2019年06月27日
ノミ大発生中!!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
梅雨入りしてしばし、「ノミが大発生してしまっている!」「ノミ予防の薬を付けているのに、まだいる!!効いていないの?」というご相談がとても多いです。
「目に見えるほどたくさん這い回っている!」などの異常発生状態になっているおうちもあるようです。
ノミはスポット剤や飲み薬をつかってノミ予防をしているワンちゃん、猫ちゃんを避けて通っているわけではありません。
予防薬を付けた体にバリアがあるわけではないのです。
体に着いたノミやダニは接触あるいは吸血により薬剤がノミダニに摂取されることにより、迅速に死んで落ちてしまいます
このため、「予防をしているのにノミが付いている!」ということはそれだけ多くのノミが環境中にいることになります。
つまりはノミの薬を付けている子がお部屋など環境中のノミたちを順次退治してくれていることにもなります。
ネコちゃんと同居しているけどワンちゃんだけ予防している、あるいはその逆でもこういったことは起こりやすいです。
いうまでもなく、どちらも一緒に予防をすることが大切で確実です。
ノミ予防のお薬はおおよそ1か月半~2か月近く効果が持続し、ノミは卵を産むこともなく死んでいきます
(※効果の持続期間は薬によって異なります)
なので、しっかり定期で使うことで環境中のノミ退治にもつながるのです。
一回きりの薬でやめてしまうと、効果が切れてくる頃また大発生をみるはめに!!
・市販のノミ取りシャンプーや市販のノミの薬は効果はありません!
→もったいないので、効果の確実なものを使いましょう!
・シャンプーをこまめにしているけど大丈夫?
→基本ほとんど影響しません。シャンプー直後でOK!というタイプもありますが、スポット剤に関しては前後一日程度あけることをおすすめします
・スポット剤を使うと非常に嫌がる!
→食べるタイプのノミダニ予防の薬もあります。ご相談ください。
・ノミをみつけたらつぶしてる!
→卵を飛び散らせている結果になります!やめましょう!
石けん水につけてしまうか、ガムテープなどにくっつけてしまいましょう。
・薬を使っても効いていない気がする!?
→現在耐性ノミなどの情報はありませんが、それだけ環境中に多くいることが一番原因になっていると思われますが
やはり気になる、心配な場合は別の成分を使ってみましょう
・燻蒸剤は効くの?
→個人的感想かもですが、ノミやダニはかなり強いので部屋の中の燻蒸剤では完全退治は難しいと思います。
むしろそれをワンちゃんネコちゃんがなめてしまうことにより、中毒や肝臓などに負担をかけることになってしまう方が危険だと思います。
また、ノミは寄生を受け続けることでノミアレルギーに転じてしまうこともあります
背中~腰が脱毛してしまった、ガサガサになってしまった。ひっきりなしに掻いている…こういった場合はノミアレルギーになってしまっていることは多いです
ノミの刺した傷ではなく、ノミの唾液に対してアレルギーを起こすので、ノミの存在自体がだめになってしまいます。
しっかり予防をすることにつきます!
体を痒がる、湿疹ができているなどのご相談は多いですが、まずはノミ退治をしているかどうかを確認します。
第一にノミがいてはほかのかゆみと鑑別がしにくくなってしまうからです。
完全室内飼いの猫ちゃんであれば、万が一室内で発生してしまった場合も(偶発や網戸越しなど)
2~3回しっかり定期で予防薬を使うことで、室内からも一掃できます!
ノミやダニは当たり前についてしまうものではなく、きちんと予防、駆除のできるものです。
上手につきあって、ワンちゃんネコちゃんにも快適な生活を送らせてあげて下さいね!
※お知らせ※
6月28日(金曜)は午前のみの診療、午後は臨時休診となります。
6月29日(土曜)、7月1日(月曜)は、出張のため臨時休診です。
ご相談は電話でお受けすることは可能です。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
梅雨入りしてしばし、「ノミが大発生してしまっている!」「ノミ予防の薬を付けているのに、まだいる!!効いていないの?」というご相談がとても多いです。
「目に見えるほどたくさん這い回っている!」などの異常発生状態になっているおうちもあるようです。
ノミはスポット剤や飲み薬をつかってノミ予防をしているワンちゃん、猫ちゃんを避けて通っているわけではありません。
予防薬を付けた体にバリアがあるわけではないのです。
体に着いたノミやダニは接触あるいは吸血により薬剤がノミダニに摂取されることにより、迅速に死んで落ちてしまいます
このため、「予防をしているのにノミが付いている!」ということはそれだけ多くのノミが環境中にいることになります。
つまりはノミの薬を付けている子がお部屋など環境中のノミたちを順次退治してくれていることにもなります。
ネコちゃんと同居しているけどワンちゃんだけ予防している、あるいはその逆でもこういったことは起こりやすいです。
いうまでもなく、どちらも一緒に予防をすることが大切で確実です。
ノミ予防のお薬はおおよそ1か月半~2か月近く効果が持続し、ノミは卵を産むこともなく死んでいきます
(※効果の持続期間は薬によって異なります)
なので、しっかり定期で使うことで環境中のノミ退治にもつながるのです。
一回きりの薬でやめてしまうと、効果が切れてくる頃また大発生をみるはめに!!
・市販のノミ取りシャンプーや市販のノミの薬は効果はありません!
→もったいないので、効果の確実なものを使いましょう!
・シャンプーをこまめにしているけど大丈夫?
→基本ほとんど影響しません。シャンプー直後でOK!というタイプもありますが、スポット剤に関しては前後一日程度あけることをおすすめします
・スポット剤を使うと非常に嫌がる!
→食べるタイプのノミダニ予防の薬もあります。ご相談ください。
・ノミをみつけたらつぶしてる!
→卵を飛び散らせている結果になります!やめましょう!
石けん水につけてしまうか、ガムテープなどにくっつけてしまいましょう。
・薬を使っても効いていない気がする!?
→現在耐性ノミなどの情報はありませんが、それだけ環境中に多くいることが一番原因になっていると思われますが
やはり気になる、心配な場合は別の成分を使ってみましょう
・燻蒸剤は効くの?
→個人的感想かもですが、ノミやダニはかなり強いので部屋の中の燻蒸剤では完全退治は難しいと思います。
むしろそれをワンちゃんネコちゃんがなめてしまうことにより、中毒や肝臓などに負担をかけることになってしまう方が危険だと思います。
また、ノミは寄生を受け続けることでノミアレルギーに転じてしまうこともあります
背中~腰が脱毛してしまった、ガサガサになってしまった。ひっきりなしに掻いている…こういった場合はノミアレルギーになってしまっていることは多いです
ノミの刺した傷ではなく、ノミの唾液に対してアレルギーを起こすので、ノミの存在自体がだめになってしまいます。
しっかり予防をすることにつきます!
体を痒がる、湿疹ができているなどのご相談は多いですが、まずはノミ退治をしているかどうかを確認します。
第一にノミがいてはほかのかゆみと鑑別がしにくくなってしまうからです。
完全室内飼いの猫ちゃんであれば、万が一室内で発生してしまった場合も(偶発や網戸越しなど)
2~3回しっかり定期で予防薬を使うことで、室内からも一掃できます!
ノミやダニは当たり前についてしまうものではなく、きちんと予防、駆除のできるものです。
上手につきあって、ワンちゃんネコちゃんにも快適な生活を送らせてあげて下さいね!
※お知らせ※
6月28日(金曜)は午前のみの診療、午後は臨時休診となります。
6月29日(土曜)、7月1日(月曜)は、出張のため臨時休診です。
ご相談は電話でお受けすることは可能です。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 09:00
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