2021年08月18日
迷子のどうぶつを見つけた場合・迷子になってしまった場合
こんにちは、獣医師の伊藤です
これまでもたまにご相談や実際病院で一時預かりなどを行ったことがありますが
迷子のどうぶつ(犬ネコ)がいた、あるいは迷子にさせてしまった場合に関してです
その1
まずはすぐに保健所、各市町村、動物病院などに連絡をしてください
①場所
②いつからいなくなったか・いつみつけたか
③その子の特徴(毛色、体の大きさ、オスメス、耳が垂れている、毛が長いなどなど)
④首輪をしているか、その色など
⑤狂犬病の鑑札を付けている・ネコ登録に伴いマイクロチップが入っているかどうか
⑥性格など
その2
集落内放送をかけてもらったり、地元FMで放送をかけてもらえるようにかけあってください
FMによる拡散はかなり有効に感じます
その3
早めにはり紙を作りましょう
その1に伴う内容、できれば分かりやすい写真(全身と顔)をそえてください
張り紙はできる限りあちこちにはってもらえるようにお願いすること&解決した場合、必ず回収と報告をしましょう
シンプルで分かりやすいように作ることです
「通りすがりにふとはってあるのを目にして、あれ、あの子そういえば張り紙にあった子?」と思われるくらい
細かすぎる情報、事情はこの際書かない方が印象に残ります。
島内ではSNSなどより、FMによる拡散の方が強いイメージです。
SNSでもフェイスブックなどは有効かもしれません
⑥の性格などは、フレンドリーで誰でも呼ぶと寄ってきてくれる子なのか、あるいは怖がりで逃げてしまうタイプなのかによっても
目撃者の対応などが変わってきます。
怖がりの子などは「無理して追いかけたりしないでください」など、付記が必要になる場合もあります。
特にネコちゃんの場合
完全室内飼いであれば、万が一の脱走の場合遠くに行く可能性は非常に低いです。
すぐそばの隙間、室外機の裏などに隠れて出てこれなくなってしまっていることが多いので
上記対応とともに、迅速に罠を仕掛けましょう
怖がって呼びかけにも反応できない・姿が見えても逆に逃げてしまうなどのケースが多く
「探したけど全然姿をみない」と落胆してしまう飼い主さんがいますが、怖くて出てくることもできない!ということが多いです
いそうな場所をねらって罠を仕掛けた方が比較的保護できるケースが多いです。
2週間くらいはほぼ身動きを取らずにすぐそばにいた、というのは結構あります。
トイレの砂など自分のにおいのあるものを周辺にまき、扉をあけておくことで自力で戻ってくることもあります
普段から外出する子であれば、これは何らかの出来事が発生していることも想定されます。
基本は室内飼いの徹底を!
「いつも帰ってくるから」「そんなに遠くに行かないから」は、いつか帰ってこない日になるかもしれません。
市街地周辺は野良猫対策としてのTNRで罠で捕まっている場合があります。
こちらもマイクロチップの装着や問い合わせで確認することができます。
ネコちゃん用の罠は病院にいくつか持っているので、貸出しは可能です。
ご相談ください!
特にワンちゃんの場合
首輪をしているのになかなか名乗りが出てこないケースも保健所情報などでもよく聞きます。
必ず脱走した場合は「そのうち帰ってくるさ」ではなく、問い合わせを!
病院ではトイプードルや、明らかにトリミングや定期ケアを受けていると予想できる子でも複数回保護例があります。
幸いすぐに飼い主さんと連絡が付き合うことがほどんどですが
結局全く連絡がないケースもあります。
短期間であれば、病院で預かっていることも可能ですが、長期にわたりそうな場合は保健所に移動することもあります。
保健所は「処分する場所」ではなく、迷子になったどうぶつを探す場所であります。
「公示期限が過ぎたら処分されてしまうから」と誤解をされがちですが、譲渡対象として新しい飼い主さんを探すことが多いようです。
ただ、すべての子がそうなるわけではないとも思います。
今年病院で経験したシャイの強いワンちゃんは
根気強く脱走地点周辺を中心に飼い主さんの声で呼びかけを(とどまってくれる可能性が高くなる)
目撃情報をできる限り集めること
ある程度場所が分かった場合、ご飯を置いておきとどまられせるのも有効という話も聞きました(ただしこれは場所によります)
慌てず、急に追いかけたりせず「遊ぼう!」のテンションでの呼びかけ(必死すぎると怖がってしまう)
病院にある若干大き目の罠でうまくかかってくれましたが、状況により保健所より罠を貸してもらおうと思っていました。
もう一つたまに起こるのは、かなりの高齢のワンちゃんの脱走(迷走?)
ほとんど目もみえない子や、足取りのおぼつかない状態くらいのお年寄りのワンちゃんが行方知れずになってしまうことも起こります。
側溝に落ちてしまった、川に落ちてしまった、どこか隙間に入り込んで身動きが取れなくなってしまった、など
おそらく遠くには行けれず、ごく近くで何か起こっていることが多いと思われます。
周辺を丁寧にさがす(耳が遠い場合声掛けが聞こえない)
この場合も放送や張り紙、人海戦術も一つかもしれません。
発見保護した方においてもあることが
「この子は野良猫だろうから、このまま保護して飼おう」
「捨てられたに違いないので、新しい飼い主さんを探そう」
などの解釈をして進めてしまうことがあります。
必ず上記の流れに沿ったうえで、それでも飼い主さんが現れない場合においてその流れになるべきです。
そうしないと、本当の飼い主さんが実は探していることもあります。窃盗になってしまうので、自己判断はよろしくないです。
ネコちゃんには首輪とマイクロチップを!
ワンちゃんには首輪を!
そして、万が一脱走してしまった場合は早めに対応しましょう!!
見つかった場合も、ノミダニを付けていたり、ケガをしていることがあります
まずは病院に来ましょう

公式LINE試行錯誤中です
https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/
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迷子のどうぶつ(犬ネコ)がいた、あるいは迷子にさせてしまった場合に関してです
その1
まずはすぐに保健所、各市町村、動物病院などに連絡をしてください
①場所
②いつからいなくなったか・いつみつけたか
③その子の特徴(毛色、体の大きさ、オスメス、耳が垂れている、毛が長いなどなど)
④首輪をしているか、その色など
⑤狂犬病の鑑札を付けている・ネコ登録に伴いマイクロチップが入っているかどうか
⑥性格など
その2
集落内放送をかけてもらったり、地元FMで放送をかけてもらえるようにかけあってください
FMによる拡散はかなり有効に感じます
その3
早めにはり紙を作りましょう
その1に伴う内容、できれば分かりやすい写真(全身と顔)をそえてください
張り紙はできる限りあちこちにはってもらえるようにお願いすること&解決した場合、必ず回収と報告をしましょう
シンプルで分かりやすいように作ることです
「通りすがりにふとはってあるのを目にして、あれ、あの子そういえば張り紙にあった子?」と思われるくらい
細かすぎる情報、事情はこの際書かない方が印象に残ります。
島内ではSNSなどより、FMによる拡散の方が強いイメージです。
SNSでもフェイスブックなどは有効かもしれません
⑥の性格などは、フレンドリーで誰でも呼ぶと寄ってきてくれる子なのか、あるいは怖がりで逃げてしまうタイプなのかによっても
目撃者の対応などが変わってきます。
怖がりの子などは「無理して追いかけたりしないでください」など、付記が必要になる場合もあります。
特にネコちゃんの場合
完全室内飼いであれば、万が一の脱走の場合遠くに行く可能性は非常に低いです。
すぐそばの隙間、室外機の裏などに隠れて出てこれなくなってしまっていることが多いので
上記対応とともに、迅速に罠を仕掛けましょう
怖がって呼びかけにも反応できない・姿が見えても逆に逃げてしまうなどのケースが多く
「探したけど全然姿をみない」と落胆してしまう飼い主さんがいますが、怖くて出てくることもできない!ということが多いです
いそうな場所をねらって罠を仕掛けた方が比較的保護できるケースが多いです。
2週間くらいはほぼ身動きを取らずにすぐそばにいた、というのは結構あります。
トイレの砂など自分のにおいのあるものを周辺にまき、扉をあけておくことで自力で戻ってくることもあります
普段から外出する子であれば、これは何らかの出来事が発生していることも想定されます。
基本は室内飼いの徹底を!
「いつも帰ってくるから」「そんなに遠くに行かないから」は、いつか帰ってこない日になるかもしれません。
市街地周辺は野良猫対策としてのTNRで罠で捕まっている場合があります。
こちらもマイクロチップの装着や問い合わせで確認することができます。
ネコちゃん用の罠は病院にいくつか持っているので、貸出しは可能です。
ご相談ください!
特にワンちゃんの場合
首輪をしているのになかなか名乗りが出てこないケースも保健所情報などでもよく聞きます。
必ず脱走した場合は「そのうち帰ってくるさ」ではなく、問い合わせを!
病院ではトイプードルや、明らかにトリミングや定期ケアを受けていると予想できる子でも複数回保護例があります。
幸いすぐに飼い主さんと連絡が付き合うことがほどんどですが
結局全く連絡がないケースもあります。
短期間であれば、病院で預かっていることも可能ですが、長期にわたりそうな場合は保健所に移動することもあります。
保健所は「処分する場所」ではなく、迷子になったどうぶつを探す場所であります。
「公示期限が過ぎたら処分されてしまうから」と誤解をされがちですが、譲渡対象として新しい飼い主さんを探すことが多いようです。
ただ、すべての子がそうなるわけではないとも思います。
今年病院で経験したシャイの強いワンちゃんは
根気強く脱走地点周辺を中心に飼い主さんの声で呼びかけを(とどまってくれる可能性が高くなる)
目撃情報をできる限り集めること
ある程度場所が分かった場合、ご飯を置いておきとどまられせるのも有効という話も聞きました(ただしこれは場所によります)
慌てず、急に追いかけたりせず「遊ぼう!」のテンションでの呼びかけ(必死すぎると怖がってしまう)
病院にある若干大き目の罠でうまくかかってくれましたが、状況により保健所より罠を貸してもらおうと思っていました。
もう一つたまに起こるのは、かなりの高齢のワンちゃんの脱走(迷走?)
ほとんど目もみえない子や、足取りのおぼつかない状態くらいのお年寄りのワンちゃんが行方知れずになってしまうことも起こります。
側溝に落ちてしまった、川に落ちてしまった、どこか隙間に入り込んで身動きが取れなくなってしまった、など
おそらく遠くには行けれず、ごく近くで何か起こっていることが多いと思われます。
周辺を丁寧にさがす(耳が遠い場合声掛けが聞こえない)
この場合も放送や張り紙、人海戦術も一つかもしれません。
発見保護した方においてもあることが
「この子は野良猫だろうから、このまま保護して飼おう」
「捨てられたに違いないので、新しい飼い主さんを探そう」
などの解釈をして進めてしまうことがあります。
必ず上記の流れに沿ったうえで、それでも飼い主さんが現れない場合においてその流れになるべきです。
そうしないと、本当の飼い主さんが実は探していることもあります。窃盗になってしまうので、自己判断はよろしくないです。
ネコちゃんには首輪とマイクロチップを!
ワンちゃんには首輪を!
そして、万が一脱走してしまった場合は早めに対応しましょう!!
見つかった場合も、ノミダニを付けていたり、ケガをしていることがあります
まずは病院に来ましょう

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