れていく必要はありません。
また、お祭り会場も同じく
人込みが平気な子はあまりいませんし、不特定多数の人に囲まれることは不快が強いです
不用意に触られる、知らないものを与えられる、落ちているものを拾い食いしてしまう
動物へのメリットはまったくないと言えます。
怖がりの子は家にいてもパニックになってしまう子もいますし
安心して隠れていられるように、パニックで飛び出してしまわないように気を付けて下さい
毎年注意喚起をさせてもらっていますが、住民皆さんが楽しめて、動物たちは安心して過ごせる夏になりますよう!

週末から各地でお祭り、花火大会が続きます
にぎやかで楽しみですが、会場に動物を連れて行くのはやめてあげてくださいね!
花火をきれいだと思うのはひとだけで、大きな爆発音は動物にはかなりの恐怖となります。
パニックになってしまう子も少なくないです
「うちの子は平気だから」という方もいますが、私たちの何倍も耳が良い動物があの音を聞いて驚かないわけはないです。
あえて連れていく必要はありません。
また、お祭り会場も同じく
人込みが平気な子はあまりいませんし、不特定多数の人に囲まれることは不快が強いです
不用意に触られる、知らないものを与えられる、落ちているものを拾い食いしてしまう
動物へのメリットはまったくないと言えます。
怖がりの子は家にいてもパニックになってしまう子もいますし
安心して隠れていられるように、パニックで飛び出してしまわないように気を付けて下さい
毎年注意喚起をさせてもらっていますが、住民皆さんが楽しめて、動物たちは安心して過ごせる夏になりますよう!

2024年07月23日
熱中症には気を付けて!
こんにちは、獣医師の伊藤です
暑い日が続いています
ワンちゃん、ネコちゃんも熱中症や暑さに伴う不調になりやすいです!
散歩の時間に気を付けるとともに、空調管理なども十分気を付けてあげてください
・扇風機の効果は低いです
ヒトのように汗での蒸散がほとんどできないため、扇風機での直接の効果は低いです。
風通しを良くして室温を下げる目的であればある程度効果はあると思われます。
・犬を外につないでいる、、はもう昔!!
分厚い毛皮を着て、外で生活する。私たちであれば考えられないほど暑いはずです。
ワンちゃんの飼い方を考え直してください
サマーカットは賛否がありますが、湿度の高い奄美ではある程度の効果はあると思います
(ただし、皮膚が見えるほどの短さは紫外線を直接あびてしまうので、「ある程度」です)
「昔から繋いでいた」という方もたくさんいますが、もう暑さのレベルは以前とは全く異なります。
・空調が苦手な子もいますが…でも!
特にネコちゃんはエアコンの風が直接あたることが苦手な子は少なくありません。
わざわざ暑い部屋に行ってしまったり…
しかし、体温調節機能は上手ではありません。いつの間にかぐったりしてしまうことも。
自分で移動できるようにしつつ、あまりに暑い部屋は風通しを良くしたり十分に気を使ってあげてください
・散歩の時間は要注意!
アスファルトはとても熱い!照り返しも私たち人とは空間の違う動物はとてもしんどいはずです。
散歩は日が落ちてから、アスファルトを手で触ってみて熱くないか確認してあげてください。
「行きたがるから」と日中に散歩に出て途中で倒れてしまった事例もあります。
ワンちゃんはそれでも散歩は好きですが、時間帯はしっかり気を付けてください。
・新鮮な水分はいつでもとれるように
複数個所に水を置いたり、いつでもすぐに水はとれるようにしておいてください
停電など不測の事態も気を付けて
最近急な停電などもあるようです。知らないうちにエアコンが切れてしまっていた
リモコンを踏んで切ってしまっていた
うっかり事故のないようにしましょう!
熱中症になると
・ゼエゼエと口を開けた呼吸
・よだれが多い
・立ちきれないでへたってしまう
・ぐったりしてきた
・意識がもうろうとしている
・尿の色が濃い(かなり危険信号です)
熱中症は涼しくすればすぐに治るとも限りません。
すぐに涼しい場所へ移動し、病院にご相談ください。
重症の場合は死亡します。
・とにかく涼しい場所へすぐに移動
・氷水をかけるなど急冷すぎる行為は逆効果になります
・水をかけたり、濡らしたタオルなどをかけ、扇風機をかける(タオルからの気化熱により冷やす)
・首回り、内また、脇などを中心に濡らしたタオルなどをあて冷やす
・病院へ向かう
一過性にハアハアした状態から解除できても、身体は相当疲れてしまいます
しばらく元気がない、食欲が落ちてしまうなど完全になおるまで時間がかかることもあります
点滴などで支えてあげる必要があるケースもあります。
ご相談ください
わたし達よりずっと低いところで生活している動物たちです。
わたし達よりずっと暑さを直接感じてしまいます。
熱中症は予防できます
今年は熱中症ゼロでありますように!!

保護ネコも続いています
ネコちゃんお迎えしたいな~という方、ご相談お待ちしています!
暑い日が続いています
ワンちゃん、ネコちゃんも熱中症や暑さに伴う不調になりやすいです!
散歩の時間に気を付けるとともに、空調管理なども十分気を付けてあげてください
・扇風機の効果は低いです
ヒトのように汗での蒸散がほとんどできないため、扇風機での直接の効果は低いです。
風通しを良くして室温を下げる目的であればある程度効果はあると思われます。
・犬を外につないでいる、、はもう昔!!
分厚い毛皮を着て、外で生活する。私たちであれば考えられないほど暑いはずです。
ワンちゃんの飼い方を考え直してください
サマーカットは賛否がありますが、湿度の高い奄美ではある程度の効果はあると思います
(ただし、皮膚が見えるほどの短さは紫外線を直接あびてしまうので、「ある程度」です)
「昔から繋いでいた」という方もたくさんいますが、もう暑さのレベルは以前とは全く異なります。
・空調が苦手な子もいますが…でも!
特にネコちゃんはエアコンの風が直接あたることが苦手な子は少なくありません。
わざわざ暑い部屋に行ってしまったり…
しかし、体温調節機能は上手ではありません。いつの間にかぐったりしてしまうことも。
自分で移動できるようにしつつ、あまりに暑い部屋は風通しを良くしたり十分に気を使ってあげてください
・散歩の時間は要注意!
アスファルトはとても熱い!照り返しも私たち人とは空間の違う動物はとてもしんどいはずです。
散歩は日が落ちてから、アスファルトを手で触ってみて熱くないか確認してあげてください。
「行きたがるから」と日中に散歩に出て途中で倒れてしまった事例もあります。
ワンちゃんはそれでも散歩は好きですが、時間帯はしっかり気を付けてください。
・新鮮な水分はいつでもとれるように
複数個所に水を置いたり、いつでもすぐに水はとれるようにしておいてください
停電など不測の事態も気を付けて
最近急な停電などもあるようです。知らないうちにエアコンが切れてしまっていた
リモコンを踏んで切ってしまっていた
うっかり事故のないようにしましょう!
熱中症になると
・ゼエゼエと口を開けた呼吸
・よだれが多い
・立ちきれないでへたってしまう
・ぐったりしてきた
・意識がもうろうとしている
・尿の色が濃い(かなり危険信号です)
熱中症は涼しくすればすぐに治るとも限りません。
すぐに涼しい場所へ移動し、病院にご相談ください。
重症の場合は死亡します。
・とにかく涼しい場所へすぐに移動
・氷水をかけるなど急冷すぎる行為は逆効果になります
・水をかけたり、濡らしたタオルなどをかけ、扇風機をかける(タオルからの気化熱により冷やす)
・首回り、内また、脇などを中心に濡らしたタオルなどをあて冷やす
・病院へ向かう
一過性にハアハアした状態から解除できても、身体は相当疲れてしまいます
しばらく元気がない、食欲が落ちてしまうなど完全になおるまで時間がかかることもあります
点滴などで支えてあげる必要があるケースもあります。
ご相談ください
わたし達よりずっと低いところで生活している動物たちです。
わたし達よりずっと暑さを直接感じてしまいます。
熱中症は予防できます
今年は熱中症ゼロでありますように!!

保護ネコも続いています
ネコちゃんお迎えしたいな~という方、ご相談お待ちしています!
2023年09月21日
自家繁殖はやめよう!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
ワンちゃんを新しくお迎えしたり、2匹目をお迎えし、「1回くらい出産させたいと思っている」という方は少なくありません。
そのお気持ちはよく分かりますが、基本的には「やめた方がいい!!」に尽きます。
決定権は飼い主さんにしかありませんので、止めるすべが説得しかないというもどかしい立場ですが、勧めません。
ワンちゃんは安産とは限らない!
実は私も高校の時に自分の家の犬が出産をしました。逆子の上そのあと難産、胎盤剥離、緊急帝王切開に死産と
難産オンパレードという状況で、大切なうちの子にはとんでもない負担をかけてしまいました。
ワンちゃんは安産が多いと思われがちですが、そうとも限らないことは人も同じ。命がけです。
そして緊急対応をできる病院はないと思ってください。
緊急帝王切開は命にかかわります。
お母さん犬が育ててくれないこともある
いわゆる育仔放棄といいますか、全く育てないというケースもあります。
その場合、2時間おきの授乳などを飼い主さんはできますか?
そういう念のための準備も必要です。
生まれた子犬の分だけ適切な飼い主さんを見つけられますか?
生まれてくる子は3頭もあれば、8頭、もっと多いケースもあります。
(実際は交配日から40日くらいでレントゲンを撮って頭数確認をします)
それだけの命を、一生涯大切に家族として迎えてくれる方を確保しておかねばなりません。
子犬はかわいいです。天使です。めちゃくちゃかわいいです。見たら気持ちが盛り上がってしまいます。
その気持ちだけではもちろん飼えませんよね。
しっかり準備して、各種予防やケアも含めると「犬を飼う」というのは費用も掛かることです。
お子さんが一人増えるくらいの気持ちでお迎えできる方は、いますか?
また、障害のある子が生まれるケースもあります。
その時は、どうしましょう?責任もってお家でみえますか?
犬同士の相性、性格なども見極めないといけません
シャイな気質の子が両親だと、シャイな気質の強い子が生まれてくる確率は上がります。
シャイな子は陽気な子をあわせたり、実際の交配は簡単ではありません。
また、両親に体格差がありすぎる(特に母犬が小さく、父犬が大きい場合)と、おなかの中で大きく育ちすぎてしまい
難産になってしまう確率も上がります。
私自身の経験ですが、友達が欲しいと言ってくれていたこともあり、良かれと思って高校時分で犬を出産させましたが
結局その友達は「成績が良くなくてダメだって言われた」などで急に消極的になり、結局お断りしました(そんな理由で!とびっくりですが…、子供というのは、そんなものだと今は思います)
そのあと探すのも苦労したことと、私自身が大学進学で家を離れることで、お世話をすべて両親に丸投げとなりました。
島は特にお子さんは進学とともに家を出てしまうことがほとんどになります。
犬は15年あるいはそれ以上に長生きをします。
その先も含めた責任と覚悟を持たなければ、動物は飼えません。
私はもっともっと考えたらよかった、産ませない選択をすれば良かったと思っています。
(子犬たちはかわいく、それはそれは天使でしたが…!!)
また、ブリーダーは動物取扱業の取得が必要ですし、子犬にはマイクロチップを装着し販売をしなければなりません。
「なんちゃってブリーダー」は、ダメです!
「産ませてみたいなあ」と思っている方は、今一度立ち止まって考えてください。
それ相当の準備と覚悟と命をかけれなければそこで止まって進まないでください。
大切な家族のためにも、しっかり考えてください。
また、産ませない選択をした場合は、避妊・去勢を必ずしてあげて欲しいです。
不要な衝動はなくなっていきますし、将来的に子宮卵巣疾患、前立腺疾患、精巣疾患などトラブルになるのは年を取ってからです。
年をとれば手術自体リスクも伴います。
病気での手術はそれ相当、特に子宮疾患は緊急性も高く、ハイリスクになります。
避妊去勢に関しては別途ご相談ください。
基本は日帰りで行います。
生まれてこれば、大切な命。責任という大きなものを背負わなければなりません。
それをしない・させないという選択もまた、大切な責任です。
そのうえで、出産を希望されるお家はしっかり病院と連絡を取り、しっかり準備を進めていくことです。
(当院も「基本は勧めない」ですが「妊娠しているワンちゃんを診ない」と拒否をしているわけではありません)
よろしくお願いします!
ワンちゃんを新しくお迎えしたり、2匹目をお迎えし、「1回くらい出産させたいと思っている」という方は少なくありません。
そのお気持ちはよく分かりますが、基本的には「やめた方がいい!!」に尽きます。
決定権は飼い主さんにしかありませんので、止めるすべが説得しかないというもどかしい立場ですが、勧めません。
ワンちゃんは安産とは限らない!
実は私も高校の時に自分の家の犬が出産をしました。逆子の上そのあと難産、胎盤剥離、緊急帝王切開に死産と
難産オンパレードという状況で、大切なうちの子にはとんでもない負担をかけてしまいました。
ワンちゃんは安産が多いと思われがちですが、そうとも限らないことは人も同じ。命がけです。
そして緊急対応をできる病院はないと思ってください。
緊急帝王切開は命にかかわります。
お母さん犬が育ててくれないこともある
いわゆる育仔放棄といいますか、全く育てないというケースもあります。
その場合、2時間おきの授乳などを飼い主さんはできますか?
そういう念のための準備も必要です。
生まれた子犬の分だけ適切な飼い主さんを見つけられますか?
生まれてくる子は3頭もあれば、8頭、もっと多いケースもあります。
(実際は交配日から40日くらいでレントゲンを撮って頭数確認をします)
それだけの命を、一生涯大切に家族として迎えてくれる方を確保しておかねばなりません。
子犬はかわいいです。天使です。めちゃくちゃかわいいです。見たら気持ちが盛り上がってしまいます。
その気持ちだけではもちろん飼えませんよね。
しっかり準備して、各種予防やケアも含めると「犬を飼う」というのは費用も掛かることです。
お子さんが一人増えるくらいの気持ちでお迎えできる方は、いますか?
また、障害のある子が生まれるケースもあります。
その時は、どうしましょう?責任もってお家でみえますか?
犬同士の相性、性格なども見極めないといけません
シャイな気質の子が両親だと、シャイな気質の強い子が生まれてくる確率は上がります。
シャイな子は陽気な子をあわせたり、実際の交配は簡単ではありません。
また、両親に体格差がありすぎる(特に母犬が小さく、父犬が大きい場合)と、おなかの中で大きく育ちすぎてしまい
難産になってしまう確率も上がります。
私自身の経験ですが、友達が欲しいと言ってくれていたこともあり、良かれと思って高校時分で犬を出産させましたが
結局その友達は「成績が良くなくてダメだって言われた」などで急に消極的になり、結局お断りしました(そんな理由で!とびっくりですが…、子供というのは、そんなものだと今は思います)
そのあと探すのも苦労したことと、私自身が大学進学で家を離れることで、お世話をすべて両親に丸投げとなりました。
島は特にお子さんは進学とともに家を出てしまうことがほとんどになります。
犬は15年あるいはそれ以上に長生きをします。
その先も含めた責任と覚悟を持たなければ、動物は飼えません。
私はもっともっと考えたらよかった、産ませない選択をすれば良かったと思っています。
(子犬たちはかわいく、それはそれは天使でしたが…!!)
また、ブリーダーは動物取扱業の取得が必要ですし、子犬にはマイクロチップを装着し販売をしなければなりません。
「なんちゃってブリーダー」は、ダメです!
「産ませてみたいなあ」と思っている方は、今一度立ち止まって考えてください。
それ相当の準備と覚悟と命をかけれなければそこで止まって進まないでください。
大切な家族のためにも、しっかり考えてください。
また、産ませない選択をした場合は、避妊・去勢を必ずしてあげて欲しいです。
不要な衝動はなくなっていきますし、将来的に子宮卵巣疾患、前立腺疾患、精巣疾患などトラブルになるのは年を取ってからです。
年をとれば手術自体リスクも伴います。
病気での手術はそれ相当、特に子宮疾患は緊急性も高く、ハイリスクになります。
避妊去勢に関しては別途ご相談ください。
基本は日帰りで行います。
生まれてこれば、大切な命。責任という大きなものを背負わなければなりません。
それをしない・させないという選択もまた、大切な責任です。
そのうえで、出産を希望されるお家はしっかり病院と連絡を取り、しっかり準備を進めていくことです。
(当院も「基本は勧めない」ですが「妊娠しているワンちゃんを診ない」と拒否をしているわけではありません)
よろしくお願いします!
2023年09月10日
夏のお疲れ
こんにちは、獣医師の伊藤です。
まだまだ暑い日が続きますが、それでも日が暮れると少し秋の気配も感じますね。
お盆あけくらいから、体調を崩して来院される方が増えました。
特にシニアのワンちゃん、ネコちゃん
元気がない、食欲がない、血尿がある、下痢や嘔吐
お盆や夏休みに人が来たり出かけたり、あるいはホテルに預けたり
どうしても少しリズムかずれることがあったり
来客対応でお家が落ち着かなかったり
そういうのもまとめて一段落とともに「夏のおつかれ」がぐっと出てきているように感じます。
きっと私たち人も同じように夏の疲れが出て体調を崩しやすい頃になるのでしょうが
早めの対応は早めに治る結果にもつながります。
なんだかおかしいな?というときは早めに受診してください。
特にネコちゃんは8月下旬あたりから膀胱炎増えております(頻尿・血尿・そそう)
不思議なくらい同じタイミングで同じ症状の来院が増えるので、いつ注意報を出そうかしらと思ってしまうほどです。
また増えるようなら改めてアナウンスします!
みんな気を付けてあと少し夏を乗り切りましょう!

まだまだ暑い日が続きますが、それでも日が暮れると少し秋の気配も感じますね。
お盆あけくらいから、体調を崩して来院される方が増えました。
特にシニアのワンちゃん、ネコちゃん
元気がない、食欲がない、血尿がある、下痢や嘔吐
お盆や夏休みに人が来たり出かけたり、あるいはホテルに預けたり
どうしても少しリズムかずれることがあったり
来客対応でお家が落ち着かなかったり
そういうのもまとめて一段落とともに「夏のおつかれ」がぐっと出てきているように感じます。
きっと私たち人も同じように夏の疲れが出て体調を崩しやすい頃になるのでしょうが
早めの対応は早めに治る結果にもつながります。
なんだかおかしいな?というときは早めに受診してください。
特にネコちゃんは8月下旬あたりから膀胱炎増えております(頻尿・血尿・そそう)
不思議なくらい同じタイミングで同じ症状の来院が増えるので、いつ注意報を出そうかしらと思ってしまうほどです。
また増えるようなら改めてアナウンスします!
みんな気を付けてあと少し夏を乗り切りましょう!

2023年06月30日
熱中症に気を付けて!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
いよいよ梅雨も明け、暑い日々がやってきました。
動物も当然暑さを感じますし、熱中症にもなります!
これからのシーズンは十分すぎるほどに熱中症には気を付けてあげてください!
重度の熱中症では動物も死亡してしまいます。毎年発生があります。
「ゆで卵は生卵に戻せない」一度高温で変性してしまった細胞は治してあげられないこともあります。
そして熱中症は飼い主さんの努力で発生をさせないことのできる病気です!
・扇風機の効果は低いです
ヒトのように汗での蒸散がほとんどできないため、扇風機での効果は低いです。
風通しを良くして室温を下げる目的であればある程度効果はあると思われます。
・犬を外につないでいる、、はもう昔だと思ってほしい
分厚い毛皮を着て、外で生活する。私たちであれば考えられないほど暑いはずです。
ワンちゃんの飼い方を考え直してほしいです
・空調が苦手な子もいますが…でも!
特にネコちゃんはエアコンの風が直接あたることが苦手な子は少なくありません。
わざわざ暑い部屋に行ってしまったり…
しかし、体温調節機能は上手ではありません。いつの間にかぐったりしてしまうことも。
自分で移動できるようにしつつ、あまりに暑い部屋は風通しを良くしたり十分に気を使ってあげてください
・散歩の時間は要注意!
アスファルトはとても熱い!照り返しも私たち人とは空間の違う動物はとてもしんどいはずです。
散歩は日が落ちてから、アスファルトを手で触ってみて熱くないか確認してあげてください。
「行きたがるから」と日中に散歩に出て途中で倒れてしまった事例もあります。
ワンちゃんはそれでも散歩は好きですが、時間帯はしっかり気を付けてください。
・新鮮な水分はいつでもとれるように
複数個所に水を置いたり、いつでもすぐに水はとれるようにしておいてください
熱中症になると
・ゼエゼエと口を開けた呼吸
・よだれが多い
・立ちきれないでへたってしまう
・ぐったりしてきた
・意識がもうろうとしている
熱中症は涼しくすればすぐに治るとも限りません。
すぐに涼しい場所へ移動し、病院にご相談ください。
重症の場合は死亡します。
・とにかく涼しい場所へすぐに移動
・氷水をかけるなど急冷すぎる行為は逆効果になります
・水をかけたり、濡らしたタオルなどをかけ、扇風機をかける(タオルからの気化熱により冷やす)
・首回り、内また、脇などを中心に濡らしたタオルなどをあて冷やす
・病院へ向かう
わたし達よりずっと低いところで生活している動物たちです。
わたし達よりずっと暑さを直接感じてしまいます。
今年は熱中症ゼロでありますように!!


いよいよ梅雨も明け、暑い日々がやってきました。
動物も当然暑さを感じますし、熱中症にもなります!
これからのシーズンは十分すぎるほどに熱中症には気を付けてあげてください!
重度の熱中症では動物も死亡してしまいます。毎年発生があります。
「ゆで卵は生卵に戻せない」一度高温で変性してしまった細胞は治してあげられないこともあります。
そして熱中症は飼い主さんの努力で発生をさせないことのできる病気です!
・扇風機の効果は低いです
ヒトのように汗での蒸散がほとんどできないため、扇風機での効果は低いです。
風通しを良くして室温を下げる目的であればある程度効果はあると思われます。
・犬を外につないでいる、、はもう昔だと思ってほしい
分厚い毛皮を着て、外で生活する。私たちであれば考えられないほど暑いはずです。
ワンちゃんの飼い方を考え直してほしいです
・空調が苦手な子もいますが…でも!
特にネコちゃんはエアコンの風が直接あたることが苦手な子は少なくありません。
わざわざ暑い部屋に行ってしまったり…
しかし、体温調節機能は上手ではありません。いつの間にかぐったりしてしまうことも。
自分で移動できるようにしつつ、あまりに暑い部屋は風通しを良くしたり十分に気を使ってあげてください
・散歩の時間は要注意!
アスファルトはとても熱い!照り返しも私たち人とは空間の違う動物はとてもしんどいはずです。
散歩は日が落ちてから、アスファルトを手で触ってみて熱くないか確認してあげてください。
「行きたがるから」と日中に散歩に出て途中で倒れてしまった事例もあります。
ワンちゃんはそれでも散歩は好きですが、時間帯はしっかり気を付けてください。
・新鮮な水分はいつでもとれるように
複数個所に水を置いたり、いつでもすぐに水はとれるようにしておいてください
熱中症になると
・ゼエゼエと口を開けた呼吸
・よだれが多い
・立ちきれないでへたってしまう
・ぐったりしてきた
・意識がもうろうとしている
熱中症は涼しくすればすぐに治るとも限りません。
すぐに涼しい場所へ移動し、病院にご相談ください。
重症の場合は死亡します。
・とにかく涼しい場所へすぐに移動
・氷水をかけるなど急冷すぎる行為は逆効果になります
・水をかけたり、濡らしたタオルなどをかけ、扇風機をかける(タオルからの気化熱により冷やす)
・首回り、内また、脇などを中心に濡らしたタオルなどをあて冷やす
・病院へ向かう
わたし達よりずっと低いところで生活している動物たちです。
わたし達よりずっと暑さを直接感じてしまいます。
今年は熱中症ゼロでありますように!!


2023年05月26日
ワンちゃんのフィラリア予防 してあげてくださいね!
こんにちは、獣医師の伊藤です
最近「フィラリアの薬を」で来院される方で、お話やカルテを確認すると、数か月以上空いてしまっているというケースが少なくありません。
また、「フィラリアの予防はしていますか?どうされますか?」と確認すると、「それはまあ、いいかな…」と、予防をしない飼い主さんもいます。
初診で数か月分持っていかれたきりで、取りに来ないままの子もいます(ほかの病院さんで予防されているかもしれません)
おそらく発症まで期間があるため、フィラリアのリスクを軽く考えられているのだろうな、といつも悲しい気持ちになります。
説明が至らないからに尽きますが……
フィラリアは蚊が媒介し、心臓に寄生虫が入ってしまいます。
なので、治療は簡単ではなく、また症状が出始めるのも数年たってから、重い心臓病のような症状をすることが多いです。
寄生虫が心臓の中でからまってしまい急変・突然死をもたらすこともあります。
奄美では予防率も低くまだまだ多い病気です
フィラリアは犬の血液に入り込んだ後、複数回の脱皮を経て、最終的に心臓に到達し成虫となり、子虫を生み続けます。
感染しているワンちゃんの血液を顕微鏡で見ると、子虫がたくさん泳いでいるのが見えます。
蚊は感染しているワンちゃんの中にいる子虫を吸血とともに運び、他のワンちゃんを吸血する際に感染を広めていきます。
つまり、感染しているワンちゃんは自分への病害だけではなく、ほかの子へ病気を広めてしまっていることにもなってしまいます。
予防は、フィラリアが感染し心臓に達するまでの途中のある成長ステージにのみ作用するため予防期間が空いてしまうと感染が成立してしまいます。
ただし感染から半年以上経過していないと検査ができないので、予防を継続してもらうしかありません。
フィラリア陽性のワンちゃんにいきなり予防薬を使うと、副作用を起こすことがあります。
結局予防をしているのかたまに予防しようとして副作用のリスクだけ犯しているのか分からなくなってしまいます。
予防の薬は食べるタイプ、つけるタイプなど様々なタイプがあります。
その子にあった予防薬を選んでいきます。
まとめて持っていくことも可能です。
奄美では周年予防になります(なぜか春先に取りに来て冬自己判断で予防しない人もたくさんいます)
これほどまでに予防率が低く、感染率が高い中で、あるいはすでに感染が判明していても予防をしない飼い主さんが多く
何も知らないワンちゃんを見ていると、とても悲しくなります。
おうちの子を守ることができるのは飼い主さんしかいません。
予防できるはずの、死に至る病気をどうかそのままにしないでください。
私たち病院は予防は強制はできません。理解してもらい、健康であるために意識してもらうことしかできません。
すぐに予防があいてしまうお家、していないお家、本当に悲しくもどかしく思います。
必ず予防は定期的に、確実にしてあげてください
予防期間が空いている子は気を付けてあげてください
予防をしていない子は検査の上、予防を開始してあげてください
お家の大切な家族のためにも、もう一度考えてあげてください
最近「フィラリアの薬を」で来院される方で、お話やカルテを確認すると、数か月以上空いてしまっているというケースが少なくありません。
また、「フィラリアの予防はしていますか?どうされますか?」と確認すると、「それはまあ、いいかな…」と、予防をしない飼い主さんもいます。
初診で数か月分持っていかれたきりで、取りに来ないままの子もいます(ほかの病院さんで予防されているかもしれません)
おそらく発症まで期間があるため、フィラリアのリスクを軽く考えられているのだろうな、といつも悲しい気持ちになります。
説明が至らないからに尽きますが……
フィラリアは蚊が媒介し、心臓に寄生虫が入ってしまいます。
なので、治療は簡単ではなく、また症状が出始めるのも数年たってから、重い心臓病のような症状をすることが多いです。
寄生虫が心臓の中でからまってしまい急変・突然死をもたらすこともあります。
奄美では予防率も低くまだまだ多い病気です
フィラリアは犬の血液に入り込んだ後、複数回の脱皮を経て、最終的に心臓に到達し成虫となり、子虫を生み続けます。
感染しているワンちゃんの血液を顕微鏡で見ると、子虫がたくさん泳いでいるのが見えます。
蚊は感染しているワンちゃんの中にいる子虫を吸血とともに運び、他のワンちゃんを吸血する際に感染を広めていきます。
つまり、感染しているワンちゃんは自分への病害だけではなく、ほかの子へ病気を広めてしまっていることにもなってしまいます。
予防は、フィラリアが感染し心臓に達するまでの途中のある成長ステージにのみ作用するため予防期間が空いてしまうと感染が成立してしまいます。
ただし感染から半年以上経過していないと検査ができないので、予防を継続してもらうしかありません。
フィラリア陽性のワンちゃんにいきなり予防薬を使うと、副作用を起こすことがあります。
結局予防をしているのかたまに予防しようとして副作用のリスクだけ犯しているのか分からなくなってしまいます。
予防の薬は食べるタイプ、つけるタイプなど様々なタイプがあります。
その子にあった予防薬を選んでいきます。
まとめて持っていくことも可能です。
奄美では周年予防になります(なぜか春先に取りに来て冬自己判断で予防しない人もたくさんいます)
これほどまでに予防率が低く、感染率が高い中で、あるいはすでに感染が判明していても予防をしない飼い主さんが多く
何も知らないワンちゃんを見ていると、とても悲しくなります。
おうちの子を守ることができるのは飼い主さんしかいません。
予防できるはずの、死に至る病気をどうかそのままにしないでください。
私たち病院は予防は強制はできません。理解してもらい、健康であるために意識してもらうことしかできません。
すぐに予防があいてしまうお家、していないお家、本当に悲しくもどかしく思います。
必ず予防は定期的に、確実にしてあげてください
予防期間が空いている子は気を付けてあげてください
予防をしていない子は検査の上、予防を開始してあげてください
お家の大切な家族のためにも、もう一度考えてあげてください
2023年04月20日
狂犬病集合注射のシーズンです
こんにちは、獣医師の伊藤です
今週末~来週より奄美市で狂犬病集合注射が行われます。
各市町村も4~6月ころに集合注射の案内が来ると思います。
(私伊藤は土日と、26日水曜の住用地区を担当します)
狂犬病ワクチンは年に一回、必ず接種してください!(年度に一回になるので、3月以前に接種したワンちゃんは今年度は未接種という扱いです)
外に出ないし…咬むような子ではないし…というのは打たない理由にはなりません
健康面で不安のあるワンちゃんは自己判断をせず、必ずかかりつけの病院にご相談ください。
獣医師の判断により診断書(接種猶予証明)を発行する形で、一定期間猶予を設けることができます。
集合注射に間に合わない、集合注射はワンちゃんが怖がるので行きにくい場合は
かかりつけの病院での接種でも問題ありません。
集合注射はワンちゃんが集まり騒然としてしまいます。流れ作業のように接種するため、細やかな問診などができない状況になるため
病院でしっかり健診の上接種の方がどちらかというと安心です。
狂犬病のワクチンは安全性も高いため、副作用の発生する確率は非常に低いですが、それでも接種当日はしっかり様子を見て
気になる場合は病院にご相談ください(顔が腫れる、嘔吐がある、元気がない、寝てばかりいるなどが副作用として出る可能性があります)
集合注射に出向く場合は、首輪とリードを確実につけてきてください。
もちろん接種料金もです!
騒然とするため、パニックになってしまう場合もあります。
覚えている子も多いので、必死に逃げようと咬んできてしまう子もいます。
また、接種する獣医師以外は役場職員(動物の専門ではない)なので、基本飼い主さんが抱き上げたりおさえていていただく必要があります。
私は基本「軽く抱き上げてください」とお願いし、その瞬間にお尻に接種します。
おさえつけたり、足の間に挟もうとする方がいますが、案外逆に暴れてしまいます。
両前足をもって足が浮くくらい持ち上げていただければ、一瞬で接種できます。
獣医師が咬まれてしまっては本末転倒なので、どうかご協力お願いします!
今週末~来週より奄美市で狂犬病集合注射が行われます。
各市町村も4~6月ころに集合注射の案内が来ると思います。
(私伊藤は土日と、26日水曜の住用地区を担当します)
狂犬病ワクチンは年に一回、必ず接種してください!(年度に一回になるので、3月以前に接種したワンちゃんは今年度は未接種という扱いです)
外に出ないし…咬むような子ではないし…というのは打たない理由にはなりません
健康面で不安のあるワンちゃんは自己判断をせず、必ずかかりつけの病院にご相談ください。
獣医師の判断により診断書(接種猶予証明)を発行する形で、一定期間猶予を設けることができます。
集合注射に間に合わない、集合注射はワンちゃんが怖がるので行きにくい場合は
かかりつけの病院での接種でも問題ありません。
集合注射はワンちゃんが集まり騒然としてしまいます。流れ作業のように接種するため、細やかな問診などができない状況になるため
病院でしっかり健診の上接種の方がどちらかというと安心です。
狂犬病のワクチンは安全性も高いため、副作用の発生する確率は非常に低いですが、それでも接種当日はしっかり様子を見て
気になる場合は病院にご相談ください(顔が腫れる、嘔吐がある、元気がない、寝てばかりいるなどが副作用として出る可能性があります)
集合注射に出向く場合は、首輪とリードを確実につけてきてください。
もちろん接種料金もです!
騒然とするため、パニックになってしまう場合もあります。
覚えている子も多いので、必死に逃げようと咬んできてしまう子もいます。
また、接種する獣医師以外は役場職員(動物の専門ではない)なので、基本飼い主さんが抱き上げたりおさえていていただく必要があります。
私は基本「軽く抱き上げてください」とお願いし、その瞬間にお尻に接種します。
おさえつけたり、足の間に挟もうとする方がいますが、案外逆に暴れてしまいます。
両前足をもって足が浮くくらい持ち上げていただければ、一瞬で接種できます。
獣医師が咬まれてしまっては本末転倒なので、どうかご協力お願いします!
2022年07月30日
花火に気を付けて!
こんにちは、獣医師の伊藤です
8月5日(金)は島の各地で花火が打ち上げられるようです!
とてもきれいで楽しみではありますが、動物にとっては爆発音は恐怖そのものですので
・決して会場には連れて行かない(うちの子は平気だから、というのはまずありえません。我慢しているだけです。絶対にしない!)
・パニックで飛び出してしまわないように気を付ける
毎年びっくりして逃げてしまった、おびえて出てこなくなってしまった、怖がってケガをさせてしまったなどは良く聞きます。
楽しむのは私たちだけ!
飼っている動物はしっかり安全な場所にいさせてあげてください!
よろしくお願いします。
お知らせ
・お盆休みに関しては特に設けておりません。ただし、業者さんが休みに入ることも多く、薬やフードなど時間がかかることもあります。
余裕をもって準備していてください。
・8月18日(木)午後~8月23日(火)午前まで喜界島診療となります。
これまで通り、不在時はフードや予防薬のみの対応となりますので、よろしくお願いします!
猫たちもまだまだたくさん、お家探ししています!


https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html
必ずこちらに目を通して、ご相談お待ちしています!
公式LINE

8月5日(金)は島の各地で花火が打ち上げられるようです!
とてもきれいで楽しみではありますが、動物にとっては爆発音は恐怖そのものですので
・決して会場には連れて行かない(うちの子は平気だから、というのはまずありえません。我慢しているだけです。絶対にしない!)
・パニックで飛び出してしまわないように気を付ける
毎年びっくりして逃げてしまった、おびえて出てこなくなってしまった、怖がってケガをさせてしまったなどは良く聞きます。
楽しむのは私たちだけ!
飼っている動物はしっかり安全な場所にいさせてあげてください!
よろしくお願いします。
お知らせ
・お盆休みに関しては特に設けておりません。ただし、業者さんが休みに入ることも多く、薬やフードなど時間がかかることもあります。
余裕をもって準備していてください。
・8月18日(木)午後~8月23日(火)午前まで喜界島診療となります。
これまで通り、不在時はフードや予防薬のみの対応となりますので、よろしくお願いします!
猫たちもまだまだたくさん、お家探ししています!


https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html
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2022年07月10日
熱中症に注意!!
こんにちは、獣医師の伊藤です
いよいよ暑い日が続いています。
わたし達ヒトが暑い!しんどい!と思うように動物たちもまた暑い、しんどい!と思う季節です。
「犬(猫)にも熱中症なんてあるの?」という言葉は今でも多く聞きますが、当然あります!!
いうまでもなく命に関わります!!
今年は当院でもすでに熱中症で亡くなってしまったワンちゃんが出てしまいました。
ワンちゃんもネコちゃんも汗をかく場所がとても限られています(足の裏のみ)
いわばダウンジャケットを着て、ウインドブレーカーを着て外に出るようなもの
熱がこもってしまいます。
どんどんその熱は行き場をなくし、オーバーヒートしてしまいます。
ゆで卵が生卵に戻れないように、あまりのオーバーヒートの場合は脳組織をはじめ臓器がダメになってしまいます。
・ゼエゼエと口を開けた呼吸
・よだれが多い
・立ちきれない
・ぐったりしてきた
・意識がもうろうとしている
熱中症は涼しくすればすぐに治るとも限りません。
すぐに涼しい場所へ移動し、病院にご相談ください。
重症の場合は死亡します。
・とにかく涼しい場所へすぐに移動
・氷水をかけるなど急冷すぎる行為は逆効果になります
・水をかけたり、濡らしたタオルなどをかけ、扇風機をかける(タオルからの気化熱により冷やす)
・首回り、内また、脇などを中心に濡らしたタオルなどをあて冷やす
・病院へ向かう
わたし達よりずっと低いところで生活している動物たちです。
わたし達よりずっと暑さを直接感じてしまいます。
・散歩は涼しくなってから
・庭で繋いで飼うのは正直すでにナンセンスに近いです。風通しを良くし、水をのめるように
・凍らせたペットボトルや保冷剤をタオルで巻いてそばに置く(直接本人が触れて使う以外に、扇風機の前に置くことで冷気が流れる効果もあります)
・屋内も風通しよく、エアコンを積極的に使いましょう
・扇風機は風の流れは作りますが、汗をほとんどかけない動物にとっては蒸散できないためあまり意味がありません
熱中症は十分防げる病気です。
飼い主さんがしっかり動物たちをまもってあげてください!
飼い主さん募集中ネコちゃんたち、まだまだたくさんいます。

タケちゃん(白 尾が黒い) オス去勢済、ワクチン2回済
ノコちゃん(白黒) メス避妊済 ワクチン2回済
※3匹とも正式譲渡済です!

ささかまちゃん(奥の茶白) オス去勢済 ワクチン2回済
手前はタケです
※ささかま ソス 正式譲渡済!※

まこもちゃん(白グレー) オス去勢済 ワクチン2回済
ソスちゃん(シャム模様) メス避妊済 ワクチン2回済
※まこも、ソス 正式譲渡済※

こももちゃん(三毛)メス ワクチン1回済 もうちょっと大きくなったら避妊予定
ももたちゃん(黒)オス ワクチン1回済 もうちょっと大きくなったら去勢予定
※こもも、ももた 正式譲渡済※
以前から募集しているはるちゃん、レブちゃん、トツちゃん まだ家で過ごしております!
みんな合わせて、ご縁がありますように!
気になる方はまずこちらに目を通し手からお問い合わせください
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html
いよいよ暑い日が続いています。
わたし達ヒトが暑い!しんどい!と思うように動物たちもまた暑い、しんどい!と思う季節です。
「犬(猫)にも熱中症なんてあるの?」という言葉は今でも多く聞きますが、当然あります!!
いうまでもなく命に関わります!!
今年は当院でもすでに熱中症で亡くなってしまったワンちゃんが出てしまいました。
ワンちゃんもネコちゃんも汗をかく場所がとても限られています(足の裏のみ)
いわばダウンジャケットを着て、ウインドブレーカーを着て外に出るようなもの
熱がこもってしまいます。
どんどんその熱は行き場をなくし、オーバーヒートしてしまいます。
ゆで卵が生卵に戻れないように、あまりのオーバーヒートの場合は脳組織をはじめ臓器がダメになってしまいます。
・ゼエゼエと口を開けた呼吸
・よだれが多い
・立ちきれない
・ぐったりしてきた
・意識がもうろうとしている
熱中症は涼しくすればすぐに治るとも限りません。
すぐに涼しい場所へ移動し、病院にご相談ください。
重症の場合は死亡します。
・とにかく涼しい場所へすぐに移動
・氷水をかけるなど急冷すぎる行為は逆効果になります
・水をかけたり、濡らしたタオルなどをかけ、扇風機をかける(タオルからの気化熱により冷やす)
・首回り、内また、脇などを中心に濡らしたタオルなどをあて冷やす
・病院へ向かう
わたし達よりずっと低いところで生活している動物たちです。
わたし達よりずっと暑さを直接感じてしまいます。
・散歩は涼しくなってから
・庭で繋いで飼うのは正直すでにナンセンスに近いです。風通しを良くし、水をのめるように
・凍らせたペットボトルや保冷剤をタオルで巻いてそばに置く(直接本人が触れて使う以外に、扇風機の前に置くことで冷気が流れる効果もあります)
・屋内も風通しよく、エアコンを積極的に使いましょう
・扇風機は風の流れは作りますが、汗をほとんどかけない動物にとっては蒸散できないためあまり意味がありません
熱中症は十分防げる病気です。
飼い主さんがしっかり動物たちをまもってあげてください!
飼い主さん募集中ネコちゃんたち、まだまだたくさんいます。

タケちゃん(白 尾が黒い) オス去勢済、ワクチン2回済
ノコちゃん(白黒) メス避妊済 ワクチン2回済
※3匹とも正式譲渡済です!

ささかまちゃん(奥の茶白) オス去勢済 ワクチン2回済
手前はタケです
※ささかま ソス 正式譲渡済!※

まこもちゃん(白グレー) オス去勢済 ワクチン2回済
ソスちゃん(シャム模様) メス避妊済 ワクチン2回済
※まこも、ソス 正式譲渡済※

こももちゃん(三毛)メス ワクチン1回済 もうちょっと大きくなったら避妊予定
ももたちゃん(黒)オス ワクチン1回済 もうちょっと大きくなったら去勢予定
※こもも、ももた 正式譲渡済※
以前から募集しているはるちゃん、レブちゃん、トツちゃん まだ家で過ごしております!
みんな合わせて、ご縁がありますように!
気になる方はまずこちらに目を通し手からお問い合わせください
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html
2022年06月02日
老犬介護に関して
こんにちは、獣医師の伊藤です。
無事狂犬病集合注射も終わりました!
引き続き病院での接種は可能ですので、まだ打っていない飼い主さんは都合合わせて接種にいらしてください!
集合注射の際や、日常診療でもしみじみと感じるのが、ワンちゃん(ネコちゃんもですが)の高齢化!
以前は15歳、16歳くらいでまっとうするケースがほとんどでしたが、集合注射であっても16歳、17歳というご長寿ワンちゃんは結構います。
現在当院の最長寿は21歳です。
長寿化に伴い様々症状や問題も出てきてしまいます。
いわゆる認知症というのも、ワンちゃん(ネコちゃんにも)あります。
・様々なことに反応が弱くなる
いわゆるぼんやりして表情が乏しくなってきます。
耳が遠くなる、白内障が進み視力が弱くなるなども伴って、周囲の環境に反応が弱くなってしまうことも伴います
・昼夜逆転
夜に活発になり、日中はすっかり寝てしまう。夜に要求吠えをするような子も少なくありません
・目的のない徘徊(とぼとぼと歩き続けたがる)、角に入り込んでしまうと後退できなくなってしまう
歩き回ってどこか家具の隙間に入り込んでしまい、後ろに戻れずにっちもさっちもになってしまう
転倒して起き上がれずもがいてしまう
じっとしてくれず、とにかく歩こう進もうとしてしまう
・食欲が以前に増して旺盛になる
舌の動きや飲み込みが下手になってしまう子もいます
・夜鳴き
思うように動けない不満や感覚が乏しくなることでの不安なども踏まえ、単調な鳴き声で飼い主さんを呼んでしまう
そばに来ると一時的に収まっても、すぐにまた吠えてしまう
おおざっぱに上記のような症状が出やすくなってきます。
同時に
関節疾患(関節の屈伸がうまくできなくなってくる)、
筋肉が落ちてくる(排泄の時など尻もちをついてしまう)
心臓疾患(咳がある、失神をするなど)
なども進行してくることが多いです。
夏の暑さなどもとてもばててしまいます。「前は平気そうだったのに」は、あっという間。自分が暑くてだるいように、動物も暑くてだるいです。
ヒトと同じで、若返りができるわけではないので、それぞれの家庭での介護というものになってきます。
創意工夫をしつつ、お互いがしんどくない生活を送らねばなりません。
・病院に相談!
残念ながら認知症を治すお薬はありませんが、早めの対応で進行をゆっくりさせる薬はあります。
生活の工夫を提案することができます。
また隠れた病気をすべて年のせいと思っているケースもあります。
・一人で頑張りすぎないこと!!
夜鳴きなどの対応で一睡もせず起きていたという飼い主さんもいます。
どうか無理せず、相談してください。
場合によってはいわゆる睡眠薬などを使い、眠っていて欲しい夜間をしっかり寝てもらうこともあります。
介護は先が見えず、そして一人や家族で頑張りすぎ抱え込んでしまうことが少なくないように感じています。
ノイローゼのようになってしまう飼い主さんもいます。
頑張りすぎないこと!!だと思っています。
必用な時は薬も使いつつ無理のない生活を送りましょう
これから暑くなる季節になり、シニアのワンちゃんにはとてもこたえます。
十分に暑さ対策をしてあげてくださいね!!
こねこたち、まだまだおります。新しい子も増えております(写真は一部です)
お問い合わせお待ちしております!
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html

無事狂犬病集合注射も終わりました!
引き続き病院での接種は可能ですので、まだ打っていない飼い主さんは都合合わせて接種にいらしてください!
集合注射の際や、日常診療でもしみじみと感じるのが、ワンちゃん(ネコちゃんもですが)の高齢化!
以前は15歳、16歳くらいでまっとうするケースがほとんどでしたが、集合注射であっても16歳、17歳というご長寿ワンちゃんは結構います。
現在当院の最長寿は21歳です。
長寿化に伴い様々症状や問題も出てきてしまいます。
いわゆる認知症というのも、ワンちゃん(ネコちゃんにも)あります。
・様々なことに反応が弱くなる
いわゆるぼんやりして表情が乏しくなってきます。
耳が遠くなる、白内障が進み視力が弱くなるなども伴って、周囲の環境に反応が弱くなってしまうことも伴います
・昼夜逆転
夜に活発になり、日中はすっかり寝てしまう。夜に要求吠えをするような子も少なくありません
・目的のない徘徊(とぼとぼと歩き続けたがる)、角に入り込んでしまうと後退できなくなってしまう
歩き回ってどこか家具の隙間に入り込んでしまい、後ろに戻れずにっちもさっちもになってしまう
転倒して起き上がれずもがいてしまう
じっとしてくれず、とにかく歩こう進もうとしてしまう
・食欲が以前に増して旺盛になる
舌の動きや飲み込みが下手になってしまう子もいます
・夜鳴き
思うように動けない不満や感覚が乏しくなることでの不安なども踏まえ、単調な鳴き声で飼い主さんを呼んでしまう
そばに来ると一時的に収まっても、すぐにまた吠えてしまう
おおざっぱに上記のような症状が出やすくなってきます。
同時に
関節疾患(関節の屈伸がうまくできなくなってくる)、
筋肉が落ちてくる(排泄の時など尻もちをついてしまう)
心臓疾患(咳がある、失神をするなど)
なども進行してくることが多いです。
夏の暑さなどもとてもばててしまいます。「前は平気そうだったのに」は、あっという間。自分が暑くてだるいように、動物も暑くてだるいです。
ヒトと同じで、若返りができるわけではないので、それぞれの家庭での介護というものになってきます。
創意工夫をしつつ、お互いがしんどくない生活を送らねばなりません。
・病院に相談!
残念ながら認知症を治すお薬はありませんが、早めの対応で進行をゆっくりさせる薬はあります。
生活の工夫を提案することができます。
また隠れた病気をすべて年のせいと思っているケースもあります。
・一人で頑張りすぎないこと!!
夜鳴きなどの対応で一睡もせず起きていたという飼い主さんもいます。
どうか無理せず、相談してください。
場合によってはいわゆる睡眠薬などを使い、眠っていて欲しい夜間をしっかり寝てもらうこともあります。
介護は先が見えず、そして一人や家族で頑張りすぎ抱え込んでしまうことが少なくないように感じています。
ノイローゼのようになってしまう飼い主さんもいます。
頑張りすぎないこと!!だと思っています。
必用な時は薬も使いつつ無理のない生活を送りましょう
これから暑くなる季節になり、シニアのワンちゃんにはとてもこたえます。
十分に暑さ対策をしてあげてくださいね!!
こねこたち、まだまだおります。新しい子も増えております(写真は一部です)
お問い合わせお待ちしております!
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/c23785.html
