2019年09月09日
ネコちゃん膀胱炎注意報!!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
無事出張から帰りました、不在の間ご迷惑をおかけしました。ご協力ありがとうございました!
さてさて9月に入り、台風もたびたび発生しています。
季節の変わり目や気圧の変化はヒトも動物も体調に影響が出やすいですが、
ネコちゃんの膀胱炎!!立て続いています!!
ネコちゃん、特にオスネコちゃんを飼っている方、十分気を付けてください!!
私は島に来るまでに島外の複数の動物病院を経ていますが、奄美では特に膀胱炎の流行がはっきりある気がします。
また、膀胱結石も非常に多いです。
・何度もトイレに出入りしている
・ずっとトイレで神妙な顔をしているので、便秘してるみたい?とおっしゃる方もいます。トイレから出てきた途端にそのまますぐにトイレに戻ったり、明らかにトイレの回数が増えます。
・その割に一回のおしっこの量が少ない
・トイレではないところでおしっこをしてしまう
・血尿あるいはピンク色の尿が出ている
・食欲が落ちる
このあたりが膀胱炎の症状として出やすいです。
オス猫ちゃんで怖いのは尿道の途中でおしっこが詰まっていしまうことです。
※メスネコちゃんは尿道が太いため、詰まってしまう子とは非常にまれです
・トイレでずっと気張っているが、出ていないようだ
・トイレの途中でギャッ!など悲鳴を上げる
・おしっこがぽたぽたと漏れる程度しか出ていない
・お腹を触ると怒る、嫌がる
・食欲がなくなった
・嘔吐する
・ぐったりしてきた
こういった場合は、血液や膀胱炎による炎症産物、結晶などが尿道に詰まってしまい、おしっこが出るに出ない状況に陥っている可能性があります
おしっこは本来老廃物として体外に出て行かねばなりません。
それが詰まって膀胱にたまりすぎてしまうと、老廃物が体中にめぐってしまい、2~3日で死んでしまうこともあります。
迅速に閉塞を解除(カテーテルを通しておしっこを出す)しないといけません。
緊急事態です!!
様子がおかしい場合は、早めに問い合わせを!そして、たとえば週末であってもまず連絡をください。
週末だし、少し様子を見よう…とすると、命に係わる場合もあります。
9月に入り少し冷える日も増えてくると、急に膀胱炎は続きます。
・なるべく水分をとらせること(たくさん飲んで、たくさんおしっこを出すことが一番です)
・にぼしやかつおぶしなど、ミネラルの多いものは避ける(結石の原因になりやすいです)
・トイレは清潔にし、いつでも行けるように(ネコちゃんは本来きれい好きなので、汚れたトイレはいやいや使っている=少し我慢していることがあります)
・膀胱炎になったことがある子は特に要注意
膀胱結石かどうかは複数回、できれば症状がおさまった状態の通常のおしっこの検査で分かってきます。
炎症を起こしている最中は一過性に結晶が出来てしまうこともあるからです。
膀胱結石の子はフード管理が必要となってきます。
毎年これからの季節は膀胱炎のネコちゃんにヒヤヒヤさせられることが増えます。
1日に数件閉塞のネコちゃんが続くこともあります。
本当に命に係わるので、十分注意してあげて下さいね!
無事出張から帰りました、不在の間ご迷惑をおかけしました。ご協力ありがとうございました!
さてさて9月に入り、台風もたびたび発生しています。
季節の変わり目や気圧の変化はヒトも動物も体調に影響が出やすいですが、
ネコちゃんの膀胱炎!!立て続いています!!
ネコちゃん、特にオスネコちゃんを飼っている方、十分気を付けてください!!
私は島に来るまでに島外の複数の動物病院を経ていますが、奄美では特に膀胱炎の流行がはっきりある気がします。
また、膀胱結石も非常に多いです。
・何度もトイレに出入りしている
・ずっとトイレで神妙な顔をしているので、便秘してるみたい?とおっしゃる方もいます。トイレから出てきた途端にそのまますぐにトイレに戻ったり、明らかにトイレの回数が増えます。
・その割に一回のおしっこの量が少ない
・トイレではないところでおしっこをしてしまう
・血尿あるいはピンク色の尿が出ている
・食欲が落ちる
このあたりが膀胱炎の症状として出やすいです。
オス猫ちゃんで怖いのは尿道の途中でおしっこが詰まっていしまうことです。
※メスネコちゃんは尿道が太いため、詰まってしまう子とは非常にまれです
・トイレでずっと気張っているが、出ていないようだ
・トイレの途中でギャッ!など悲鳴を上げる
・おしっこがぽたぽたと漏れる程度しか出ていない
・お腹を触ると怒る、嫌がる
・食欲がなくなった
・嘔吐する
・ぐったりしてきた
こういった場合は、血液や膀胱炎による炎症産物、結晶などが尿道に詰まってしまい、おしっこが出るに出ない状況に陥っている可能性があります
おしっこは本来老廃物として体外に出て行かねばなりません。
それが詰まって膀胱にたまりすぎてしまうと、老廃物が体中にめぐってしまい、2~3日で死んでしまうこともあります。
迅速に閉塞を解除(カテーテルを通しておしっこを出す)しないといけません。
緊急事態です!!
様子がおかしい場合は、早めに問い合わせを!そして、たとえば週末であってもまず連絡をください。
週末だし、少し様子を見よう…とすると、命に係わる場合もあります。
9月に入り少し冷える日も増えてくると、急に膀胱炎は続きます。
・なるべく水分をとらせること(たくさん飲んで、たくさんおしっこを出すことが一番です)
・にぼしやかつおぶしなど、ミネラルの多いものは避ける(結石の原因になりやすいです)
・トイレは清潔にし、いつでも行けるように(ネコちゃんは本来きれい好きなので、汚れたトイレはいやいや使っている=少し我慢していることがあります)
・膀胱炎になったことがある子は特に要注意
膀胱結石かどうかは複数回、できれば症状がおさまった状態の通常のおしっこの検査で分かってきます。
炎症を起こしている最中は一過性に結晶が出来てしまうこともあるからです。
膀胱結石の子はフード管理が必要となってきます。
毎年これからの季節は膀胱炎のネコちゃんにヒヤヒヤさせられることが増えます。
1日に数件閉塞のネコちゃんが続くこともあります。
本当に命に係わるので、十分注意してあげて下さいね!
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 01:11
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