2023年10月05日
ネコちゃん膀胱炎警報!!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
先週~今週にかけて、少し寒暖差が出てきました。
伴って急激にネコちゃんの膀胱炎が大流行しています!!
これはもう注意報より警報です!
季節の変わり目や急に冷え込み始めるときに毎年頻発しますが
1日に1件あると2件目3件目とびっくりするほど立て込んでしまいます(本日も複数件対応しています)
膀胱炎は時として命にかかわりますし、しんどそうなネコちゃんはとてもつらいです。
早期治療を意識してください!
・何度もトイレに出入りしている
※トイレから出てきた途端にそのまますぐにトイレに戻ったり、明らかにトイレの回数が増えます。
・その割に一回のおしっこの量が少ない
・トイレではないところでおしっこをしてしまう
・血尿あるいはピンク色の尿が出ている
・食欲が落ちる
このあたりが膀胱炎の症状として出やすいです。
オス猫ちゃんで多く怖いのは尿道の途中でおしっこが詰まっていしまうことです。
※メスネコちゃんは尿道が太いため、詰まってしまう子とは非常にまれです
・トイレでずっと気張っているが、出ていないようだ
・トイレの途中でギャッ!など悲鳴を上げる
・おしっこがぽたぽたと漏れる程度しか出ていないようだ
・お腹を触ると怒る、嫌がる
・食欲がなくなった
・嘔吐する
・ぐったりしてきた
こういった場合は、血液や膀胱炎の炎症産物、結晶などが尿道に詰まってしまい、おしっこが出ない状況に陥っている可能性があります
おしっこは本来老廃物として体外に出て行かねばなりません。
それが詰まって膀胱にたまりすぎてしまうと、老廃物が体中にめぐってしまい、2~3日で死んでしまうこともあります。
迅速に閉塞を解除(カテーテルを通しておしっこを出す)しないといけません。
緊急事態です!!
様子がおかしい場合は、早めに問い合わせを!そして、たとえば週末であってもまず連絡をください。
週末だし、少し様子を見よう…とすると、命にかかわります。
日常意識的にしてもらいたいことは
・水分を沢山とる(たくさん飲んで、たくさんおしっこを出すことが一番です)
缶詰やパウチを使ったり、それらをさらに水で薄める方もいます。
・にぼしやかつおぶしなど、ミネラルの多いものは避ける(結石の原因になりやすい)
・トイレは清潔にし、いつでも行けるように(ネコちゃんは本来きれい好きなので、汚れたトイレはいやいや使っている=少し我慢していることがあります)
・トイレ砂などの工夫
(足に当たると痛い目の粗い砂、香りのついたシーツや砂、複数飼いなのにトイレの数が少ないなど、ネコからすると快適ではないトイレにしてしまっていて、慢性的にトイレを敬遠させてしまっているケースは非常に多いです)
・膀胱炎になったことがある子は特に要注意
ネコちゃんのトイレの工夫についてはこちらを参考にしてみてください
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/e830647.html
膀胱結石かどうかは複数回、できれば症状がおさまった状態の通常のおしっこの検査で分かってきます。
炎症を起こしている最中は一過性に結晶が出来てしまうこともあるからです。
膀胱結石の子はフード管理が必要となってきます。
寒くなってくると、膀胱炎は立て続きます。
ワンちゃんでも起こります。
むごい状態の子、命を落としてしまう子も毎年のようにいます。
こんなに急に寒くなると、びっくりするほど増えます。
気を付けていてください!!

先週~今週にかけて、少し寒暖差が出てきました。
伴って急激にネコちゃんの膀胱炎が大流行しています!!
これはもう注意報より警報です!
季節の変わり目や急に冷え込み始めるときに毎年頻発しますが
1日に1件あると2件目3件目とびっくりするほど立て込んでしまいます(本日も複数件対応しています)
膀胱炎は時として命にかかわりますし、しんどそうなネコちゃんはとてもつらいです。
早期治療を意識してください!
・何度もトイレに出入りしている
※トイレから出てきた途端にそのまますぐにトイレに戻ったり、明らかにトイレの回数が増えます。
・その割に一回のおしっこの量が少ない
・トイレではないところでおしっこをしてしまう
・血尿あるいはピンク色の尿が出ている
・食欲が落ちる
このあたりが膀胱炎の症状として出やすいです。
オス猫ちゃんで多く怖いのは尿道の途中でおしっこが詰まっていしまうことです。
※メスネコちゃんは尿道が太いため、詰まってしまう子とは非常にまれです
・トイレでずっと気張っているが、出ていないようだ
・トイレの途中でギャッ!など悲鳴を上げる
・おしっこがぽたぽたと漏れる程度しか出ていないようだ
・お腹を触ると怒る、嫌がる
・食欲がなくなった
・嘔吐する
・ぐったりしてきた
こういった場合は、血液や膀胱炎の炎症産物、結晶などが尿道に詰まってしまい、おしっこが出ない状況に陥っている可能性があります
おしっこは本来老廃物として体外に出て行かねばなりません。
それが詰まって膀胱にたまりすぎてしまうと、老廃物が体中にめぐってしまい、2~3日で死んでしまうこともあります。
迅速に閉塞を解除(カテーテルを通しておしっこを出す)しないといけません。
緊急事態です!!
様子がおかしい場合は、早めに問い合わせを!そして、たとえば週末であってもまず連絡をください。
週末だし、少し様子を見よう…とすると、命にかかわります。
日常意識的にしてもらいたいことは
・水分を沢山とる(たくさん飲んで、たくさんおしっこを出すことが一番です)
缶詰やパウチを使ったり、それらをさらに水で薄める方もいます。
・にぼしやかつおぶしなど、ミネラルの多いものは避ける(結石の原因になりやすい)
・トイレは清潔にし、いつでも行けるように(ネコちゃんは本来きれい好きなので、汚れたトイレはいやいや使っている=少し我慢していることがあります)
・トイレ砂などの工夫
(足に当たると痛い目の粗い砂、香りのついたシーツや砂、複数飼いなのにトイレの数が少ないなど、ネコからすると快適ではないトイレにしてしまっていて、慢性的にトイレを敬遠させてしまっているケースは非常に多いです)
・膀胱炎になったことがある子は特に要注意
ネコちゃんのトイレの工夫についてはこちらを参考にしてみてください
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/e830647.html
膀胱結石かどうかは複数回、できれば症状がおさまった状態の通常のおしっこの検査で分かってきます。
炎症を起こしている最中は一過性に結晶が出来てしまうこともあるからです。
膀胱結石の子はフード管理が必要となってきます。
寒くなってくると、膀胱炎は立て続きます。
ワンちゃんでも起こります。
むごい状態の子、命を落としてしまう子も毎年のようにいます。
こんなに急に寒くなると、びっくりするほど増えます。
気を付けていてください!!
