2020年01月16日
ワンちゃんの心臓病
こんにちは、獣医師の伊藤です。
高齢(おおむね10歳以上)のワンちゃんで多く相談や継続治療をしている病気で、心臓病があります。
・タンがからんだような、何か詰まったような「カーッ!、カハッ!」としたしぐさが増えた(これはワンちゃんの咳です)
・散歩中に少しへばりやすくなった
・あるいは散歩中などに失神したことがある
特に咳はお話を聞くと「そういえば、最近夜や明け方にある」「興奮した後に起こる」と言う飼い主さんは多いです。
ワンちゃんは年を取ると、伴って心臓ももちろん年を取ります。
年を取ったワンちゃんで出やすい心臓病は聴診をすると雑音という形で気が付くケースが多いですが
心臓病は聴診だけではなく、レントゲンやエコー、状況などから総合的に判断する必要があります。
そしてとくに小型犬(チワワやポメラニアン、シュナウザーなど)で目立つことが多いです。
基本、心臓病は治るものではありません。
年を取って疲れが出てきた心臓に支え(薬)をしつつ、上手に付き合っていく必要があります。
内服が基本となり、そして「治るものではない」ということで、内服は継続する必要があります。
(※心臓病の内服薬や治療に関しては、どんどん新しい情報も入ってきます。より良い新しい薬も増えています。
ここで書いていることもいつか過去のものになることもあります
また、心臓病とひとくくりにしていますが人も同じでたくさんの病態はありますよ!※)
また内服のスタートのタイミングはとても悩ましいところでもあります。
早めの方が良いとされていますが、
たまたま健康診断などで心雑音に気が付いても、自覚症状の少ないときに急に「ずっと薬を飲んでほしい」と言ってもなかなかピンときません。
元気なのに、なんで?結局途中で薬を止めてしまった、という方も結構いたりします。
それでは意味がないところか、悪化させてしまう事もあります。
どういう状態なのか、どういうおつきあいをしていったらいいのか?
何よりも飼い主さんがしっかり理解したうえで治療は始めなければいけないと思っています。
ただ、心臓という体にとってとても大切な臓器であるゆえに、心臓が悪いということは命にも係わります。
しっかり理解し、上手に付き合う。
様子がおかしいときは早めに相談してもらう。
心臓が悪いと言っても、うまくお付き合いして何年も内服だけで元気いっぱいの子もたくさんいます。
年を取ってきたらなおのこと、健康診断の気持ちで病院に来てもらうのも良いと思います!
病院は病気の治療だけではなく、健康であり続けるために来るところでありたいと思っています。
高齢(おおむね10歳以上)のワンちゃんで多く相談や継続治療をしている病気で、心臓病があります。
・タンがからんだような、何か詰まったような「カーッ!、カハッ!」としたしぐさが増えた(これはワンちゃんの咳です)
・散歩中に少しへばりやすくなった
・あるいは散歩中などに失神したことがある
特に咳はお話を聞くと「そういえば、最近夜や明け方にある」「興奮した後に起こる」と言う飼い主さんは多いです。
ワンちゃんは年を取ると、伴って心臓ももちろん年を取ります。
年を取ったワンちゃんで出やすい心臓病は聴診をすると雑音という形で気が付くケースが多いですが
心臓病は聴診だけではなく、レントゲンやエコー、状況などから総合的に判断する必要があります。
そしてとくに小型犬(チワワやポメラニアン、シュナウザーなど)で目立つことが多いです。
基本、心臓病は治るものではありません。
年を取って疲れが出てきた心臓に支え(薬)をしつつ、上手に付き合っていく必要があります。
内服が基本となり、そして「治るものではない」ということで、内服は継続する必要があります。
(※心臓病の内服薬や治療に関しては、どんどん新しい情報も入ってきます。より良い新しい薬も増えています。
ここで書いていることもいつか過去のものになることもあります
また、心臓病とひとくくりにしていますが人も同じでたくさんの病態はありますよ!※)
また内服のスタートのタイミングはとても悩ましいところでもあります。
早めの方が良いとされていますが、
たまたま健康診断などで心雑音に気が付いても、自覚症状の少ないときに急に「ずっと薬を飲んでほしい」と言ってもなかなかピンときません。
元気なのに、なんで?結局途中で薬を止めてしまった、という方も結構いたりします。
それでは意味がないところか、悪化させてしまう事もあります。
どういう状態なのか、どういうおつきあいをしていったらいいのか?
何よりも飼い主さんがしっかり理解したうえで治療は始めなければいけないと思っています。
ただ、心臓という体にとってとても大切な臓器であるゆえに、心臓が悪いということは命にも係わります。
しっかり理解し、上手に付き合う。
様子がおかしいときは早めに相談してもらう。
心臓が悪いと言っても、うまくお付き合いして何年も内服だけで元気いっぱいの子もたくさんいます。
年を取ってきたらなおのこと、健康診断の気持ちで病院に来てもらうのも良いと思います!
病院は病気の治療だけではなく、健康であり続けるために来るところでありたいと思っています。
Posted by 奄美いんまや動物病院 龍郷町中勝にあります。 9:00~12:00、15:00~18:30 休診は水曜、土曜午後、日曜祝日 時間外はお応えできない場合があります。 0997-62-3310 090-2085-2649 https://inmayaanimalhospital.jimdofree.com/ at 01:59
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