2024年08月21日
脱走してしまった時!?
こんにちは、獣医師の伊藤です
過去にも同様の投稿をしていますが、再度です
自分の家のネコ・犬が脱走をしてしまった・迷子と思われる犬猫を保護した場合
いつ誰が当事者になってしまうかもしれません。
その1
まずはすぐに保健所、各市町村、動物病院などに連絡をしてください
①場所
②いつからいなくなったか・いつみつけたか
③その子の特徴(毛色、体の大きさ、オスメス、耳が垂れている、毛が長いなどなど)
④首輪をしているか、その色など
⑤狂犬病の鑑札を付けている・ネコ登録に伴いマイクロチップが入っているかどうか(病院でチップは確認できます)
⑥性格など(怖がりです・ひとなつっこいですなど)
その2 ※特にワンちゃんの脱走・保護ではかなり有効に感じています
集落内放送をかけてもらったり、地元FMで放送をかけてもらえるようにかけあってください
FMさんに直接写真を送ることで、FMさんのブログやSNSでも広まります。
早めに!
その3
チラシを作りましょう 手作りでも、どんなものでも。
その1に伴う内容、できれば分かりやすい写真(全身と顔)をそえてください
張り紙はできる限りあちこちにはってもらえるようにお願いすること&解決した場合、必ず回収と報告をしましょう
シンプルで分かりやすいように作ることです
「通りすがりにふとはってあるのを目にして、あれ、あの子そういえば張り紙にあった子?」と思われるくらい
細かすぎる情報、事情はこの際書かない方が印象に残ります。
島内ではSNSなどより、FMによる拡散の方が強いイメージです。
SNSでもフェイスブックなどは有効かもしれません
⑥の性格などは、フレンドリーで誰でも呼ぶと寄ってきてくれる子なのか、あるいは怖がりで逃げてしまうタイプなのかによっても
目撃者の対応などが変わってきます。
怖がりの子などは「無理して追いかけたりしないでください」など、付記が必要になる場合もあります。
特にネコちゃんの場合
完全室内飼いであれば、万が一の脱走の場合遠くに行く可能性は非常に低いです。
すぐそばの隙間、室外機の裏などに隠れて出てこれなくなってしまっていることが多いので
上記対応とともに、迅速に罠を仕掛けましょう
怖がって呼びかけにも反応できない・姿が見えても逆に逃げてしまうなどのケースが多く
「探したけど全然姿をみない」「もういないかも」と落胆してしまう飼い主さんがいますが、ガクブルで怖くて出てくることもできない!ということが多いです
いそうな場所をねらって罠を仕掛けた方が比較的保護できるケースが多いです。
2週間くらいはほぼ身動きを取らずにすぐそばにいた、というのは結構あります。
トイレの砂など自分のにおいのあるものを周辺にまき、扉をあけておくことで自力で戻ってくることもあります(先住の子がいるお家は気を付けて)
普段から外出する子であれば、これは何らかの出来事(交通事故やハブ、ケガ)が発生していることも想定されます。
基本は室内飼いの徹底を!
「いつも帰ってくるから」「そんなに遠くに行かないから」は、いつか帰ってこない日になるかもしれません。
市街地周辺は野良猫対策としてのTNRで罠で捕まっている場合があります。
こちらもマイクロチップの装着や問い合わせで確認することができます。
※むやみに処分がなされるようなことはありませんので、「保健所が持ってって処分した」とか適当なことを言ってくる人がいるケースがありますが、無視してください
ネコちゃん用の罠は病院にいくつか持っているので、貸出しは可能です。
ご相談ください!
特にワンちゃんの場合
首輪をしているのになかなか名乗りが出てこないケースも保健所情報などでもよく聞きます。
必ず脱走した場合は「そのうち帰ってくるさ」ではなく、問い合わせを!
病院ではトイプードルや、明らかにトリミングや定期ケアを受けていると予想できる子でも複数回保護例があります。
幸いすぐに飼い主さんと連絡が付き合うことがほどんどですが
結局全く連絡がないケースもあります。
明らかに野良ではないのにもかかわらずです。
短期間であれば、病院で預かっていることも可能ですが、長期にわたりそうな場合は保健所に移動することもあります。
保健所は「処分する場所」ではなく、迷子になったどうぶつを探す場所であります。
「公示期限が過ぎたら処分されてしまうから」と誤解をされがちですが、譲渡対象として新しい飼い主さんを探すことが多いようです。
ただ、すべての子がそうなるわけではないとも思います。
もう一つたまに起こるのは、かなりの高齢のワンちゃんの脱走(迷走?)
ほとんど目もみえない子や、足取りのおぼつかない状態くらいのお年寄りのワンちゃんが行方知れずになってしまうことも起こります。
側溝に落ちてしまった、川に落ちてしまった、どこか隙間に入り込んで身動きが取れなくなってしまった、など
おそらく遠くには行けれず、ごく近くで何か起こっていることが多いと思われます。
周辺を丁寧にさがす(耳が遠い場合声掛けが聞こえない)
この場合も放送や張り紙、人海戦術も一つかもしれません。
発見保護した方であるあるなのが、
「この子は野良猫だろうから、このまま保護して飼おう」
「捨てられたに違いないので、新しい飼い主さんを探そう」
などの解釈をして進めてしまうことがあります。
必ず上記の流れに沿ったうえで、それでも飼い主さんが現れない場合においてその流れになるべきです。
そうしないと、本当の飼い主さんが実は探していることもあります。窃盗になってしまうので、自己判断はよろしくないです。
ネコちゃんには首輪とマイクロチップを!
ワンちゃんには首輪を!
そして、万が一脱走してしまった場合は早めに対応しましょう!!
見つかった場合も、ノミダニを付けていたり、ケガをしていることがあります
まずは病院に来ましょう
無事見つかった場合も必ず教えてください
案外心配している人はたくさんいますよ!
過去にも同様の投稿をしていますが、再度です
自分の家のネコ・犬が脱走をしてしまった・迷子と思われる犬猫を保護した場合
いつ誰が当事者になってしまうかもしれません。
その1
まずはすぐに保健所、各市町村、動物病院などに連絡をしてください
①場所
②いつからいなくなったか・いつみつけたか
③その子の特徴(毛色、体の大きさ、オスメス、耳が垂れている、毛が長いなどなど)
④首輪をしているか、その色など
⑤狂犬病の鑑札を付けている・ネコ登録に伴いマイクロチップが入っているかどうか(病院でチップは確認できます)
⑥性格など(怖がりです・ひとなつっこいですなど)
その2 ※特にワンちゃんの脱走・保護ではかなり有効に感じています
集落内放送をかけてもらったり、地元FMで放送をかけてもらえるようにかけあってください
FMさんに直接写真を送ることで、FMさんのブログやSNSでも広まります。
早めに!
その3
チラシを作りましょう 手作りでも、どんなものでも。
その1に伴う内容、できれば分かりやすい写真(全身と顔)をそえてください
張り紙はできる限りあちこちにはってもらえるようにお願いすること&解決した場合、必ず回収と報告をしましょう
シンプルで分かりやすいように作ることです
「通りすがりにふとはってあるのを目にして、あれ、あの子そういえば張り紙にあった子?」と思われるくらい
細かすぎる情報、事情はこの際書かない方が印象に残ります。
島内ではSNSなどより、FMによる拡散の方が強いイメージです。
SNSでもフェイスブックなどは有効かもしれません
⑥の性格などは、フレンドリーで誰でも呼ぶと寄ってきてくれる子なのか、あるいは怖がりで逃げてしまうタイプなのかによっても
目撃者の対応などが変わってきます。
怖がりの子などは「無理して追いかけたりしないでください」など、付記が必要になる場合もあります。
特にネコちゃんの場合
完全室内飼いであれば、万が一の脱走の場合遠くに行く可能性は非常に低いです。
すぐそばの隙間、室外機の裏などに隠れて出てこれなくなってしまっていることが多いので
上記対応とともに、迅速に罠を仕掛けましょう
怖がって呼びかけにも反応できない・姿が見えても逆に逃げてしまうなどのケースが多く
「探したけど全然姿をみない」「もういないかも」と落胆してしまう飼い主さんがいますが、ガクブルで怖くて出てくることもできない!ということが多いです
いそうな場所をねらって罠を仕掛けた方が比較的保護できるケースが多いです。
2週間くらいはほぼ身動きを取らずにすぐそばにいた、というのは結構あります。
トイレの砂など自分のにおいのあるものを周辺にまき、扉をあけておくことで自力で戻ってくることもあります(先住の子がいるお家は気を付けて)
普段から外出する子であれば、これは何らかの出来事(交通事故やハブ、ケガ)が発生していることも想定されます。
基本は室内飼いの徹底を!
「いつも帰ってくるから」「そんなに遠くに行かないから」は、いつか帰ってこない日になるかもしれません。
市街地周辺は野良猫対策としてのTNRで罠で捕まっている場合があります。
こちらもマイクロチップの装着や問い合わせで確認することができます。
※むやみに処分がなされるようなことはありませんので、「保健所が持ってって処分した」とか適当なことを言ってくる人がいるケースがありますが、無視してください
ネコちゃん用の罠は病院にいくつか持っているので、貸出しは可能です。
ご相談ください!
特にワンちゃんの場合
首輪をしているのになかなか名乗りが出てこないケースも保健所情報などでもよく聞きます。
必ず脱走した場合は「そのうち帰ってくるさ」ではなく、問い合わせを!
病院ではトイプードルや、明らかにトリミングや定期ケアを受けていると予想できる子でも複数回保護例があります。
幸いすぐに飼い主さんと連絡が付き合うことがほどんどですが
結局全く連絡がないケースもあります。
明らかに野良ではないのにもかかわらずです。
短期間であれば、病院で預かっていることも可能ですが、長期にわたりそうな場合は保健所に移動することもあります。
保健所は「処分する場所」ではなく、迷子になったどうぶつを探す場所であります。
「公示期限が過ぎたら処分されてしまうから」と誤解をされがちですが、譲渡対象として新しい飼い主さんを探すことが多いようです。
ただ、すべての子がそうなるわけではないとも思います。
もう一つたまに起こるのは、かなりの高齢のワンちゃんの脱走(迷走?)
ほとんど目もみえない子や、足取りのおぼつかない状態くらいのお年寄りのワンちゃんが行方知れずになってしまうことも起こります。
側溝に落ちてしまった、川に落ちてしまった、どこか隙間に入り込んで身動きが取れなくなってしまった、など
おそらく遠くには行けれず、ごく近くで何か起こっていることが多いと思われます。
周辺を丁寧にさがす(耳が遠い場合声掛けが聞こえない)
この場合も放送や張り紙、人海戦術も一つかもしれません。
発見保護した方であるあるなのが、
「この子は野良猫だろうから、このまま保護して飼おう」
「捨てられたに違いないので、新しい飼い主さんを探そう」
などの解釈をして進めてしまうことがあります。
必ず上記の流れに沿ったうえで、それでも飼い主さんが現れない場合においてその流れになるべきです。
そうしないと、本当の飼い主さんが実は探していることもあります。窃盗になってしまうので、自己判断はよろしくないです。
ネコちゃんには首輪とマイクロチップを!
ワンちゃんには首輪を!
そして、万が一脱走してしまった場合は早めに対応しましょう!!
見つかった場合も、ノミダニを付けていたり、ケガをしていることがあります
まずは病院に来ましょう
無事見つかった場合も必ず教えてください
案外心配している人はたくさんいますよ!
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 18:40
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