2020年02月09日
粘着に絡まったら!?
こんにちは、獣医師の伊藤です(今回は出張中のため予約投稿です)
※2月10日まで喜界島診療中です。通常診療は13日木曜からです!※
何件か続いたご相談のお話でも。
うちの子が
ネズミ取りの粘着に!ゴキブリホイホイにくっついてしまった!!
どうしよう~!
野鳥では年に数件ある保護例ですが、ワンちゃんネコちゃんでも起こりえます。
取ろう取ろうと思うとますますこんがらがってしまったり、意外なほど粘着が強く、自分の手指にも絡んできてしまう事もあります。
「この手順が一番!!」というのはまだまだ試行錯誤な面が強いですが
今の時点では
オイルクレンジング(香料のないもの)か、食用の油でしっかりからませて粘着を溶いていく→シャンプーが一番良さそうです。
いきなりシャンプーしても到底とれません!
油やクレンジングでもみこむようにして、少しずつ粘着を溶かします。
ただ、広範囲に及んでしまっている場合や絡まりが激しい場合はバリカンである程度取ってしまったほうが良いです
あくまで範囲の狭い場合かもしれません。
小麦粉やベビーパウダーと言う話も聞きますが、これまでの印象油でもみこんだ方が結果として早いようです。
広範囲になってしまった場合はおそらく一人ではやりきれないこともあると思います。
病院に相談してくださいね。
何年か前に奄美沖で座礁があり、重油流出の事故がありましたね。
あの時も海に遊びに行って、黒い油を踏んでしまった!というご相談もありました。
シャンプーでは全然無理でしたが、オイルクレンジング等でしっかりなじませた後にシャンプーするとかなり良かったです。
ただし、動物用のクレンジングオイルはありますが、人用のクレンジングオイルを使う場合は安全性は確実とは言えませんので
(友人の獣医師でも同様の案件でヒト用と使ったとアドバイスは受けましたが)
出来る限り舐めてしまわないようにしっかりシャンプーで落としてください。
野鳥が粘着に絡まってしまっている場合は、無理にはがさず(羽がぬけてしまったり、無理な力がかかってしまいます)
そのままで保護搬送になります。
ほんのごく先端だけなど、すぐに飛び立てそうな場合は(要相談)小麦粉などをその部分に刷り込むことで粘着が固まるので
応急的にしてもらうことはありますが、決して自己判断でしないでください。
絡まりの野鳥は年間数件ほど来ますが、この場合も油→洗浄を行いますが、小さな野鳥でも数回の処置を繰り返さないと落ち切れない場合があります。
油も洗浄(洗剤)も羽の撥水性を著しく落とします。また、強いストレスとなるので、一般家庭で行うのは難しいです。
かなり繊細な作業になるので、家でなんとかしよう!は到底無理だと思ってください。
笑える事故程度だと良いのですが、全身にべったり!と悲惨すぎる状態で笑えない~!ということもあります。
起こらないとよい事故ではありますが、ちょっと覚えておいてくださいませ。
※2月10日まで喜界島診療中です。通常診療は13日木曜からです!※
何件か続いたご相談のお話でも。
うちの子が
ネズミ取りの粘着に!ゴキブリホイホイにくっついてしまった!!
どうしよう~!
野鳥では年に数件ある保護例ですが、ワンちゃんネコちゃんでも起こりえます。
取ろう取ろうと思うとますますこんがらがってしまったり、意外なほど粘着が強く、自分の手指にも絡んできてしまう事もあります。
「この手順が一番!!」というのはまだまだ試行錯誤な面が強いですが
今の時点では
オイルクレンジング(香料のないもの)か、食用の油でしっかりからませて粘着を溶いていく→シャンプーが一番良さそうです。
いきなりシャンプーしても到底とれません!
油やクレンジングでもみこむようにして、少しずつ粘着を溶かします。
ただ、広範囲に及んでしまっている場合や絡まりが激しい場合はバリカンである程度取ってしまったほうが良いです
あくまで範囲の狭い場合かもしれません。
小麦粉やベビーパウダーと言う話も聞きますが、これまでの印象油でもみこんだ方が結果として早いようです。
広範囲になってしまった場合はおそらく一人ではやりきれないこともあると思います。
病院に相談してくださいね。
何年か前に奄美沖で座礁があり、重油流出の事故がありましたね。
あの時も海に遊びに行って、黒い油を踏んでしまった!というご相談もありました。
シャンプーでは全然無理でしたが、オイルクレンジング等でしっかりなじませた後にシャンプーするとかなり良かったです。
ただし、動物用のクレンジングオイルはありますが、人用のクレンジングオイルを使う場合は安全性は確実とは言えませんので
(友人の獣医師でも同様の案件でヒト用と使ったとアドバイスは受けましたが)
出来る限り舐めてしまわないようにしっかりシャンプーで落としてください。
野鳥が粘着に絡まってしまっている場合は、無理にはがさず(羽がぬけてしまったり、無理な力がかかってしまいます)
そのままで保護搬送になります。
ほんのごく先端だけなど、すぐに飛び立てそうな場合は(要相談)小麦粉などをその部分に刷り込むことで粘着が固まるので
応急的にしてもらうことはありますが、決して自己判断でしないでください。
絡まりの野鳥は年間数件ほど来ますが、この場合も油→洗浄を行いますが、小さな野鳥でも数回の処置を繰り返さないと落ち切れない場合があります。
油も洗浄(洗剤)も羽の撥水性を著しく落とします。また、強いストレスとなるので、一般家庭で行うのは難しいです。
かなり繊細な作業になるので、家でなんとかしよう!は到底無理だと思ってください。
笑える事故程度だと良いのですが、全身にべったり!と悲惨すぎる状態で笑えない~!ということもあります。
起こらないとよい事故ではありますが、ちょっと覚えておいてくださいませ。
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 09:00
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