2020年08月09日
花火カミナリ気を付けて!
(喜界島診療中につき予約投稿です)
こんにちは、獣医師の伊藤です。
先日は名瀬でも花火があがりましたね。
私も見に行ってきました。とてもきれいでした~!
しかし!花火の見やすい港(ちなみに観光船バースに行っていました)に行ってのんびり車で待っていたところ
ちらほらとワンちゃんを連れている方が…!!
気が気じゃない!!
きれいだな~と思う反面、連れてこられていたワンちゃんがパニックになったりしないか心配でしょうがなかったです。
ワンちゃん、ネコちゃん、花火好きはまずいません。
花火を見て「きれいだな~」と思う概念はないでしょうし、あの爆発音を怖いと思わない子はいないと思います。
「うちの子は平気だよ」は、飼い主さんがそばにいるからであって、ワンちゃんネコちゃんにとって花火は楽しいものではないです。
花火会場には決して連れて行かないでください。
家でもパニックになる子は多いです。
奄美であれば、会場に行かなくても十分音が多きく怖いはずです
網戸破って走って出て行ってしまった、慌てて足を擦ってしまった、ずっと隠れて震えていた
たくさん聞きます。
一緒に会場に連れていく行為は飼い主さんのお気持ちだけで、ワンちゃんを怖い目に合わせてしまっていることは理解してほしいです。
同様に(今年は中止ばかりで残念ですが)お祭り会場に連れていくのもひとごみが好きな子はいないと思ってください
おいしいにおいや、落ちている食べ物、危険も多いです。
連れていく必要はない、と思ってください。
同様に雷も非常に怖がる子は多いです。
こちらも慌てず、脱走対策はしっかりとって落ち着かせてあげてください。
飼い主さんが花火を見てきて、いい気持ちで帰ってきたら、ワンちゃんもうれしいです。
「楽しかったよ~!」と嬉しそうな気持ちは十分伝わります。
花火に連れて行こうと思う!という方がいたら「怖いだろうからやめてあげて」と言ってあげてください。
どうぞよろしくお願いします。
こんにちは、獣医師の伊藤です。
先日は名瀬でも花火があがりましたね。
私も見に行ってきました。とてもきれいでした~!
しかし!花火の見やすい港(ちなみに観光船バースに行っていました)に行ってのんびり車で待っていたところ
ちらほらとワンちゃんを連れている方が…!!
気が気じゃない!!
きれいだな~と思う反面、連れてこられていたワンちゃんがパニックになったりしないか心配でしょうがなかったです。
ワンちゃん、ネコちゃん、花火好きはまずいません。
花火を見て「きれいだな~」と思う概念はないでしょうし、あの爆発音を怖いと思わない子はいないと思います。
「うちの子は平気だよ」は、飼い主さんがそばにいるからであって、ワンちゃんネコちゃんにとって花火は楽しいものではないです。
花火会場には決して連れて行かないでください。
家でもパニックになる子は多いです。
奄美であれば、会場に行かなくても十分音が多きく怖いはずです
網戸破って走って出て行ってしまった、慌てて足を擦ってしまった、ずっと隠れて震えていた
たくさん聞きます。
一緒に会場に連れていく行為は飼い主さんのお気持ちだけで、ワンちゃんを怖い目に合わせてしまっていることは理解してほしいです。
同様に(今年は中止ばかりで残念ですが)お祭り会場に連れていくのもひとごみが好きな子はいないと思ってください
おいしいにおいや、落ちている食べ物、危険も多いです。
連れていく必要はない、と思ってください。
同様に雷も非常に怖がる子は多いです。
こちらも慌てず、脱走対策はしっかりとって落ち着かせてあげてください。
飼い主さんが花火を見てきて、いい気持ちで帰ってきたら、ワンちゃんもうれしいです。
「楽しかったよ~!」と嬉しそうな気持ちは十分伝わります。
花火に連れて行こうと思う!という方がいたら「怖いだろうからやめてあげて」と言ってあげてください。
どうぞよろしくお願いします。
2020年07月25日
ノミの薬は正しく使いましょう!&シャンプーはこまめにしましょう!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
大変暑い日が続いています。
奄美に来て私も丸7年が過ぎていますが、奄美に来て診療をしていて実感するのは
皮膚病のワンちゃん、ネコちゃんが多いこと!です。
難しい病気というより、簡単に言ってしまえば人のあせものような湿疹や
ノミの寄生によるかゆみ・アレルギーがほとんどのように感じます。
それ以上に難しい皮膚病の子ももちろんいますが、まずはノミ駆除やシャンプーケアができていない状態の子も少なくありません。
まずはそこをしっかりしているかどうかで治療の進め方や、内服やケアも変わってきます。
以前もお話しましたが
・ノミの薬は市販ではほぼ効果はありません。
・病院処方のノミダニの薬は1~2か月の効果があります。
・ノミが「寄り付かなくなる」わけではありません。ついたノミは早いうちに落ちてしまいます。
「薬をうまくつけられなかったのかも?」「薬が効いていないのかも?」というご相談は非常に多いです。
環境中(畳やじゅうたんの隙間、家の家具など)にノミが大発生していればいるほど、「まだいる!」と思えると思います。
しっかり定期で薬を使うことで、環境中からも排除することはできます(ただ、お散歩へ出るワンちゃんはどうしてももらってしまうと思います)
シャンプーケアに関しては基本ワンちゃんに限ります。
ネコちゃんはよほどでない限りシャンプーケアは必要はありません。
シャンプーはまず市販でも構いませんが、かならず犬猫用と書いてあるものを使うこと。
ヒト用のシャンプーやボディソープは逆に刺激が強く荒れてしまうため、使わないでください(理解の上使用している方はいますが、皮膚状態をしっかり見ながら使っています)
シャンプーは今の時期であれば1-2週に1回はしっかり行ってください。
「皮膚病の時はシャンプーしない方がいいと思って…」という方もいますが、逆です!
汚れや液体など、しっかり落としてあげてください。
ノミの対応をすること、シャンプーをしっかりすること
まずはこれだけでもワンちゃん、ネコちゃんの皮膚病はかなり改善されると思います。
私たちは汗をかいたらシャワーを浴びます。
汗だくの日々を送るとあせもになりますね。
ワンちゃんも同じで、しっかりシャンプーをして汚れを落とすことで快適な日々をもっと送れるはずです。
私たちは蚊に刺されればかゆいです、かきむしれば荒れてしまいます。
ノミだって同じです。
それでもかゆい!全然変わらない!という場合はご相談くださいね。
大変暑い日が続いています。
奄美に来て私も丸7年が過ぎていますが、奄美に来て診療をしていて実感するのは
皮膚病のワンちゃん、ネコちゃんが多いこと!です。
難しい病気というより、簡単に言ってしまえば人のあせものような湿疹や
ノミの寄生によるかゆみ・アレルギーがほとんどのように感じます。
それ以上に難しい皮膚病の子ももちろんいますが、まずはノミ駆除やシャンプーケアができていない状態の子も少なくありません。
まずはそこをしっかりしているかどうかで治療の進め方や、内服やケアも変わってきます。
以前もお話しましたが
・ノミの薬は市販ではほぼ効果はありません。
・病院処方のノミダニの薬は1~2か月の効果があります。
・ノミが「寄り付かなくなる」わけではありません。ついたノミは早いうちに落ちてしまいます。
「薬をうまくつけられなかったのかも?」「薬が効いていないのかも?」というご相談は非常に多いです。
環境中(畳やじゅうたんの隙間、家の家具など)にノミが大発生していればいるほど、「まだいる!」と思えると思います。
しっかり定期で薬を使うことで、環境中からも排除することはできます(ただ、お散歩へ出るワンちゃんはどうしてももらってしまうと思います)
シャンプーケアに関しては基本ワンちゃんに限ります。
ネコちゃんはよほどでない限りシャンプーケアは必要はありません。
シャンプーはまず市販でも構いませんが、かならず犬猫用と書いてあるものを使うこと。
ヒト用のシャンプーやボディソープは逆に刺激が強く荒れてしまうため、使わないでください(理解の上使用している方はいますが、皮膚状態をしっかり見ながら使っています)
シャンプーは今の時期であれば1-2週に1回はしっかり行ってください。
「皮膚病の時はシャンプーしない方がいいと思って…」という方もいますが、逆です!
汚れや液体など、しっかり落としてあげてください。
ノミの対応をすること、シャンプーをしっかりすること
まずはこれだけでもワンちゃん、ネコちゃんの皮膚病はかなり改善されると思います。
私たちは汗をかいたらシャワーを浴びます。
汗だくの日々を送るとあせもになりますね。
ワンちゃんも同じで、しっかりシャンプーをして汚れを落とすことで快適な日々をもっと送れるはずです。
私たちは蚊に刺されればかゆいです、かきむしれば荒れてしまいます。
ノミだって同じです。
それでもかゆい!全然変わらない!という場合はご相談くださいね。
2020年05月30日
6月4日午後から喜界島 & ノミ発生中!!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
狂犬病集合注射も無事終了しています。
臨時休診に関してはご理解ご協力ありがとうございました!
タイミングが合わなかった、体調がわるくて見合わせていた、という飼い主さんは、病院でも同様に狂犬病ワクチン接種はできます。
当院では、龍郷町・奄美市に登録しているワンちゃんに関しては鑑札発行も病院内で済ませることができます。
大和村、宇検村、瀬戸内町はじめほかの市町村に登録しているワンちゃんは「接種済票」をお渡しするので、それをもって役場に届けていただけると鑑札発行をしてもらうことができます。
6月4日(木)午後 移動
6月5日(金)-6月8日(月)喜界島診療
6月9日(火)移動
6月10日(水)休診日 島には戻っているので、対応は可能です。
6月11日(木)通常診療
週明け後半は喜界島診療のため休診があります。
ただ、新しいスタッフさんが島にはもういるため、定期の薬やフードなどは対応できる場合があるので、先に電話をいただけるようにお願いします。
よろしくお願いします!
去年の6月にも同様投稿をしていますが、ノミ発生が大変目立ってきております!!
お散歩に外に出るワンちゃん、まずノミは避けられないです!!
完全室内飼いのネコちゃんは飼い主さんの靴や衣服、網戸ごしなどからノミをもらってしまう場合があります!!
ノミはスポット剤や飲み薬をつかってノミ予防をしているワンちゃん、猫ちゃんを避けて通るわけではありません。
予防薬を付けた体にバリアがあるわけではないのです。
体に着いたノミやダニは接触あるいは吸血により薬剤がノミダニに摂取されることにより、迅速に産卵することなく死んで落ちてしまいます
このため、「予防をしているのにノミが付いている!」ということはそれだけ多くのノミが環境中にいることになります。
つまりはノミの薬を付けている子がお部屋など環境中のノミたちを順次退治してくれていることにもなります。
ネコちゃんと同居しているけどワンちゃんだけ予防している、あるいはその逆でもこういったことは起こりやすいです。
いうまでもなく、どちらも一緒に予防をすることが大切で確実です。

背中の毛をさかだてるように見たとき、黒い砂粒のようなものがあった場合、ノミの糞やノミ本体が見つけられることがあります

ティッシュ等でそれを水でにじませた場合、赤くにじんだら間違いなくノミの糞です(血を吸って、血の糞を出すため)
ノミ予防のお薬はおおよそ1か月半~2か月近く効果が持続し、ノミは卵を産むこともなく死んでいきます
(※効果の持続期間は薬によって異なります)
なので、しっかり定期で使うことで環境中のノミ退治にもつながるのです。
一回きりの薬でやめてしまうと、効果が切れてくる頃また大発生をみるはめに!!
・市販のノミ取りシャンプーや市販のノミの薬は効果はありません!
→もったいないので、効果の確実なものを使いましょう!
ただし、ワンちゃんにおいて皮膚の清浄化をはかる目的でのシャンプーは大変有効です。
1~2週に1回のシャンプーはお勧めします。
・シャンプーをこまめにしているけど効き目は落ちてしまわない?
→基本ほとんど影響しません。シャンプー直後でOK!というタイプもありますが、スポット剤に関しては前後一日程度あけることをおすすめします
・スポット剤を使うと非常に嫌がる!
→食べるタイプのノミダニ予防の薬もあります。ご相談ください。
・ノミをみつけたらつぶしてる!
→卵を飛び散らせている結果になります!やめましょう!
石けん水につけてしまうか、ガムテープなどにくっつけてしまいましょう。
・薬を使っても効いていない気がする!?
→現在耐性ノミなどの情報はありませんが、それだけ環境中に多くいることが一番原因になっていると思われますが
やはり気になる、心配な場合は別の成分を使ってみましょう
上記の通り、薬を使っている=ノミが寄り付かないわけではありません
・燻蒸剤は効くの?
→個人的感想かもですが、ノミやダニはかなり強いので部屋の中の燻蒸剤では完全退治は難しいと思います。
むしろそれをワンちゃんネコちゃんがなめてしまうことにより、中毒や肝臓などに負担をかけることになってしまう方が危険だと思います。
また、ノミは寄生を受け続けることでノミアレルギーに転じてしまうこともあります
背中~腰が脱毛してしまった、ガサガサになってしまった。ひっきりなしに掻いている…こういった場合はノミアレルギーになってしまっていることは多いです
ノミの刺した傷ではなく、ノミの唾液に対してアレルギーを起こすので、ノミの存在自体がだめになってしまいます。
しっかり予防をすることにつきます!
体を痒がる、湿疹ができているなどのご相談は多いですが、まずはノミ退治をしているかどうかを確認します。
第一にノミがいてはほかのかゆみと鑑別がしにくくなってしまうからです。
完全室内飼いの猫ちゃんであれば、万が一室内で発生してしまった場合も(偶発や網戸越しなど)
2~3回しっかり定期で予防薬を使うことで、室内からも一掃できる場合があります!あきらめないで!
ノミやダニは当たり前についてしまうものではなく、きちんと予防、駆除のできるものです。
上手につきあって、ワンちゃんネコちゃんにも快適な生活を送らせてあげて下さいね!
狂犬病集合注射も無事終了しています。
臨時休診に関してはご理解ご協力ありがとうございました!
タイミングが合わなかった、体調がわるくて見合わせていた、という飼い主さんは、病院でも同様に狂犬病ワクチン接種はできます。
当院では、龍郷町・奄美市に登録しているワンちゃんに関しては鑑札発行も病院内で済ませることができます。
大和村、宇検村、瀬戸内町はじめほかの市町村に登録しているワンちゃんは「接種済票」をお渡しするので、それをもって役場に届けていただけると鑑札発行をしてもらうことができます。
6月4日(木)午後 移動
6月5日(金)-6月8日(月)喜界島診療
6月9日(火)移動
6月10日(水)休診日 島には戻っているので、対応は可能です。
6月11日(木)通常診療
週明け後半は喜界島診療のため休診があります。
ただ、新しいスタッフさんが島にはもういるため、定期の薬やフードなどは対応できる場合があるので、先に電話をいただけるようにお願いします。
よろしくお願いします!
去年の6月にも同様投稿をしていますが、ノミ発生が大変目立ってきております!!
お散歩に外に出るワンちゃん、まずノミは避けられないです!!
完全室内飼いのネコちゃんは飼い主さんの靴や衣服、網戸ごしなどからノミをもらってしまう場合があります!!
ノミはスポット剤や飲み薬をつかってノミ予防をしているワンちゃん、猫ちゃんを避けて通るわけではありません。
予防薬を付けた体にバリアがあるわけではないのです。
体に着いたノミやダニは接触あるいは吸血により薬剤がノミダニに摂取されることにより、迅速に産卵することなく死んで落ちてしまいます
このため、「予防をしているのにノミが付いている!」ということはそれだけ多くのノミが環境中にいることになります。
つまりはノミの薬を付けている子がお部屋など環境中のノミたちを順次退治してくれていることにもなります。
ネコちゃんと同居しているけどワンちゃんだけ予防している、あるいはその逆でもこういったことは起こりやすいです。
いうまでもなく、どちらも一緒に予防をすることが大切で確実です。

背中の毛をさかだてるように見たとき、黒い砂粒のようなものがあった場合、ノミの糞やノミ本体が見つけられることがあります

ティッシュ等でそれを水でにじませた場合、赤くにじんだら間違いなくノミの糞です(血を吸って、血の糞を出すため)
ノミ予防のお薬はおおよそ1か月半~2か月近く効果が持続し、ノミは卵を産むこともなく死んでいきます
(※効果の持続期間は薬によって異なります)
なので、しっかり定期で使うことで環境中のノミ退治にもつながるのです。
一回きりの薬でやめてしまうと、効果が切れてくる頃また大発生をみるはめに!!
・市販のノミ取りシャンプーや市販のノミの薬は効果はありません!
→もったいないので、効果の確実なものを使いましょう!
ただし、ワンちゃんにおいて皮膚の清浄化をはかる目的でのシャンプーは大変有効です。
1~2週に1回のシャンプーはお勧めします。
・シャンプーをこまめにしているけど効き目は落ちてしまわない?
→基本ほとんど影響しません。シャンプー直後でOK!というタイプもありますが、スポット剤に関しては前後一日程度あけることをおすすめします
・スポット剤を使うと非常に嫌がる!
→食べるタイプのノミダニ予防の薬もあります。ご相談ください。
・ノミをみつけたらつぶしてる!
→卵を飛び散らせている結果になります!やめましょう!
石けん水につけてしまうか、ガムテープなどにくっつけてしまいましょう。
・薬を使っても効いていない気がする!?
→現在耐性ノミなどの情報はありませんが、それだけ環境中に多くいることが一番原因になっていると思われますが
やはり気になる、心配な場合は別の成分を使ってみましょう
上記の通り、薬を使っている=ノミが寄り付かないわけではありません
・燻蒸剤は効くの?
→個人的感想かもですが、ノミやダニはかなり強いので部屋の中の燻蒸剤では完全退治は難しいと思います。
むしろそれをワンちゃんネコちゃんがなめてしまうことにより、中毒や肝臓などに負担をかけることになってしまう方が危険だと思います。
また、ノミは寄生を受け続けることでノミアレルギーに転じてしまうこともあります
背中~腰が脱毛してしまった、ガサガサになってしまった。ひっきりなしに掻いている…こういった場合はノミアレルギーになってしまっていることは多いです
ノミの刺した傷ではなく、ノミの唾液に対してアレルギーを起こすので、ノミの存在自体がだめになってしまいます。
しっかり予防をすることにつきます!
体を痒がる、湿疹ができているなどのご相談は多いですが、まずはノミ退治をしているかどうかを確認します。
第一にノミがいてはほかのかゆみと鑑別がしにくくなってしまうからです。
完全室内飼いの猫ちゃんであれば、万が一室内で発生してしまった場合も(偶発や網戸越しなど)
2~3回しっかり定期で予防薬を使うことで、室内からも一掃できる場合があります!あきらめないで!
ノミやダニは当たり前についてしまうものではなく、きちんと予防、駆除のできるものです。
上手につきあって、ワンちゃんネコちゃんにも快適な生活を送らせてあげて下さいね!
2020年04月07日
消化器弱ってます!?
こんにちは、獣医師の伊藤です。
なぜかここ最近、「急に下痢をした、吐いた」というご相談が続いています(特にワンちゃん)
下痢や嘔吐といった症状で大きな原因となりやすいのは、
・いつもと違うものを食べた(フードを変えた、おやつを変えたなど)
・いつもと違うことをした(出かけた、ホテルに預けた、来客があったなど)
・消化に悪いものをあげた(島で多いのが、豚足!)
は必ず確認する事項ですし、因果が分かりやすいものではあるのですが
なぜかこうしてはっきりしないのに立て続くことがあります。
気圧であったり、温度変化(寒暖差)なのかなあと思いつつ、はっきりしたことは分かりませんが
重度の内臓の病気でもなく、嘔吐や下痢を起こすことはありますし、こうしてなぜか立て続くことも割とあったりします。
経過のお話や、どうぶつの顔色、状態を確認しつつですがまずは対処療法(いわゆる下痢止めや整腸剤、おなかにやさしいごはんなど)で経過を見ることが多いです。
状況によっては血液検査をすることもあります。
よく下痢嘔吐は絶食をさせた!というのは昔から聞きますが、絶食はあまり長期間はお勧めしません。
おなかを休めることは大切ですが、長すぎる絶食は逆に良くないこともあるので、自己判断せず、まずご相談ください。
逆に食欲がないのに無理やり食べさせることもしないようにしてください。
・下痢や嘔吐が続くと、少し血液が混じることがあります
真っ赤な血液がどばっと出てこない限りは、粘膜が荒れている状態ですので起こりえると思っていてください。
私たちが風邪で鼻をかんでいると鼻血っぽくなったりするのも同じです。
あまりに量が多い場合は異なりますよ!
・年齢がいっている子は治るのに時間がかかるケースが多いです
これは代謝や体力の違いでしょうが、若い子に比べ年を取っている子の方が回復に時間がかかります。
こちらも強い薬を出すようなことはあまりありません。
少しずつでも改善がみられるかどうか、都度教えてもらえると治療が進めやすくなります。
なぜか先週くらいから続いていますので、お家の子も「あれ、下痢してる!」などあるかもしれません。
早めにご相談くださいね!
最近の新型コロナウイルス感染症に伴い、診療自体はこれまでとおり行いますが対応として
・診療の合間等はこまめな換気を行います。
・状況によりマスクをつけた状態で診療を行います。
・飼い主さんで、発熱や咳などの症状がある方、移動歴のある方の場合は代理の方にどうぶつを連れてきていただけるようお願いします。
(まずはお電話でご相談ください)
状況や情報がどんどん変わっていきますので、病院としても都度対応していきたいと思います。
ご理解、ご協力よろしくお願いします。
なぜかここ最近、「急に下痢をした、吐いた」というご相談が続いています(特にワンちゃん)
下痢や嘔吐といった症状で大きな原因となりやすいのは、
・いつもと違うものを食べた(フードを変えた、おやつを変えたなど)
・いつもと違うことをした(出かけた、ホテルに預けた、来客があったなど)
・消化に悪いものをあげた(島で多いのが、豚足!)
は必ず確認する事項ですし、因果が分かりやすいものではあるのですが
なぜかこうしてはっきりしないのに立て続くことがあります。
気圧であったり、温度変化(寒暖差)なのかなあと思いつつ、はっきりしたことは分かりませんが
重度の内臓の病気でもなく、嘔吐や下痢を起こすことはありますし、こうしてなぜか立て続くことも割とあったりします。
経過のお話や、どうぶつの顔色、状態を確認しつつですがまずは対処療法(いわゆる下痢止めや整腸剤、おなかにやさしいごはんなど)で経過を見ることが多いです。
状況によっては血液検査をすることもあります。
よく下痢嘔吐は絶食をさせた!というのは昔から聞きますが、絶食はあまり長期間はお勧めしません。
おなかを休めることは大切ですが、長すぎる絶食は逆に良くないこともあるので、自己判断せず、まずご相談ください。
逆に食欲がないのに無理やり食べさせることもしないようにしてください。
・下痢や嘔吐が続くと、少し血液が混じることがあります
真っ赤な血液がどばっと出てこない限りは、粘膜が荒れている状態ですので起こりえると思っていてください。
私たちが風邪で鼻をかんでいると鼻血っぽくなったりするのも同じです。
あまりに量が多い場合は異なりますよ!
・年齢がいっている子は治るのに時間がかかるケースが多いです
これは代謝や体力の違いでしょうが、若い子に比べ年を取っている子の方が回復に時間がかかります。
こちらも強い薬を出すようなことはあまりありません。
少しずつでも改善がみられるかどうか、都度教えてもらえると治療が進めやすくなります。
なぜか先週くらいから続いていますので、お家の子も「あれ、下痢してる!」などあるかもしれません。
早めにご相談くださいね!
最近の新型コロナウイルス感染症に伴い、診療自体はこれまでとおり行いますが対応として
・診療の合間等はこまめな換気を行います。
・状況によりマスクをつけた状態で診療を行います。
・飼い主さんで、発熱や咳などの症状がある方、移動歴のある方の場合は代理の方にどうぶつを連れてきていただけるようお願いします。
(まずはお電話でご相談ください)
状況や情報がどんどん変わっていきますので、病院としても都度対応していきたいと思います。
ご理解、ご協力よろしくお願いします。
2020年02月09日
粘着に絡まったら!?
こんにちは、獣医師の伊藤です(今回は出張中のため予約投稿です)
※2月10日まで喜界島診療中です。通常診療は13日木曜からです!※
何件か続いたご相談のお話でも。
うちの子が
ネズミ取りの粘着に!ゴキブリホイホイにくっついてしまった!!
どうしよう~!
野鳥では年に数件ある保護例ですが、ワンちゃんネコちゃんでも起こりえます。
取ろう取ろうと思うとますますこんがらがってしまったり、意外なほど粘着が強く、自分の手指にも絡んできてしまう事もあります。
「この手順が一番!!」というのはまだまだ試行錯誤な面が強いですが
今の時点では
オイルクレンジング(香料のないもの)か、食用の油でしっかりからませて粘着を溶いていく→シャンプーが一番良さそうです。
いきなりシャンプーしても到底とれません!
油やクレンジングでもみこむようにして、少しずつ粘着を溶かします。
ただ、広範囲に及んでしまっている場合や絡まりが激しい場合はバリカンである程度取ってしまったほうが良いです
あくまで範囲の狭い場合かもしれません。
小麦粉やベビーパウダーと言う話も聞きますが、これまでの印象油でもみこんだ方が結果として早いようです。
広範囲になってしまった場合はおそらく一人ではやりきれないこともあると思います。
病院に相談してくださいね。
何年か前に奄美沖で座礁があり、重油流出の事故がありましたね。
あの時も海に遊びに行って、黒い油を踏んでしまった!というご相談もありました。
シャンプーでは全然無理でしたが、オイルクレンジング等でしっかりなじませた後にシャンプーするとかなり良かったです。
ただし、動物用のクレンジングオイルはありますが、人用のクレンジングオイルを使う場合は安全性は確実とは言えませんので
(友人の獣医師でも同様の案件でヒト用と使ったとアドバイスは受けましたが)
出来る限り舐めてしまわないようにしっかりシャンプーで落としてください。
野鳥が粘着に絡まってしまっている場合は、無理にはがさず(羽がぬけてしまったり、無理な力がかかってしまいます)
そのままで保護搬送になります。
ほんのごく先端だけなど、すぐに飛び立てそうな場合は(要相談)小麦粉などをその部分に刷り込むことで粘着が固まるので
応急的にしてもらうことはありますが、決して自己判断でしないでください。
絡まりの野鳥は年間数件ほど来ますが、この場合も油→洗浄を行いますが、小さな野鳥でも数回の処置を繰り返さないと落ち切れない場合があります。
油も洗浄(洗剤)も羽の撥水性を著しく落とします。また、強いストレスとなるので、一般家庭で行うのは難しいです。
かなり繊細な作業になるので、家でなんとかしよう!は到底無理だと思ってください。
笑える事故程度だと良いのですが、全身にべったり!と悲惨すぎる状態で笑えない~!ということもあります。
起こらないとよい事故ではありますが、ちょっと覚えておいてくださいませ。
※2月10日まで喜界島診療中です。通常診療は13日木曜からです!※
何件か続いたご相談のお話でも。
うちの子が
ネズミ取りの粘着に!ゴキブリホイホイにくっついてしまった!!
どうしよう~!
野鳥では年に数件ある保護例ですが、ワンちゃんネコちゃんでも起こりえます。
取ろう取ろうと思うとますますこんがらがってしまったり、意外なほど粘着が強く、自分の手指にも絡んできてしまう事もあります。
「この手順が一番!!」というのはまだまだ試行錯誤な面が強いですが
今の時点では
オイルクレンジング(香料のないもの)か、食用の油でしっかりからませて粘着を溶いていく→シャンプーが一番良さそうです。
いきなりシャンプーしても到底とれません!
油やクレンジングでもみこむようにして、少しずつ粘着を溶かします。
ただ、広範囲に及んでしまっている場合や絡まりが激しい場合はバリカンである程度取ってしまったほうが良いです
あくまで範囲の狭い場合かもしれません。
小麦粉やベビーパウダーと言う話も聞きますが、これまでの印象油でもみこんだ方が結果として早いようです。
広範囲になってしまった場合はおそらく一人ではやりきれないこともあると思います。
病院に相談してくださいね。
何年か前に奄美沖で座礁があり、重油流出の事故がありましたね。
あの時も海に遊びに行って、黒い油を踏んでしまった!というご相談もありました。
シャンプーでは全然無理でしたが、オイルクレンジング等でしっかりなじませた後にシャンプーするとかなり良かったです。
ただし、動物用のクレンジングオイルはありますが、人用のクレンジングオイルを使う場合は安全性は確実とは言えませんので
(友人の獣医師でも同様の案件でヒト用と使ったとアドバイスは受けましたが)
出来る限り舐めてしまわないようにしっかりシャンプーで落としてください。
野鳥が粘着に絡まってしまっている場合は、無理にはがさず(羽がぬけてしまったり、無理な力がかかってしまいます)
そのままで保護搬送になります。
ほんのごく先端だけなど、すぐに飛び立てそうな場合は(要相談)小麦粉などをその部分に刷り込むことで粘着が固まるので
応急的にしてもらうことはありますが、決して自己判断でしないでください。
絡まりの野鳥は年間数件ほど来ますが、この場合も油→洗浄を行いますが、小さな野鳥でも数回の処置を繰り返さないと落ち切れない場合があります。
油も洗浄(洗剤)も羽の撥水性を著しく落とします。また、強いストレスとなるので、一般家庭で行うのは難しいです。
かなり繊細な作業になるので、家でなんとかしよう!は到底無理だと思ってください。
笑える事故程度だと良いのですが、全身にべったり!と悲惨すぎる状態で笑えない~!ということもあります。
起こらないとよい事故ではありますが、ちょっと覚えておいてくださいませ。
2020年01月16日
ワンちゃんの心臓病
こんにちは、獣医師の伊藤です。
高齢(おおむね10歳以上)のワンちゃんで多く相談や継続治療をしている病気で、心臓病があります。
・タンがからんだような、何か詰まったような「カーッ!、カハッ!」としたしぐさが増えた(これはワンちゃんの咳です)
・散歩中に少しへばりやすくなった
・あるいは散歩中などに失神したことがある
特に咳はお話を聞くと「そういえば、最近夜や明け方にある」「興奮した後に起こる」と言う飼い主さんは多いです。
ワンちゃんは年を取ると、伴って心臓ももちろん年を取ります。
年を取ったワンちゃんで出やすい心臓病は聴診をすると雑音という形で気が付くケースが多いですが
心臓病は聴診だけではなく、レントゲンやエコー、状況などから総合的に判断する必要があります。
そしてとくに小型犬(チワワやポメラニアン、シュナウザーなど)で目立つことが多いです。
基本、心臓病は治るものではありません。
年を取って疲れが出てきた心臓に支え(薬)をしつつ、上手に付き合っていく必要があります。
内服が基本となり、そして「治るものではない」ということで、内服は継続する必要があります。
(※心臓病の内服薬や治療に関しては、どんどん新しい情報も入ってきます。より良い新しい薬も増えています。
ここで書いていることもいつか過去のものになることもあります
また、心臓病とひとくくりにしていますが人も同じでたくさんの病態はありますよ!※)
また内服のスタートのタイミングはとても悩ましいところでもあります。
早めの方が良いとされていますが、
たまたま健康診断などで心雑音に気が付いても、自覚症状の少ないときに急に「ずっと薬を飲んでほしい」と言ってもなかなかピンときません。
元気なのに、なんで?結局途中で薬を止めてしまった、という方も結構いたりします。
それでは意味がないところか、悪化させてしまう事もあります。
どういう状態なのか、どういうおつきあいをしていったらいいのか?
何よりも飼い主さんがしっかり理解したうえで治療は始めなければいけないと思っています。
ただ、心臓という体にとってとても大切な臓器であるゆえに、心臓が悪いということは命にも係わります。
しっかり理解し、上手に付き合う。
様子がおかしいときは早めに相談してもらう。
心臓が悪いと言っても、うまくお付き合いして何年も内服だけで元気いっぱいの子もたくさんいます。
年を取ってきたらなおのこと、健康診断の気持ちで病院に来てもらうのも良いと思います!
病院は病気の治療だけではなく、健康であり続けるために来るところでありたいと思っています。
高齢(おおむね10歳以上)のワンちゃんで多く相談や継続治療をしている病気で、心臓病があります。
・タンがからんだような、何か詰まったような「カーッ!、カハッ!」としたしぐさが増えた(これはワンちゃんの咳です)
・散歩中に少しへばりやすくなった
・あるいは散歩中などに失神したことがある
特に咳はお話を聞くと「そういえば、最近夜や明け方にある」「興奮した後に起こる」と言う飼い主さんは多いです。
ワンちゃんは年を取ると、伴って心臓ももちろん年を取ります。
年を取ったワンちゃんで出やすい心臓病は聴診をすると雑音という形で気が付くケースが多いですが
心臓病は聴診だけではなく、レントゲンやエコー、状況などから総合的に判断する必要があります。
そしてとくに小型犬(チワワやポメラニアン、シュナウザーなど)で目立つことが多いです。
基本、心臓病は治るものではありません。
年を取って疲れが出てきた心臓に支え(薬)をしつつ、上手に付き合っていく必要があります。
内服が基本となり、そして「治るものではない」ということで、内服は継続する必要があります。
(※心臓病の内服薬や治療に関しては、どんどん新しい情報も入ってきます。より良い新しい薬も増えています。
ここで書いていることもいつか過去のものになることもあります
また、心臓病とひとくくりにしていますが人も同じでたくさんの病態はありますよ!※)
また内服のスタートのタイミングはとても悩ましいところでもあります。
早めの方が良いとされていますが、
たまたま健康診断などで心雑音に気が付いても、自覚症状の少ないときに急に「ずっと薬を飲んでほしい」と言ってもなかなかピンときません。
元気なのに、なんで?結局途中で薬を止めてしまった、という方も結構いたりします。
それでは意味がないところか、悪化させてしまう事もあります。
どういう状態なのか、どういうおつきあいをしていったらいいのか?
何よりも飼い主さんがしっかり理解したうえで治療は始めなければいけないと思っています。
ただ、心臓という体にとってとても大切な臓器であるゆえに、心臓が悪いということは命にも係わります。
しっかり理解し、上手に付き合う。
様子がおかしいときは早めに相談してもらう。
心臓が悪いと言っても、うまくお付き合いして何年も内服だけで元気いっぱいの子もたくさんいます。
年を取ってきたらなおのこと、健康診断の気持ちで病院に来てもらうのも良いと思います!
病院は病気の治療だけではなく、健康であり続けるために来るところでありたいと思っています。
2019年11月03日
狂犬病ワクチンと次なる保護猫
こんにちは、獣医師の伊藤です。
11月の中下旬あたりに狂犬病の集合注射の案内が来ているワンちゃんの飼い主さんがいらっしゃると思います。
広報誌にもでていますね!
・狂犬病ワクチンは年に一度の接種義務があります(法律で決まっています)
・春の集合注射などで接種していないワンちゃんに対してお知らせの連絡が来ていると思います。
・もし、春ないし春以降であっても今年度に接種済のワンちゃんは今回の集合注射は不要です(今年度の鑑札や済シールがある)
・体調に不安があり、接種が心配なワンちゃんはまずはご相談ください。
・「室内だけだから」「年が年だから」など、自己判断で接種しないのは法律違反にもなってしまいます。
もし健康上の不安のある場合などは、獣医師の診断書(接種猶予証明)で、一時的に接種を延期することができます。
かならずご相談ください。
・集合注射会場ではなくとも、各動物病院でも同じく狂犬病ワクチンは接種することが可能です。値段も同じです。
集合注射では怪しい雰囲気にワンちゃんが怖がってパニックになってしまうケースも少なくはありません。
また流れ作業のようになってしまうので、個人的にもしっかりゆっくりお話を聞いて、健康状態をチェックしたうえで接種する方が望ましいので
各動物病院での接種の方が安心ではあります。
・病院で混合ワクチンを打ったばかりのワンちゃんに関しても、まずはご相談ください。
狂犬病は「今現在」日本には長年発生を見ていない感染症です。
ただ、海外では今なお猛威を振るっています。すべての哺乳類が感染するので非常に恐ろしい感染症です。
人では発症すればほぼ100%死亡してしまいます。
いつ日本に再上陸してもおかしくはありません。
人への感染のほとんどは犬からとされているため、万が一日本に狂犬病ウイルスが入ってきてしまった場合
たくさんのワンちゃんがワクチンを打っていると、感染拡大を食い止めることができます。
狂犬病ワクチンの集合注射や接種の義務は私たちヒトの安全のためでもあります。
私も集合注射に出向きますので(また日程はお知らせします)その時は診察はお休みになります。
どうぞよろしくお願いします。


現在我が家にいる保護猫です。
体調もだいぶ整ってきたので、そろそろ募集を開始したいと思います。
※追記! 白玉ちゃん正式譲渡済です!※

しろちゃん メス避妊済 約2ヶ月
たまちゃんときょうだい
怖がりかと思いきや?割といたずらっ子でよく遊んでいます。
真っ白ではなく、耳と尻尾に模様があります。おそらく大人になるともう少し模様が出てきそうです。

アングルによってはめっちゃ怖い写真になります

たまちゃん オス去勢済 約2ヶ月
しろちゃんときょうだいです。
どちらかというとおっとりマイペース。
ねこじゃらしより一人で遊んでいるときが多いです。
2匹ともワクチン1回済、ウイルスチェック、検便済です。
まだ我が家に来て一週間半ほど、まだ少しだけ緊張している様子はありますが、よく寝て良く遊んでいます。
ネコちゃんお考えの方、ぜひご相談ください。
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/e740634.html
譲渡の流れに関しては、必ず確認ください。
11月の中下旬あたりに狂犬病の集合注射の案内が来ているワンちゃんの飼い主さんがいらっしゃると思います。
広報誌にもでていますね!
・狂犬病ワクチンは年に一度の接種義務があります(法律で決まっています)
・春の集合注射などで接種していないワンちゃんに対してお知らせの連絡が来ていると思います。
・もし、春ないし春以降であっても今年度に接種済のワンちゃんは今回の集合注射は不要です(今年度の鑑札や済シールがある)
・体調に不安があり、接種が心配なワンちゃんはまずはご相談ください。
・「室内だけだから」「年が年だから」など、自己判断で接種しないのは法律違反にもなってしまいます。
もし健康上の不安のある場合などは、獣医師の診断書(接種猶予証明)で、一時的に接種を延期することができます。
かならずご相談ください。
・集合注射会場ではなくとも、各動物病院でも同じく狂犬病ワクチンは接種することが可能です。値段も同じです。
集合注射では怪しい雰囲気にワンちゃんが怖がってパニックになってしまうケースも少なくはありません。
また流れ作業のようになってしまうので、個人的にもしっかりゆっくりお話を聞いて、健康状態をチェックしたうえで接種する方が望ましいので
各動物病院での接種の方が安心ではあります。
・病院で混合ワクチンを打ったばかりのワンちゃんに関しても、まずはご相談ください。
狂犬病は「今現在」日本には長年発生を見ていない感染症です。
ただ、海外では今なお猛威を振るっています。すべての哺乳類が感染するので非常に恐ろしい感染症です。
人では発症すればほぼ100%死亡してしまいます。
いつ日本に再上陸してもおかしくはありません。
人への感染のほとんどは犬からとされているため、万が一日本に狂犬病ウイルスが入ってきてしまった場合
たくさんのワンちゃんがワクチンを打っていると、感染拡大を食い止めることができます。
狂犬病ワクチンの集合注射や接種の義務は私たちヒトの安全のためでもあります。
私も集合注射に出向きますので(また日程はお知らせします)その時は診察はお休みになります。
どうぞよろしくお願いします。


現在我が家にいる保護猫です。
体調もだいぶ整ってきたので、そろそろ募集を開始したいと思います。
※追記! 白玉ちゃん正式譲渡済です!※

しろちゃん メス避妊済 約2ヶ月
たまちゃんときょうだい
怖がりかと思いきや?割といたずらっ子でよく遊んでいます。
真っ白ではなく、耳と尻尾に模様があります。おそらく大人になるともう少し模様が出てきそうです。

アングルによってはめっちゃ怖い写真になります

たまちゃん オス去勢済 約2ヶ月
しろちゃんときょうだいです。
どちらかというとおっとりマイペース。
ねこじゃらしより一人で遊んでいるときが多いです。
2匹ともワクチン1回済、ウイルスチェック、検便済です。
まだ我が家に来て一週間半ほど、まだ少しだけ緊張している様子はありますが、よく寝て良く遊んでいます。
ネコちゃんお考えの方、ぜひご相談ください。
https://inmayaanimalhospital.amamin.jp/e740634.html
譲渡の流れに関しては、必ず確認ください。
2019年10月14日
てんかん
こんにちは、獣医師の伊藤です。
台風一過、台風情報を見ていたのでまるで島に直撃していたかのような気持ちになってしまっておりました。
週末はセミナーのため出張の予定でしたが、中止し島におります。
急患や事前に来院できる時間が分かる場合は対応できます。
気圧の変化だけが要因ではありませんが、てんかん発作疑いのご相談がありました。
・発作が1分以内程度で発生した
※発作は全身けいれん(意識がなくなり、全身が硬直してガタガタと震える)だけではなく、足だけ、手だけ、顎だけが意識と無関係に震えるなどの部分発作の場合もあります
・前駆、あるいは後躯として、なんだか落ち着かない、やけに甘えてくる、あるいはよそよそしい、そわそわしているなどがあった
・それまでに全く異常はなかった、そのあともすっかり元気である
てんかんは頭の中の信号異常になります(真性てんかん)
血液検査で内臓の異常はなく、心臓なども目立った異常の出ないものです。
比較的若い年齢ではじめての発作を見ることが多く、高齢でのてんかん発作は逆に脳内の異常(腫瘍など)や内臓の異常を伴うことが多くなります。
状況や発作頻度、血液検査など総合しててんかんかどうかは診断していきます。
・1か月に2回以上、あるいは3か月に2回以上発作を起こした
・1日に複数回発作を起こした
・1回の発作が5分以上続いた
こういった場合は、てんかんの頻度をおさえる薬を始める基準となります。
頻度が低い場合は、内服なしでの経過観察となることもあります。
ただし、あくまで「発作の頻度をおさえる」のであって、治すものではありません。
また、てんかんの薬は基本発作が起こらなくても一生続けるものになります。途中でやめてしまうと、大きな発作に繋がってしまうこともあります。
始めるタイミングや継続の意義などはしっかり理解していなければなりません。
台風に絡めてしまいましたが
・気圧が変わるとき(雨の時や今回のように台風があったとき)
・病院へ行ったり、来客などでいつもより興奮した、ストレスがかかったとき
・出かけたとき(いつもと状況が変わったとき)
など、何かしらきっかけとなる要因があることも比較的多いです。
発作の頻度が低い場合や、初めての発作を経験した飼い主さんには、そのあといつ起こったか、その時の天気や状況環境に変化はなかったか、発作の持続時間などを記録しておくことをお勧めしています。
ちょっと難しいお話になってしまいましたが、てんかんはワンちゃんには比較的多い病気です。
ネコちゃんでもまれにみられます。
一回きりの発作でそれ以来ずっと発作がない、ということもあります。
発作をみてしまうと、どうにかなってしまうんじゃないか!と動転してしまいますが、落ち着いて頭をぶつけたり落っこちたりしないようにしてあげて下さい。
舌をかんでしまう!と言うことはありません。
逆にすぐに元通りになるので、あまり気にしていなかったという方もいます。
放っておいてよい病気とも限りません!
必ず病院にご相談ください。
身なり整ってきたので飼い主さん募集のネコちゃんです!
※追記※
ライス正式譲渡となりました!!
ご協力ありがとうございました!
ライス、幸せに!!


上:カレーちゃん(茶トラ)オス 約2ヶ月
キリリ眉毛模様とアイラインのないしょうゆ顔のおもしろ顔
ネコ一倍食いしん坊でマイペースです。
下(2匹写っていますが↑の子です):ライスちゃん(キジトラ)オス 約2ヶ月
ちょっとおっとり?割と甘えっこ
いずれもワクチン1回済、去勢済です。
まずは面会からになります。ネコちゃんをお考えの方、ご相談お待ちしています!!
台風一過、台風情報を見ていたのでまるで島に直撃していたかのような気持ちになってしまっておりました。
週末はセミナーのため出張の予定でしたが、中止し島におります。
急患や事前に来院できる時間が分かる場合は対応できます。
気圧の変化だけが要因ではありませんが、てんかん発作疑いのご相談がありました。
・発作が1分以内程度で発生した
※発作は全身けいれん(意識がなくなり、全身が硬直してガタガタと震える)だけではなく、足だけ、手だけ、顎だけが意識と無関係に震えるなどの部分発作の場合もあります
・前駆、あるいは後躯として、なんだか落ち着かない、やけに甘えてくる、あるいはよそよそしい、そわそわしているなどがあった
・それまでに全く異常はなかった、そのあともすっかり元気である
てんかんは頭の中の信号異常になります(真性てんかん)
血液検査で内臓の異常はなく、心臓なども目立った異常の出ないものです。
比較的若い年齢ではじめての発作を見ることが多く、高齢でのてんかん発作は逆に脳内の異常(腫瘍など)や内臓の異常を伴うことが多くなります。
状況や発作頻度、血液検査など総合しててんかんかどうかは診断していきます。
・1か月に2回以上、あるいは3か月に2回以上発作を起こした
・1日に複数回発作を起こした
・1回の発作が5分以上続いた
こういった場合は、てんかんの頻度をおさえる薬を始める基準となります。
頻度が低い場合は、内服なしでの経過観察となることもあります。
ただし、あくまで「発作の頻度をおさえる」のであって、治すものではありません。
また、てんかんの薬は基本発作が起こらなくても一生続けるものになります。途中でやめてしまうと、大きな発作に繋がってしまうこともあります。
始めるタイミングや継続の意義などはしっかり理解していなければなりません。
台風に絡めてしまいましたが
・気圧が変わるとき(雨の時や今回のように台風があったとき)
・病院へ行ったり、来客などでいつもより興奮した、ストレスがかかったとき
・出かけたとき(いつもと状況が変わったとき)
など、何かしらきっかけとなる要因があることも比較的多いです。
発作の頻度が低い場合や、初めての発作を経験した飼い主さんには、そのあといつ起こったか、その時の天気や状況環境に変化はなかったか、発作の持続時間などを記録しておくことをお勧めしています。
ちょっと難しいお話になってしまいましたが、てんかんはワンちゃんには比較的多い病気です。
ネコちゃんでもまれにみられます。
一回きりの発作でそれ以来ずっと発作がない、ということもあります。
発作をみてしまうと、どうにかなってしまうんじゃないか!と動転してしまいますが、落ち着いて頭をぶつけたり落っこちたりしないようにしてあげて下さい。
舌をかんでしまう!と言うことはありません。
逆にすぐに元通りになるので、あまり気にしていなかったという方もいます。
放っておいてよい病気とも限りません!
必ず病院にご相談ください。
身なり整ってきたので飼い主さん募集のネコちゃんです!
※追記※
ライス正式譲渡となりました!!
ご協力ありがとうございました!
ライス、幸せに!!


上:カレーちゃん(茶トラ)オス 約2ヶ月
キリリ眉毛模様とアイラインのないしょうゆ顔のおもしろ顔
ネコ一倍食いしん坊でマイペースです。
下(2匹写っていますが↑の子です):ライスちゃん(キジトラ)オス 約2ヶ月
ちょっとおっとり?割と甘えっこ
いずれもワクチン1回済、去勢済です。
まずは面会からになります。ネコちゃんをお考えの方、ご相談お待ちしています!!
2019年10月05日
前庭障害(お年寄りのワンちゃんに発生中)
こんにちは、獣医師の伊藤です。
気圧や寒暖差による病気が多い!と常々良く発信していますが、診療を日々しているとなぜか流行かのように
同じ症状、同じ病気の子が続くことがあります。
もちろん血縁もなく、伝染病でもありません。
ここ最近急に立て続いたのが、お年よりのワンちゃん、たいてい13歳以上の子が多いですが
・まっすぐ歩けなくなって転倒する
・目がくるくる回っている(正確には左右にずっと行ったり来たり(水平眼振))
・食欲がなく、吐いてしまった、よだれを垂らしている
・首を傾けている(捻転斜頸)
これらの症状が急に現れることがあります。
急に発症するので、飼い主さんも動転し「頭がどうかなってしまった!!」とびっくりする方も多いです。
老齢性前庭障害(ろうれいせいぜんていしょうがい)や特発性前庭障害などと言われるもので
微小な梗塞や、内耳のトラブルでも起こるとされています。
はっきりした原因は分からないケースがほとんどだと思います。
症状としてはヒトのメニエールのように、船酔いのような感じになって吐いてしまうのであろうと思われます。
なぜ立続いているのかは不明ですが、気圧の変化なども影響しそうです。
注射、あるいは内服をしばらく続けることで完全に回復するケースがほとんどです。
それまでは転倒して頭をぶつけないように工夫したり、食事の介助が必要なケースもあります。
軽度に斜頸が残る子がいます。
また、複数回発症する子もいます。
実はうちの実家のわんこもこれになったことがあり
本当に突然歩けなくなり、目の焦点が合わず目が回っているので「これはもうダメかも…」と、かなりあわてました。
ほどなくして治り、そのあとも後遺症なく過ごしました。
ただし、一週間以上たっても改善の兆しがない、あるいは悪化してきている、発作のようなものがあるなどの場合は
脳内疾患の可能性があるので、治療を待たずに早めにその旨をお伝えください。
いずれにしろしっかり病院で診察とお話を聞いて診断ができるものなので、
上記症状が突然出てきたワンちゃん、焦らず病院へ!
気圧や寒暖差による病気が多い!と常々良く発信していますが、診療を日々しているとなぜか流行かのように
同じ症状、同じ病気の子が続くことがあります。
もちろん血縁もなく、伝染病でもありません。
ここ最近急に立て続いたのが、お年よりのワンちゃん、たいてい13歳以上の子が多いですが
・まっすぐ歩けなくなって転倒する
・目がくるくる回っている(正確には左右にずっと行ったり来たり(水平眼振))
・食欲がなく、吐いてしまった、よだれを垂らしている
・首を傾けている(捻転斜頸)
これらの症状が急に現れることがあります。
急に発症するので、飼い主さんも動転し「頭がどうかなってしまった!!」とびっくりする方も多いです。
老齢性前庭障害(ろうれいせいぜんていしょうがい)や特発性前庭障害などと言われるもので
微小な梗塞や、内耳のトラブルでも起こるとされています。
はっきりした原因は分からないケースがほとんどだと思います。
症状としてはヒトのメニエールのように、船酔いのような感じになって吐いてしまうのであろうと思われます。
なぜ立続いているのかは不明ですが、気圧の変化なども影響しそうです。
注射、あるいは内服をしばらく続けることで完全に回復するケースがほとんどです。
それまでは転倒して頭をぶつけないように工夫したり、食事の介助が必要なケースもあります。
軽度に斜頸が残る子がいます。
また、複数回発症する子もいます。
実はうちの実家のわんこもこれになったことがあり
本当に突然歩けなくなり、目の焦点が合わず目が回っているので「これはもうダメかも…」と、かなりあわてました。
ほどなくして治り、そのあとも後遺症なく過ごしました。
ただし、一週間以上たっても改善の兆しがない、あるいは悪化してきている、発作のようなものがあるなどの場合は
脳内疾患の可能性があるので、治療を待たずに早めにその旨をお伝えください。
いずれにしろしっかり病院で診察とお話を聞いて診断ができるものなので、
上記症状が突然出てきたワンちゃん、焦らず病院へ!
2019年06月27日
ノミ大発生中!!
こんにちは、獣医師の伊藤です。
梅雨入りしてしばし、「ノミが大発生してしまっている!」「ノミ予防の薬を付けているのに、まだいる!!効いていないの?」というご相談がとても多いです。
「目に見えるほどたくさん這い回っている!」などの異常発生状態になっているおうちもあるようです。
ノミはスポット剤や飲み薬をつかってノミ予防をしているワンちゃん、猫ちゃんを避けて通っているわけではありません。
予防薬を付けた体にバリアがあるわけではないのです。
体に着いたノミやダニは接触あるいは吸血により薬剤がノミダニに摂取されることにより、迅速に死んで落ちてしまいます
このため、「予防をしているのにノミが付いている!」ということはそれだけ多くのノミが環境中にいることになります。
つまりはノミの薬を付けている子がお部屋など環境中のノミたちを順次退治してくれていることにもなります。
ネコちゃんと同居しているけどワンちゃんだけ予防している、あるいはその逆でもこういったことは起こりやすいです。
いうまでもなく、どちらも一緒に予防をすることが大切で確実です。
ノミ予防のお薬はおおよそ1か月半~2か月近く効果が持続し、ノミは卵を産むこともなく死んでいきます
(※効果の持続期間は薬によって異なります)
なので、しっかり定期で使うことで環境中のノミ退治にもつながるのです。
一回きりの薬でやめてしまうと、効果が切れてくる頃また大発生をみるはめに!!
・市販のノミ取りシャンプーや市販のノミの薬は効果はありません!
→もったいないので、効果の確実なものを使いましょう!
・シャンプーをこまめにしているけど大丈夫?
→基本ほとんど影響しません。シャンプー直後でOK!というタイプもありますが、スポット剤に関しては前後一日程度あけることをおすすめします
・スポット剤を使うと非常に嫌がる!
→食べるタイプのノミダニ予防の薬もあります。ご相談ください。
・ノミをみつけたらつぶしてる!
→卵を飛び散らせている結果になります!やめましょう!
石けん水につけてしまうか、ガムテープなどにくっつけてしまいましょう。
・薬を使っても効いていない気がする!?
→現在耐性ノミなどの情報はありませんが、それだけ環境中に多くいることが一番原因になっていると思われますが
やはり気になる、心配な場合は別の成分を使ってみましょう
・燻蒸剤は効くの?
→個人的感想かもですが、ノミやダニはかなり強いので部屋の中の燻蒸剤では完全退治は難しいと思います。
むしろそれをワンちゃんネコちゃんがなめてしまうことにより、中毒や肝臓などに負担をかけることになってしまう方が危険だと思います。
また、ノミは寄生を受け続けることでノミアレルギーに転じてしまうこともあります
背中~腰が脱毛してしまった、ガサガサになってしまった。ひっきりなしに掻いている…こういった場合はノミアレルギーになってしまっていることは多いです
ノミの刺した傷ではなく、ノミの唾液に対してアレルギーを起こすので、ノミの存在自体がだめになってしまいます。
しっかり予防をすることにつきます!
体を痒がる、湿疹ができているなどのご相談は多いですが、まずはノミ退治をしているかどうかを確認します。
第一にノミがいてはほかのかゆみと鑑別がしにくくなってしまうからです。
完全室内飼いの猫ちゃんであれば、万が一室内で発生してしまった場合も(偶発や網戸越しなど)
2~3回しっかり定期で予防薬を使うことで、室内からも一掃できます!
ノミやダニは当たり前についてしまうものではなく、きちんと予防、駆除のできるものです。
上手につきあって、ワンちゃんネコちゃんにも快適な生活を送らせてあげて下さいね!
※お知らせ※
6月28日(金曜)は午前のみの診療、午後は臨時休診となります。
6月29日(土曜)、7月1日(月曜)は、出張のため臨時休診です。
ご相談は電話でお受けすることは可能です。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
梅雨入りしてしばし、「ノミが大発生してしまっている!」「ノミ予防の薬を付けているのに、まだいる!!効いていないの?」というご相談がとても多いです。
「目に見えるほどたくさん這い回っている!」などの異常発生状態になっているおうちもあるようです。
ノミはスポット剤や飲み薬をつかってノミ予防をしているワンちゃん、猫ちゃんを避けて通っているわけではありません。
予防薬を付けた体にバリアがあるわけではないのです。
体に着いたノミやダニは接触あるいは吸血により薬剤がノミダニに摂取されることにより、迅速に死んで落ちてしまいます
このため、「予防をしているのにノミが付いている!」ということはそれだけ多くのノミが環境中にいることになります。
つまりはノミの薬を付けている子がお部屋など環境中のノミたちを順次退治してくれていることにもなります。
ネコちゃんと同居しているけどワンちゃんだけ予防している、あるいはその逆でもこういったことは起こりやすいです。
いうまでもなく、どちらも一緒に予防をすることが大切で確実です。
ノミ予防のお薬はおおよそ1か月半~2か月近く効果が持続し、ノミは卵を産むこともなく死んでいきます
(※効果の持続期間は薬によって異なります)
なので、しっかり定期で使うことで環境中のノミ退治にもつながるのです。
一回きりの薬でやめてしまうと、効果が切れてくる頃また大発生をみるはめに!!
・市販のノミ取りシャンプーや市販のノミの薬は効果はありません!
→もったいないので、効果の確実なものを使いましょう!
・シャンプーをこまめにしているけど大丈夫?
→基本ほとんど影響しません。シャンプー直後でOK!というタイプもありますが、スポット剤に関しては前後一日程度あけることをおすすめします
・スポット剤を使うと非常に嫌がる!
→食べるタイプのノミダニ予防の薬もあります。ご相談ください。
・ノミをみつけたらつぶしてる!
→卵を飛び散らせている結果になります!やめましょう!
石けん水につけてしまうか、ガムテープなどにくっつけてしまいましょう。
・薬を使っても効いていない気がする!?
→現在耐性ノミなどの情報はありませんが、それだけ環境中に多くいることが一番原因になっていると思われますが
やはり気になる、心配な場合は別の成分を使ってみましょう
・燻蒸剤は効くの?
→個人的感想かもですが、ノミやダニはかなり強いので部屋の中の燻蒸剤では完全退治は難しいと思います。
むしろそれをワンちゃんネコちゃんがなめてしまうことにより、中毒や肝臓などに負担をかけることになってしまう方が危険だと思います。
また、ノミは寄生を受け続けることでノミアレルギーに転じてしまうこともあります
背中~腰が脱毛してしまった、ガサガサになってしまった。ひっきりなしに掻いている…こういった場合はノミアレルギーになってしまっていることは多いです
ノミの刺した傷ではなく、ノミの唾液に対してアレルギーを起こすので、ノミの存在自体がだめになってしまいます。
しっかり予防をすることにつきます!
体を痒がる、湿疹ができているなどのご相談は多いですが、まずはノミ退治をしているかどうかを確認します。
第一にノミがいてはほかのかゆみと鑑別がしにくくなってしまうからです。
完全室内飼いの猫ちゃんであれば、万が一室内で発生してしまった場合も(偶発や網戸越しなど)
2~3回しっかり定期で予防薬を使うことで、室内からも一掃できます!
ノミやダニは当たり前についてしまうものではなく、きちんと予防、駆除のできるものです。
上手につきあって、ワンちゃんネコちゃんにも快適な生活を送らせてあげて下さいね!
※お知らせ※
6月28日(金曜)は午前のみの診療、午後は臨時休診となります。
6月29日(土曜)、7月1日(月曜)は、出張のため臨時休診です。
ご相談は電話でお受けすることは可能です。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。