2020年11月10日
そろそろ膀胱炎注意報!
こんにちは、獣医師の伊藤です
これまでも過去に去年の9月、12月、今年の4月と同様の投稿をしていますが
やはり同じように、先月くらいから膀胱炎のネコちゃん、ワンちゃんが続いています。
寒暖差が激しいとき、日中暑いのに、日が暮れると寒くなったり、こんな時は人も体調を崩しやすいといわれますが
どうぶつもまた、同じように体調を崩しやすくなります。
特にネコちゃんの膀胱炎は割と突然起こります。
・何度もトイレに出入りしている
トイレから出てきた途端にそのまますぐにトイレに戻ったり、明らかにトイレの回数が増えます。
・その割に一回のおしっこの量が少ない
・トイレではないところでおしっこをしてしまう
・血尿あるいはピンク色の尿が出ている
・食欲が落ちる
このあたりが膀胱炎の症状として出やすいです。
オス猫ちゃんで怖いのは尿道の途中でおしっこが詰まっていしまうことです。
※メスネコちゃんは尿道が太いため、詰まってしまう子とは非常にまれです
・トイレでずっと気張っているが、出ていないようだ
・トイレの途中でギャッ!など悲鳴を上げる
・おしっこがぽたぽたと漏れる程度しか出ていないようだ
・お腹を触ると怒る、嫌がる
・食欲がなくなった
・嘔吐する
・ぐったりしてきた
こういった場合は、血液や膀胱炎による炎症産物、結晶などが尿道に詰まってしまい、おしっこが出るに出ない状況に陥っている可能性があります
おしっこは本来老廃物として体外に出て行かねばなりません。
それが詰まって膀胱にたまりすぎてしまうと、老廃物が体中にめぐってしまい、2~3日で死んでしまうこともあります。
迅速に閉塞を解除(カテーテルを通しておしっこを出す)しないといけません。
緊急事態です!!
様子がおかしい場合は、早めに問い合わせを!そして、たとえば週末であってもまず連絡をください。
週末だし、少し様子を見よう…とすると、命にかかわります。
日常意識的にしてもらいたいことは
・なるべく水分をとらせること(たくさん飲んで、たくさんおしっこを出すことが一番です)
缶詰やパウチを使ったり、それらをさらに水で薄める方もいます。
・にぼしやかつおぶしなど、ミネラルの多いものは避ける(結石の原因になりやすいです)
・トイレは清潔にし、いつでも行けるように(ネコちゃんは本来きれい好きなので、汚れたトイレはいやいや使っている=少し我慢していることがあります)
・膀胱炎になったことがある子は特に要注意
膀胱結石かどうかは複数回、できれば症状がおさまった状態の通常のおしっこの検査で分かってきます。
炎症を起こしている最中は一過性に結晶が出来てしまうこともあるからです。
膀胱結石の子はフード管理が必要となってきます。
寒くなってくると、膀胱炎は立て続きます。
ワンちゃんでも起こります。
むごい状態の子、命を落としてしまう子も毎年のようにいます。
今季はみんな無事過ごせますように!
これまでも過去に去年の9月、12月、今年の4月と同様の投稿をしていますが
やはり同じように、先月くらいから膀胱炎のネコちゃん、ワンちゃんが続いています。
寒暖差が激しいとき、日中暑いのに、日が暮れると寒くなったり、こんな時は人も体調を崩しやすいといわれますが
どうぶつもまた、同じように体調を崩しやすくなります。
特にネコちゃんの膀胱炎は割と突然起こります。
・何度もトイレに出入りしている
トイレから出てきた途端にそのまますぐにトイレに戻ったり、明らかにトイレの回数が増えます。
・その割に一回のおしっこの量が少ない
・トイレではないところでおしっこをしてしまう
・血尿あるいはピンク色の尿が出ている
・食欲が落ちる
このあたりが膀胱炎の症状として出やすいです。
オス猫ちゃんで怖いのは尿道の途中でおしっこが詰まっていしまうことです。
※メスネコちゃんは尿道が太いため、詰まってしまう子とは非常にまれです
・トイレでずっと気張っているが、出ていないようだ
・トイレの途中でギャッ!など悲鳴を上げる
・おしっこがぽたぽたと漏れる程度しか出ていないようだ
・お腹を触ると怒る、嫌がる
・食欲がなくなった
・嘔吐する
・ぐったりしてきた
こういった場合は、血液や膀胱炎による炎症産物、結晶などが尿道に詰まってしまい、おしっこが出るに出ない状況に陥っている可能性があります
おしっこは本来老廃物として体外に出て行かねばなりません。
それが詰まって膀胱にたまりすぎてしまうと、老廃物が体中にめぐってしまい、2~3日で死んでしまうこともあります。
迅速に閉塞を解除(カテーテルを通しておしっこを出す)しないといけません。
緊急事態です!!
様子がおかしい場合は、早めに問い合わせを!そして、たとえば週末であってもまず連絡をください。
週末だし、少し様子を見よう…とすると、命にかかわります。
日常意識的にしてもらいたいことは
・なるべく水分をとらせること(たくさん飲んで、たくさんおしっこを出すことが一番です)
缶詰やパウチを使ったり、それらをさらに水で薄める方もいます。
・にぼしやかつおぶしなど、ミネラルの多いものは避ける(結石の原因になりやすいです)
・トイレは清潔にし、いつでも行けるように(ネコちゃんは本来きれい好きなので、汚れたトイレはいやいや使っている=少し我慢していることがあります)
・膀胱炎になったことがある子は特に要注意
膀胱結石かどうかは複数回、できれば症状がおさまった状態の通常のおしっこの検査で分かってきます。
炎症を起こしている最中は一過性に結晶が出来てしまうこともあるからです。
膀胱結石の子はフード管理が必要となってきます。
寒くなってくると、膀胱炎は立て続きます。
ワンちゃんでも起こります。
むごい状態の子、命を落としてしまう子も毎年のようにいます。
今季はみんな無事過ごせますように!
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 23:37
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