2019年10月05日
前庭障害(お年寄りのワンちゃんに発生中)
こんにちは、獣医師の伊藤です。
気圧や寒暖差による病気が多い!と常々良く発信していますが、診療を日々しているとなぜか流行かのように
同じ症状、同じ病気の子が続くことがあります。
もちろん血縁もなく、伝染病でもありません。
ここ最近急に立て続いたのが、お年よりのワンちゃん、たいてい13歳以上の子が多いですが
・まっすぐ歩けなくなって転倒する
・目がくるくる回っている(正確には左右にずっと行ったり来たり(水平眼振))
・食欲がなく、吐いてしまった、よだれを垂らしている
・首を傾けている(捻転斜頸)
これらの症状が急に現れることがあります。
急に発症するので、飼い主さんも動転し「頭がどうかなってしまった!!」とびっくりする方も多いです。
老齢性前庭障害(ろうれいせいぜんていしょうがい)や特発性前庭障害などと言われるもので
微小な梗塞や、内耳のトラブルでも起こるとされています。
はっきりした原因は分からないケースがほとんどだと思います。
症状としてはヒトのメニエールのように、船酔いのような感じになって吐いてしまうのであろうと思われます。
なぜ立続いているのかは不明ですが、気圧の変化なども影響しそうです。
注射、あるいは内服をしばらく続けることで完全に回復するケースがほとんどです。
それまでは転倒して頭をぶつけないように工夫したり、食事の介助が必要なケースもあります。
軽度に斜頸が残る子がいます。
また、複数回発症する子もいます。
実はうちの実家のわんこもこれになったことがあり
本当に突然歩けなくなり、目の焦点が合わず目が回っているので「これはもうダメかも…」と、かなりあわてました。
ほどなくして治り、そのあとも後遺症なく過ごしました。
ただし、一週間以上たっても改善の兆しがない、あるいは悪化してきている、発作のようなものがあるなどの場合は
脳内疾患の可能性があるので、治療を待たずに早めにその旨をお伝えください。
いずれにしろしっかり病院で診察とお話を聞いて診断ができるものなので、
上記症状が突然出てきたワンちゃん、焦らず病院へ!
気圧や寒暖差による病気が多い!と常々良く発信していますが、診療を日々しているとなぜか流行かのように
同じ症状、同じ病気の子が続くことがあります。
もちろん血縁もなく、伝染病でもありません。
ここ最近急に立て続いたのが、お年よりのワンちゃん、たいてい13歳以上の子が多いですが
・まっすぐ歩けなくなって転倒する
・目がくるくる回っている(正確には左右にずっと行ったり来たり(水平眼振))
・食欲がなく、吐いてしまった、よだれを垂らしている
・首を傾けている(捻転斜頸)
これらの症状が急に現れることがあります。
急に発症するので、飼い主さんも動転し「頭がどうかなってしまった!!」とびっくりする方も多いです。
老齢性前庭障害(ろうれいせいぜんていしょうがい)や特発性前庭障害などと言われるもので
微小な梗塞や、内耳のトラブルでも起こるとされています。
はっきりした原因は分からないケースがほとんどだと思います。
症状としてはヒトのメニエールのように、船酔いのような感じになって吐いてしまうのであろうと思われます。
なぜ立続いているのかは不明ですが、気圧の変化なども影響しそうです。
注射、あるいは内服をしばらく続けることで完全に回復するケースがほとんどです。
それまでは転倒して頭をぶつけないように工夫したり、食事の介助が必要なケースもあります。
軽度に斜頸が残る子がいます。
また、複数回発症する子もいます。
実はうちの実家のわんこもこれになったことがあり
本当に突然歩けなくなり、目の焦点が合わず目が回っているので「これはもうダメかも…」と、かなりあわてました。
ほどなくして治り、そのあとも後遺症なく過ごしました。
ただし、一週間以上たっても改善の兆しがない、あるいは悪化してきている、発作のようなものがあるなどの場合は
脳内疾患の可能性があるので、治療を待たずに早めにその旨をお伝えください。
いずれにしろしっかり病院で診察とお話を聞いて診断ができるものなので、
上記症状が突然出てきたワンちゃん、焦らず病院へ!
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 09:00
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